ドラゴンクエスト
モンスターバトルロードビクトリー
評価…Ｄ
あらすじ
夏休み、モンスターバトルロードの大会が開かれる町、竜神町。モンスターバトルロードの聖地とあって、竜神町は大人も子供もモンスターバトルロードに夢中になっていた。小学生の主人公は、父がしきりにすすめていたモンスターバトルロードをやってみることにしたのだが……。
長所
- カードバトルが楽しい。
- 主人公の性別・見た目をふくめたキャラメイクができる。
- カードのイラストやムービーが綺麗。
短所
- ストーリーが薄い。
- ストーリー上必須の操作なのに説明がわかりにくい箇所がある。
- 有料ダウンロードコンテンツが有料の割に微妙。
コメント
ほぼドラクエのムービーめあてに購入。
システムは……ゆるめのRPGというかカードバトルというか。とにかく大会モードというストーリーモードでは、主人公は町で対戦してお金を貯めたり、レベルを上げたりしつつカードをゲット。お金を貯めて強いカードを買ったり、おしゃれ着なるコスプレ衣装を買って、ちょっとだけ能力値を上げたり、大会に出て腕試しをしながら、最終的に総合大会で優勝、日本一になるのが目的です。
カードバトルは、カード内の主人公の職業と、剣や鎧などの装備品、およびモンスター二体を選んで戦闘開始。基本的にモンスター特有の技二種類と、装備なんかで変化する、主人公の攻撃コマンドを選択するとアクションシーンが開始。同じく主人公＋モンスター×２の相手と戦ったり、大きなボス敵と戦ったりして……とにかく先にHPが0になった方が負け。勝つとカードなど、何かしらご褒美がもらえます。
戦う相手の傾向に合わせて、有利な職業やモンスターを選んでパーティを組んだり、ちょっとおしゃれ着をかわいくしたり、ある程度勝っていくと見られるムービーが増えたり……と大会モードは、個人的にはムービーがご褒美なゆるい箱庭RPGとして楽しめました。アーケードモードも、ドラクエの３Dモンスターや３Dボスとシリーズおなじみの音楽で戦えると、やっぱりファンとしてはテンションあがるなー、と１ドラクエファンとしては楽しかったです。
ただ、大会モードは一応現実設定であるはずなのに、ストーリーのオチが世界観的にそれでいいの？と言いたくなるようなオチでいまいち腑に落ちないこと、また逆に現実設定なのに「ドラクエっていいよなー」とキャラに言われると、なんだか自画自賛に聞こえて、もやっとした気持ちになること、そしてこれを覚えないと結局クリアができない……な「とどめの一撃」に必要なポイントをためるための説明がほとんどわからず。……戦闘中にボタンを押すタイミングが大事なものの、ゲーム内で練習できる場所では「タイミング」としか言ってくれなくて。適当に押したら一回でクリアしてしまい、意味がわからないまま練習が終了、偶然すぎてその後も上手くいかず、結局わからないままで最後の最後にクリアができなくなってしまい。ファンの人の動画と解説を見て、やっとやり方を覚えられた……なことが個人的には残念でした。……ゲーム内で完結してほしかった。
また、有料コンテンツのレジェンドクエスト４をよくわからないままやってみたものの、若干ドラクエ４のあらすじがわかるけれど、結局バトルロードのパーティで４モンスターと戦える、というだけのものであること、そして攻略法を調べたら、結局最高の称号を得るには別途有料の４のカードが必要だと知り、それはどうなの、と首をかしげるハメに。
初めて見るドラクエキャラの３Dムービーはおおむね満足できましたし、アーケードの移植や対戦云々についてはほとんど元のアーケードをやっていない＆対戦は基本しないのでなんとも言えませんが、ファンじゃなくても楽しめる？と聞かれると微妙だったり、逆にファンからすると大会モードのストーリーのオチが微妙だったり、と人にすすめるにはいろいろ難があるのでこの評価で。
一つ前のレビュー[牧場物語〜やすらぎの樹〜]へ<<
|