幻想水滸外伝１～２

評価…Ｄ

あらすじ

　幻想水滸伝２の世界、主人公たちとは別の場所で、ある目的のため旅をする男・ナッシュ。彼の目から見た幻想水滸伝２の世界、そして彼自身の抱く謎の真相とは…？

長所

短所

コメント

（vol.１とvol．２は別売りなのですが、レビューはセットで）

　舞台は幻想水滸伝２の世界がメイン。システムベースは……サウンドノベル、ときどきアドベンチャーという感じです。

　グラフィック自体は安定して綺麗です。ただ元のイメージがアナログ絵なので、アニメ絵になったせいもあり元のイメージと違うなあ、というキャラも。

　個人的にはvol.１が「幻想水滸伝２が始まる前＆幻想水滸伝２のストーリー中」な感じで、やりこんだプレイヤーとしては嬉しかったんですが、ナッシュ自身の謎が解明されないまま非常に嫌なところで終わるのがなんとも(しかも現在はベスト版が出ているが、当時は各5800円と高め)

　そしてvol.２は、幻想水滸伝２が終わった後の世界と、ナッシュ自身のストーリーがメインなんですが、どっちも個人的には微妙でした。

　後日談という話の形態は別に嫌いじゃないですが、せっかくクリアしてめでたしめでたし、にした本編の後に同じ国で事件が起こっている……というのは、苦労したプレイヤーからはあまり嬉しくないですし。また、ナッシュ自身のストーリーも、１でかなりひっぱった割には、いまいち期待はずれに感じました。

　更にスチルを集めようと思うと、結局分岐の少ない同じストーリーを延々とくり返すハメになること、また、１をクリアしてコンバートした２のデータ＋外伝vol.１のクリアデータがないとスチルコンプができない、という仕様も正直どうかと。

　外伝ストーリー自体は楽しめたんですが、人にすすめるには微妙な部分が多すぎるなあ……というのが本音です。