遙かなる時空の中で
舞一夜
評価…Ｄ
あらすじ
ごく普通の現代日本の女子高生だった主人公は、友人２人と一緒に、龍神の神子として、京と呼ばれる異世界に召喚されてしまった。元の世界に戻るため、八葉と呼ばれる男性と共に、怨霊を操る鬼と戦うことになり、順調に戦っていた主人公だったが……。
長所
- 新キャラがかわいい。
- 難易度が低く、やりやすい。
- エンディング回想がある。
短所
- 本編をやっていないとストーリーがわかりづらい。
- キャラによってストーリーに差が激しい。
- エンディングに納得いかないキャラがいる。
コメント
遙か本編ファンなのでプレイ。
システムはアドベンチャー。目標の相手に話を聞いたり、お目当てのキャラをストーキングしたり、選択肢を選んで好感度を上げたりすることで話が進んでいきます。
攻略キャラは八人＋a。それぞれ戦闘をして好感度を上げたり、攻略したいキャラの「恋のつぼみ」という名の恋愛フラグを集めることで、攻略キャラのルートに突入。攻略キャラのストーリーおよびＥＤを見ることができます。
ただ、ファンディスクとは言え新規のファンもいるだろうに、あまりにも説明不足、本編プレイ済の自分すら「え、これで終わり？……こんなので？」と思ってしまうほど雑にオープニングが終わってしまうこと、また、攻略キャラ一人につき一種類しかストーリーがない……にもかかわらず、伏線投げっぱなし、個別ルートで「キャラAがすごく困ってる、どうしよう？」となったのに、そのキャラAの件は一切解決しない、触れもしないままハッピーエンド、キャラによってはラスボス戦すらないまますべてが解決しました、とエンディングをむかえてしまうなど「あ、盛り上がってきた、これどう着地するんだろ」と思ったのに、肩透かしをくらう、ていうかそれならなんでキャラAの話出したの？なこともしばしば。
新キャラや新規攻略キャラのルートはよかったですが、そうでないキャラのやっつけ感がひどく。また遙か本編のときは、戦闘も実在する場所がモデルの神社や、出てくる敵の種類などに、なんとなくドラマチックさを感じていたにもかかわらず、それが今回、線でつながったシンプルなマップの中、ただ光っているところに進んで、出てきた敵を倒す……と、え、何、考えるのめんどくさくなったの？と思ってしまうほど作業感が強く変更されていて。もとの遙かおよび既存キャラファンの自分としては、いまいち満足できませんでした。
新キャラと新キャラルートのみが目当てならばありと思いますが、全員好きでとりあえずコンプする派としては、既存キャラの当たり外れが激しかったのでこの評価で。
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