※あくまで個人的評価です。

※あらすじは大体で書いてます。微妙に違っても知りません。

※このゲームのハードはニンテンドーDSです。

ときめきメモリアル Girl's Side
〜1st Love〜

評価…

あらすじ

 はばたき学園に入学することになった主人公。卒業までの3年間、素敵な男女に囲まれた彼女が得るものとは、果たして……?

長所

  • 主人公を育成するのが楽しい。
  • 服やシステムの改善がされてる。
  • 新規イベントが追加されている。

短所

  • 追加要素がほぼ好きじゃない。
  • 追加モードの主人公に感情移入しづらい。
  • 左利き機能がない。

コメント

 リメイク前のファンなので購入。

 システムは恋愛・育成シミュレーション。高校3年間の間に自分をみがきつつ、キャラクターと交流を深め、卒業式の日に告白されるのが目的です。

 攻略キャラは男女合わせて15名+a。相手キャラの好みに合わせてパラメーターを上げつつ、電話番号や誕生日を調べ、デートをしたり、イベントを起こしたりして、友好度とときめき度を上げていき。……高校生活を楽しみながら卒業式を迎え、無事狙った相手に告白されればエンディングとなります。

 恋愛イベントはそれぞれ楽しく、また育成部分も、恋愛を抜きにしても、育成具合によって褒められたり軽蔑されたり、主人公の進路が変わったりなど、おもしろくてやりがいがありました。

 ……以上はPS2版で既に体験済なので、以下はDS版の追加要素について。

 タッチ画面にあわせ、デート中やイベントスチルが出ている間にタッチことスキンシップができるようになり、また、男の子と『親友』になって恋愛の相談ができるなどの親友モードも追加されました。

 他に細かい部分では新規攻略キャラを追加、既存の男性攻略キャラのイベント・スチルを一つずつ追加、さらに服のデザインがGS2ベースに変わったり、情報係になる主人公の弟、尽に話を聞いても時間が経過しない、一度に一軒のみだった買い物を、一度に二軒まわれる……など、いろいろともとの1から改定がなされています。

 ただ、タッチペン操作の左利きモードがないので、ペンは左利きの自分としては一部ミニゲームがやりにくく。また、スキンシップモードによるキャラの反応も、楽しいこともあるのはあるのですが。そういうのを喜びそう、喜ぶキャラはいいものの、キャラによってはプラトニックな友情・恋愛タイプ、普段は指一本触れなさそうだからこそ、恋愛イベントで手を握ったり、接触したりが特別な感じになるんだけど……と思ってた相手まで、そのシステムで顔を赤くされたりして。……自分が望んでたイメージとは違って嬉しくなく、拒否感を感じて慣れるだけでもかなりの時間がかかりました。

 また、新規追加で、ある意味リメイクの目玉であろう親友モードも、イベントを見ようと思うと「まずお目当てとそうでないキャラの二股をがっつりかける」必要があり。そのうえでエンディングを見たければ「二人ともにかなりのスキンシップをし、さらにこのプレイでは目当てでないとは言え、真剣に告白してきた男の子キャラをふらなければならない」……と、そもそもスキンシップモード自体が好きじゃなく、さらにどのキャラもそれぞれ好きで、むやみにキャラを傷つけるようなプレイをしたくなかった自分には、そういうプレイを強制された気がして、かなりのストレスがたまりました。

 もともとのゲーム部分は好きですし、新規イベントとスチル自体はいい感じだな、と思いましたが。新規攻略キャラのイベント時の主人公の性格も、なんだか悪くなってた気がして嫌だったり、また、個人的には2のときから好きじゃなくてあーこれ嫌だな、やめてほしいと思ってた「1のはば学は坊ちゃん・お嬢様学校、2のはね学は庶民学校」な要素も入ってて、ほとんど話にのれず。さらにPS2版のときには夏服と冬服verがあっても、どちらかを見れば両方ともアルバムに収録されていて、イベントを起こす季節は気にしなくてもよかったスチル……だったのに、このDS版では何故か夏服と冬服ver、それぞれをゲーム中で見ないとアルバムに収録されなくなってしまっていて。……自動発生で、季節を調整するのが難しいスチルまで、わざわざ調整しないとコンプできなくなった……など、リメイクなのに明らかにDS・容量の問題だから……で納得できない部分まで不便になった点があったのが残念でした。

 あとこれはゲーム機的に仕方ないのでしょうが、PS2のときはクリアだった音声が圧縮されて音割れしてて。せっかくの追加部分や、PS2のときは高難度で見られなかった部分をやっと聞けた……のに、そこまで気にしない自分でも違和感があるような低音質ボイスになってしまっていて。……あまり嬉しくないな、どうせだったらPS2のクリアな音声で聞きたかったな……と感じたり。場合によってはそもそも聞きたかったところに音声が入ってなくて呆然としたことも。

 リメイクにあたり、いい追加部分もありましたが、自分がGS2でここは苦手だ、やめてほしいし次は見たくないなーと思った部分の追加の方が多く、GS2で便利だったから入れてほしかった「女の子とのライバルモードを選択肢で回避できる」「お店のスタンプカードで集めると割引できる」なども追加されず。結局疲労感の方が強く後味が微妙で、こんな方向性ならもういいや……とシリーズごと卒業するきっかけになったのでこの評価で。

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