金色のコルダ・おまけイベントとは…

・PSPソフト、金色のコルダの条件を達成すると出てくるおまけのイベントです。

＜注意！＞

・以下、ネタバレですのでご注意ください。

・基本的にPSP版独自のイベント、および条件上、見るのが困難、と管理人が判断したもののみの掲載になります。

・キャラ名は略称になります。

・一部分岐のあるイベントにつきましては、共通ルート後、個別に掲載します。

・メッセージコレクションなど、同内容の書籍が公式より発売された場合、予告なく削除させていただく可能性があります。

・また、PSP版ゲームのおまけイベントに、ボイスはついてません。

・全部まとめたので、重くなっております。元のページに戻りたい方はコチラからどうぞ。

イベント名

登場キャラ

イベント条件

いろんなスキル

火原・柚木・冬海

16個のスキルを
全部覚えて
エンディング

七不思議

天羽・月森・志水・金澤

情報ポイントの
合計が80以上

想いが音楽を変える

火原・土浦

最終セレクションで
習熟度150の曲を
演奏し優勝

清らかなるもの

男性参加者

清麗の楽曲コンプ

華やかなるもの

男性参加者

彩華の楽曲コンプ

切なきもの

男性参加者

愁情の楽曲コンプ

寄り添う心

土浦・王崎

合奏半分コンプ

和する心

月森・志水・柚木

合奏フルコンプ

個別ルートキャラ名

その先にあるもの

攻略キャラ全員

BGMコンプ

月森

土浦

志水

火原

柚木

冬海

天羽

金澤

王崎

夢の間に

攻略キャラ全員

想い出イベントが
半分以上集まる

月森

土浦

志水

火原

柚木

冬海

天羽

金澤

王崎

夢の後に

攻略キャラ全員

想い出イベントが
全部集まる

月森

土浦

志水

火原

柚木

冬海

天羽

金澤

王崎

登場人物

セリフ内容

冬海　笙子

あの、あんなにたくさんある
スキルを全部習得するなんて
本当にすごいです

柚木　梓馬

よく頑張ったね
確かな技術は
君の演奏を支えるよ

火原　和樹

ほんとにすごいよ！
たくさん練習したんだね
きみのこと尊敬しちゃうな

選択肢

たいへんだった

登場人物

セリフ内容

火原　和樹

やっぱり？
そうだと思ったよ

冬海　笙子

一生懸命練習して
１回だけでもうまくいくと、
なんだかすごく嬉しいです

柚木　梓馬

君の努力が、
音楽を花咲かせ、
実らせるんだよ

火原　和樹

でも、ヴァイオリンのスキルって
具体的なこと、
よくわかんないんだよね

柚木　梓馬

そうだね、たぶん
スキルと一口に言っても、
いろいろあるし

本当に基本的なスキルから、
信じられないようなスキルまで
楽器の違いも大きいはずだし

火原　和樹

柚木　梓馬

火原　和樹

冬海　笙子

…トゥートゥー
はい　そんな感じです

楽器を持たず、舌で
息の流れをコントロールする
練習をするんです

火原　和樹

柚木　梓馬

こう言うと、難しく聞こえるかも
しれないけど、たぶん、
君もやったことあると思うよ

冬海　笙子

あ、あの…先輩、
もし興味があるなら、今度
試してみませんか？

火原　和樹

冬海　笙子

火原　和樹

柚木　梓馬

いろんな楽器に
興味を持つのは
悪いことじゃないと思うよ

火原　和樹

柚木まで…！
おれたちみんな
ライバルだね

登場人物

セリフ内容

柚木　梓馬

そう、すごいね、君は
謙虚に物事を
受けとめるんだから

火原　和樹

でも苦労しなくて
できちゃったんなら、
きみって天才なのかも

冬海　笙子

スキルのひとつひとつが、
先輩の曲を彩るから、
私はいつも、感動するんです

火原　和樹

でも、ヴァイオリンのスキルって
具体的なこと、
よくわかんないんだよね

柚木　梓馬

そうだね、たぶん
スキルと一口に言っても、
いろいろあるし

本当に基本的なスキルから、
信じられないようなスキルまで
楽器の違いも大きいはずだし

火原　和樹

柚木　梓馬

火原　和樹

冬海　笙子

…トゥートゥー
はい　そんな感じです

楽器を持たず、舌で
息の流れをコントロールする
練習をするんです

火原　和樹

柚木　梓馬

こう言うと、難しく聞こえるかも
しれないけど、たぶん、
君もやったことあると思うよ

冬海　笙子

あ、あの…先輩、
もし興味があるなら、今度
試してみませんか？

火原　和樹

冬海　笙子

火原　和樹

柚木　梓馬

いろんな楽器に
興味を持つのは
悪いことじゃないと思うよ

火原　和樹

柚木まで…！
おれたちみんな
ライバルだね

登場人物

セリフ内容

天羽　菜美

……あれ？
あれ？　……うーん

月森　蓮

天羽　菜美

あ、うん、さよなら

月森　蓮

天羽　菜美

月森　蓮

天羽　菜美

そうなんだけどさ〜
なんか、動いた気がして

ほら、うちの学校の
七不思議にもあるじゃない
正門前の妖精像が動く…って

月森　蓮

志水　桂一

月森　蓮

志水　桂一

はい　もう少し
練習したかったんですけど
下校のチャイムが鳴って…

天羽　菜美

あれ、知らないの？
月森くん、
ちょっと待ってて

志水　桂一

天羽　菜美

金澤　紘人

天羽　菜美

金澤　紘人

天羽　菜美

志水くんに七不思議教えて
ついでにコメント
とろうと思ったのにな〜

ま、それは次の機会にね
妖精見た、とかの話なら
いつでも歓迎だよ、志水くん

月森　蓮

金澤　紘人

月森　蓮

志水　桂一

金澤　紘人

月森　蓮

志水　桂一

金澤　紘人

月森　蓮

金澤　紘人

志水　桂一

あ……

月森　蓮

志水　桂一

月森　蓮

君が話したいなら
俺はかまわないが…
やめておいたほうがいいと思う

志水　桂一

月森　蓮

登場人物

セリフ内容

火原　和樹

土浦　梁太郎

火原　和樹

うん、人を探してて
あ、土浦じゃ
ないんだけどさ

土浦　梁太郎

火原　和樹

土浦　梁太郎

火原　和樹

こう、なんていうか、
音が変わるっていうか…

知ってるはずの曲が
いつもよりももっと
素敵に聞こえるっていうか…

土浦　梁太郎

火原　和樹

土浦　梁太郎

あいつの演奏、
最終セレクションでは特に
想いがこもってましたからね

火原　和樹

土浦　梁太郎

火原　和樹

土浦　梁太郎

火原　和樹

よく、恋が女の子を
可愛くするっていうじゃない
ああいうの

土浦　梁太郎

火原　和樹

土浦　梁太郎

ノーコメント、ですよ、
火原先輩

火原　和樹

土浦　梁太郎

火原　和樹

そっか　そうだよね
本人に聞いてみるのが
一番いいよね

土浦　梁太郎

…………

火原　和樹

だって、そうなら本当に
嬉しいじゃない

土浦　梁太郎

そりゃあ、まあ…
しかし、そうそううまく
いくもんですかね

火原　和樹

土浦　梁太郎

真相は本人にしか
わからないということです

火原　和樹

う、うん、そうだね
ちょっと考える

土浦　梁太郎

火原　和樹

それがおれに向けられた
気持ちじゃなかったとしても、
きれいな音楽は、嬉しい

土浦　梁太郎

登場人物

セリフ内容

土浦　梁太郎

よう、聞いたぜ
清麗の曲を制覇したらしいな

火原　和樹

ほんとだよね
今、土浦と
すごいねって話してたんだ

土浦　梁太郎

この手の曲は静かで
心に染みるのが多いって
わかってはいるんだがな

火原　和樹

土浦　梁太郎

それだけ西洋人には
馴染み深い題材なんじゃ
ないんですかね

俺はそういうの、よく知らないが
お前が弾いて改めて聞いて、
やっぱりいい曲だと思ったよ

火原　和樹

あ、そういうのわかる
聞いたことある曲って
すんなり聞けることあるよな

ほら、きみの弾いた
Ｇ線上のアリアもそうだよ
あれ、バッハだったよね？

昔はＧ線ってなんだろって
思ってただけだけど、きみが
弾いたから調べてみたんだ

あれ、ヴァイオリンの弦の
ことだったんだね
びっくりしたよ

土浦　梁太郎

火原　和樹

土浦　梁太郎

火原　和樹

志水　桂一

あ、先輩
噂をすれば影って
本当ですね

柚木　梓馬

君の清麗系の曲のことを
話していたんだよ
全部弾けるようになったってね

月森　蓮

静かに響く曲は
心にゆっくりと
作用するように思う

志水　桂一

月森　蓮

シチリアーノは舞曲だが、
俺には踊るための曲というより、
聞くための曲という印象がある

叙情的な旋律のせいだろうか
君の解釈の印象が
強いからかもしれないな

パラディスの曲で
有名なのはこの１曲だけだが――

志水　桂一

パラディスに比べると
フォーレは
たくさんの曲を遺しましたよね

柚木　梓馬

志水　桂一

綺麗な曲が多いからかな
ゆったりした、優しい曲が

先輩の弾いた子守歌は、
フォーレが３０歳半ばに書いた
美しい小品ですね

リズムの変化の効果で、
つい眠りに誘われてしまう曲、
なんだそうですけど…

柚木　梓馬

美しいといえば、君が弾いた
ロマンス第１番も
とても美しい曲だ

ベートーヴェンは
数多くの楽曲を遺した
楽聖と言われた人だね

月森　蓮

この時期、ベートーヴェンは
耳の病の悪化に
苦しんでいたはずですね

柚木　梓馬

そう考えるのも、
悪くないでしょう？

君の演奏を聞いたから
そう思ったのかもしれない

月森　蓮

ベートーヴェンのロマンスは
もう１曲あるし、
ヴァイオリン・ソナタも美しい

いつか君のソナタを
聞いてみたいと思っている

登場人物

セリフ内容

火原　和樹

おめでとう！

彩華の曲を
全部弾けるように
なったんだってね

月森　蓮

俺からも言わせてほしい
おめでとう

火原　和樹

この系統の曲は
おれ、得意なんだけどさ

その中でもガヴォットは
きみと一緒に演奏できるから
おれも練習してるんだよ

月森　蓮

そうです
２分の２拍子の舞曲ですね

火原　和樹

おれにも踊れるかな
きみと一緒に踊りたいな

月森　蓮

…考えておきます

俺は、君がレーガーの
ロマンス　ト長調を
持ってくるとは思わなかった

メジャーではないが、優れた
功績を残している　バッハや
モーツァルトの変奏曲も有名だ

火原　和樹

月森　蓮

そうかもしれませんね

柚木　梓馬

土浦　梁太郎

志水　桂一

土浦　梁太郎

ユーモレスクは
ドヴォルザークの名曲だな
原曲ピアノだし、たまに弾くぜ

柚木　梓馬

土浦　梁太郎

ええ、だから、曲に
アメリカの影響が
見られるらしいですよ

ユーモレスクって、
ユーモアがあって「気まぐれな」
っていう意味らしいが…

柚木　梓馬

ユーモレスクは可愛い感じだけど
ラ・カンパネッラは少し
荘厳な印象かな

イタリア語で「鐘」というせいか
複数の鐘が
打ち鳴らされるみたいだ

志水　桂一

そうです　第２番、ロ短調
パガニーニの協奏曲は
聞く機会はあまりないですが…

柚木　梓馬

ああ、そうだね
高音部が鐘の音を模している
華やかで技巧的で…

甘美で心地よい旋律は、
ヴァイオリンという楽器の魅力を
見事に表現しているよ

志水　桂一

そうですね　それに
カンタービレも選曲して…
それにも驚きました

土浦　梁太郎

志水　桂一

そうなんですか
いっぺん聞いてみたいです
ギターの練習してみようかな…

カンタービレって、音楽用語で
「歌うように」って意味ですけど
本当にそういう感じですよね

自分のために技巧的な曲を
書きながら、こんな優しい曲も
書いてるなんて、面白いです

土浦　梁太郎

登場人物

セリフ内容

柚木　梓馬

やあ、こんにちは
もしよければ、今度、
僕に何か１曲弾いてほしいな

志水　桂一

それなら僕にも
聞かせてもらいたいです、先輩

柚木　梓馬

君のレパートリーの中で、
グルックの
メロディがあるでしょう

志水　桂一

柚木　梓馬

僕も演奏曲の候補に
入れていたんだけど、
結局弾かなかったんだ

志水　桂一

いろんな楽器で弾く、といえば
チャイコフスキーの
感傷的なワルツもそうですね

柚木　梓馬

志水　桂一

どんな女性だったでしょうね
音から具体的に想像するのは
とても難しいです

柚木　梓馬

情動的で愁いのある音楽は
人の心に強く作用するね
僕たちにとってもそうだ

志水　桂一

土浦　梁太郎

よう、帰りか
そういや、お前、
愁情曲コンプリートだって？

火原　和樹

おれも言う！
おめでとう〜！
頑張ったんだね

月森　蓮

どんな曲も
よく楽器を鳴らしてほしい

火原　和樹

でもやっぱり難しいんだよな
たとえば夢のあとにとかさ
あれ、歌曲なんだよね

月森　蓮

火原　和樹

土浦　梁太郎

火原　和樹

なんだよ、２人して
おれ、先輩なんだよ？
わかってる？　…いいよ、もう

土浦　梁太郎

そうやって人に頼ってるのは
上級生らしい態度と
言っていいものかどうか

まあ、火原先輩に
こういった曲のよさを、ぜひ
教えてほしいところだな

ひょっとしたら、
３つのロマンス第２曲のほうが
とっつきやすいんじゃないか？

月森　蓮

土浦　梁太郎

他の楽器用に編曲されるってのは
それだけその曲が
いい曲だから、とも言えるな

月森　蓮

ハンガリー舞曲集第２番の場合、
ピアノ連弾曲からの編曲か、
管弦楽版からになるのか…

火原　和樹

あ、おれ、この曲は
けっこう好きかね
ジェットコースターみたい

月森　蓮

そうかもしれませんね
この曲集のほかの曲の中には
華やかなものも入っていますし

２番よりも５番のほうが
有名だから、
そちらを持ってくるのかと思った

…ジェットコースターとは
言い得て妙かもしれない
一直線に心に響くから

火原　和樹

そうだね、おれもそう思うよ
きみがいろいろ
弾いてくれるのが好きだよ

登場人物

セリフ内容

普通科女子

ねえ、この楽譜、
あなたのじゃない？
ベンチに置いてあったけど

土浦　梁太郎

よう、どうした、
そんなところで突っ立って

楽譜を渡されたって？
お前のものと
勘違いされたのか

王崎　信武

土浦　梁太郎

王崎　信武

あ、これこれ
ありがとう、助かったよ

土浦　梁太郎

王崎　信武

土浦　梁太郎

王崎　信武

去年弾いたんだ　課題でね
で、楽譜を見せてくれって
頼まれて持ってきたんだ

選択肢

弾いてみたい

登場人物

セリフ内容

王崎　信武

土浦　梁太郎

王崎　信武

土浦　梁太郎

いや、ちょっと予想外だったので
驚いただけです
…悪くないと思いますよ

しかし、ヴァイオリン・ソナタは
どうしても主役が
ヴァイオリンですからね

王崎　信武

そうだね、残念だけど
そういうふうに考える
ヴァイオリニストもいるよ

でもソナタというのは、
やっぱりお互いの気持ちの方向が
一緒じゃないとね

相手の呼吸を意識して、
音色を寄り添わせる演奏が
聞いていても美しいから

土浦　梁太郎

確かに、お前はけっこう
できてると思うぜ
相手の音をよく聞いてる

けっこう合奏やってきただろ、
あちこちでさ

王崎　信武

練習の合間に息抜きを兼ねて
いろんな楽器と合わせるのは、
楽しいことだと思うよ

もっといろんな人や
いろんな楽器と
合奏してみてね

土浦　梁太郎

王崎　信武

登場人物

セリフ内容

王崎　信武

土浦　梁太郎

王崎　信武

いや、そういう可能性だって
まるっきりないというわけじゃ
ないでしょう？

土浦　梁太郎

こいつが俺を試すなんて
まだ早いっすよ

もしそういうつもりなら、
まずはお前の腕前を
披露してもらうからな

しかし、ヴァイオリン・ソナタは
どうしても主役が
ヴァイオリンですからね

王崎　信武

そうだね、残念だけど
そういうふうに考える
ヴァイオリニストもいるよ

でもソナタというのは、
やっぱりお互いの気持ちの方向が
一緒じゃないとね

相手の呼吸を意識して、
音色を寄り添わせる演奏が
聞いていても美しいから

土浦　梁太郎

確かに、お前はけっこう
できてると思うぜ
相手の音をよく聞いてる

けっこう合奏やってきただろ、
あちこちでさ

王崎　信武

練習の合間に息抜きを兼ねて
いろんな楽器と合わせるのは、
楽しいことだと思うよ

もっといろんな人や
いろんな楽器と
合奏してみてね

土浦　梁太郎

王崎　信武

登場人物

セリフ内容

月森　蓮

志水　桂一

柚木　梓馬

志水　桂一

知りたいことがあって、
月森先輩に
聞いてたんです

柚木　梓馬

月森　蓮

柚木　梓馬

志水　桂一

そうです
…なんだか、よく
わからなくなって

あの人の音を聞いてたら、
ひとりで弾くのと合わせるのでは
違うような…そんな気がして

柚木　梓馬

月森　蓮

志水　桂一

月森　蓮

柚木　梓馬

違うだろうね

志水　桂一

月森　蓮

…彼女の音は、合わせていて
心地よいと思う

相手の音をよく聞いて
合わせようと
しているからだろう

柚木　梓馬

そうだね、
そのとおりだと思うよ

志水　桂一

そうか、それで、
あの人との合奏で
みんなが笑顔になるんですね

月森　蓮

志水　桂一

柚木　梓馬

月森　蓮

柚木　梓馬

志水　桂一

…僕も行きます
先輩の音に自分のチェロが
寄り添うのが聞きたいから

月森先輩と３人でも、
今回は、いいです
我慢します

柚木　梓馬

志水　桂一

柚木　梓馬

２人ともまっすぐだね
今日は君たちに譲るよ
…今日のところはね

みんなで仲よしこよし、
というのは
性に合わないみたいだから…

月森

土浦

志水

火原

柚木

冬海

天羽

金澤

王崎

登場人物

セリフ内容

月森　蓮

――君か
どうした、こんなところに
俺に何か用が…

いや、用があってもなくても
別にかまわない
君に会うのは、きらいじゃない

俺は君を邪魔だと
思ったことはない

…だが以前は
そう見えたんだろうな
俺は冷たいらしいから

たぶん俺は君という存在に
困惑してたんだと思う
君を理解するのは難しかった

たぶん、今も
俺が思ってもなかったことを
君は軽々とやってのけるから

俺が君をうらやましいと
思っていることなど、
君は知らないだろうな

ヴァイオリンが弾けること、
それを喜びだと思えるのは
嬉しいことだ

たぶん、君が
俺に教えてくれたのだろう

俺は、君に
とても感謝している
そして…

登場人物

セリフ内容

土浦　梁太郎

いいところで会ったな
聞きたいことがあるんだ

さっき音楽科のヤツらに
話しかけられてさ
柄にもなく思ったんだが…

お前は考えたことがあるか？

コンクールがなかったら、
参加者に選ばれなかったら、
どうなっていたかって

正直、よくわからないんだよな
少なくとも、音楽科の連中と
話す機会はなかったろうが

ま、後悔はないんだから
悪くなかったって
ことだろうな

…お前と会えたしな

いや、なんでもない

いろいろあったが、
コンクールに参加したことを
今は満足してる

だから、改めてよろしくな

ヴァイオリン弾くなら
伴奏がいるだろ　ピアノのさ
他に候補もいるだろうが…

登場人物

セリフ内容

志水　桂一

…あ、すみません
一緒に帰ってるのに、
僕、ぼーっとしちゃって…

少し、考えてたんです
変わるもの、変わらないもの、
その境界線のこと

僕は、変わったと思うんです
先輩と会って…
足りなかったものが見えて…

先輩、僕に足りないのは、
ツッコミですよね

…冗談です
すみません、
外してしまいました

やっぱり、うまくいかないな
先輩に笑顔でいてほしくて、
でも僕にはうまくできなくて…

僕はもっと
変わっていけるかな
変わっていきたいな

先輩が僕に変化をくれた
僕は、それを
大事にしたいんです

変わるなら、僕、
先輩のために
変わりたいな

そうだ、もっと体が
大きくなったらいい気がします
そしたら、強そうでしょう？

登場人物

セリフ内容

火原　和樹

あっ、ねぇねぇ、
今日の放課後空いてる？
ヴァイオリン弾いてほしいんだ

朝からずっと
きみの音が聞きたかったんだ

放課後頼んでみようって
思ってたんだけど…

それよりも前に
きみに会えた
今日はおれ、ついてるかも！

おれはね、偶然きみに会うの、
すごく好きなんだ
「ラッキー！」って思う

きみの音を聞きたい時なら
なおさらだよ

どうしてだろ、突然
きみのヴァイオリンを
聞きたくなるんだよね

おれ、このままでいいのかなって
思っちゃったりすると
聞きたくなるのかも

きみの音は、いつも
おれに進む方向を
教えてくれるみたいだ

きみがいると、
迷わない気がする
灯台みたいな感じ！

そうだ、今度一緒に
海に行こうよ！
きみと一緒なら絶対楽しい

登場人物

セリフ内容

柚木　梓馬

――どうぞ

どうしたの、僕に何か
用事があるの？

それとも俺の退屈を
まぎらわせに来たの？

冗談だよ
お前が可愛いから、
ついついかまってしまうだけ

不満があるなら、
どうぞ退室して？
俺はかまわないよ

ただ少し残念だなって
思うかもしれないな
でも、あきらめるさ

人を枷にはめるのは、
あまり好きではないからね
どうしようとお前の自由

ただ、忘れないでほしいな
僕がこんなに気に入ったのは、
君が初めてだってこと

――ひょっとしたら、
最後かもしれないってこと

…………出て行かないの？

そんなに俺に
かわいがってほしいの？
困った子だね

登場人物

セリフ内容

冬海　笙子

あ、先輩…

あの…午後の森の広場は
…えっと、晴れた日は特に
過ごしやすくて…

先輩のヴァイオリンの音が
聞こえてくるような、
そんな気がします

ごめんなさい、急にこんなこと…
私、おかしな子ですよね

コンクールの間中、
先輩のヴァイオリンを
聞いていたから…

いつも、見守っていて
くれてるって
私、勝手に思ってしまって…

私が吹くクラリネットは、
いつも静かな音のような
気がしてたんです

でも、明るい音が出せた時、
すごく嬉しかった

それは、先輩が私に
教えてくれたことで…
だから…

あの…もっとクラリネットに
いろんな音を
出させてあげたいです

登場人物

セリフ内容

天羽　菜美

あ、やっほー
紙パックジュースあげる
私からのお礼…

…差し入れ…？

あっ、ごめんごめん、
私に聞かれたって
あんたも困るよね

ま、どっちでもいいんだ
お礼であり、差し入れである
これでいこうよ

報道部としても、
天羽菜美個人としても、
お世話になってま〜す

いや〜、改まって
お礼を言うってのも
なかなか照れるね

でもさ、ちゃんと
言葉にすることも
大事だと思うんだ

ありがとう、とか
好き、とか、
そういう気持ちをさ

私はあんたの音楽から
そういう気持ちを
たくさん感じたよ

だから、私からも
言わせてよ
ありがとうって

登場人物

セリフ内容

金澤　紘人

…お前さんか
俺を探しに来たのか？

こちとら休憩中
もうちょっと休ませろよ
…お前さんも、休んでけば？

おっと、失敗したな

お前さんがいるなら
ここでタバコが吸えない、か
仕方ない、あとにするか

それとも何か、
俺にタバコをやめてほしいのか？

おっと、返事は聞かないぜ
聞いたところでタバコは
やめないんだからな

俺はな、お前さんたちのように
しょっちゅう変化するようには
もう、できてないんだよ

変わろうという気も
起きないし、
変われるとも思ってない

しょうがないよな、
大人ってヤツに
なってるわけだからさ

…だからな、お前さんは
きっと苦労するぞ

変わらないものを
変えようとするには、
ひどくパワーがいるってこと

お前さんなら、
やっちまうのかも
しれないがな

登場人物

セリフ内容

王崎　信武

あれ、今、帰り？
こんにちは

え？　今の着信音？
うん、おれの携帯電話
メールが来たみたい

そんなに耳を引いた？
よかったら、
原曲も聞いてみて

ドビュッシーの「小船にて」って
いう曲なんだ
気に入って着信音に使ってる

もとはピアノ連弾曲らしいけど、
ずいぶん前からヴァイオリンに
編曲されているよ

今度試してみるかい？
なら、楽譜を探しておこうか

でも、いつもきみに弾いて
もらっているから、たまには
おれが弾くほうがいいのかな

誰かのために演奏するって
素敵なことだよね

そして、少し不思議な気もする
弓で弦をこするだけなのに、
その音が音楽になるから

そして、聞いている誰かの
背中を押したり、
心をなぐさめたりする

おれは、いつもそうだよ
きみの演奏に
いろいろな想いをもらう

ごめんごめん、
立ち話が長くなっちゃったね

月森

土浦

志水

火原

柚木

冬海

天羽

金澤

王崎

登場人物

セリフ内容

月森　蓮

――君か
練習の邪魔をして
しまったようだな

俺のことは気にせず
練習してくれてかまわないが

もしよければ、
少し話をさせてもらっても
いいだろうか

機会があったら
君に言おうと思っていたことが
あるんだ

選択肢

神妙に聞く

月森　蓮

ああ、いや、そんなに
改まってもらうような
ことじゃない

ただ、なんというか、
俺は君の練習している姿が
よく目に入るものだから

頑張っているんだな、と
そのたびに思っていた

ヴァイオリンは、多少
無理な体勢で弾く楽器だ
背筋を曲げてしまう人もいる

だが、俺は、
君の演奏している時の
姿勢がよいと思う

きれいな姿勢で弾くと
音もよくなるのではないか…
俺はそう思うんだ

あとは、練習に費やす時間だ
繰り返し弾くことでしか
得られないものがある

練習の積み重ねで得たものは
きっと君を裏切らない

だから、
俺に期待させてほしい

君の美しい姿勢が、
技術に裏打ちされて
美しい音色になることを

勝手な頼みだな
わかっているんだが…

同じコンクールに
参加しているからと
いうだけでなく、俺は――

月森　蓮

君がヴァイオリンを
どう思っているのか、
俺にはわからない

だが、このところ
君が練習しているのを
よく見かけるな、と思って

今日もこうして
ここで会っただろう？

ヴァイオリンは、多少
無理な体勢で弾く楽器だ
背筋を曲げてしまう人もいる

だが、俺は、
君の演奏している時の
姿勢がよいと思う

きれいな姿勢で弾くと
音もよくなるのではないか…
俺はそう思うんだ

あとは、練習に費やす時間だ
繰り返し弾くことでしか
得られないものがある

練習の積み重ねで得たものは
きっと君を裏切らない

だから、
俺に期待させてほしい

君の美しい姿勢が、
技術に裏打ちされて
美しい音色になることを

勝手な頼みだな
わかっているんだが…

同じコンクールに
参加しているからと
いうだけでなく、俺は――

登場人物

セリフ内容

土浦　梁太郎

よう、これから練習か？
頑張ってるな、お前

そりゃ俺も
練習はするけどさ

５時間目のあと、音楽科の連中と
言い合いになったから、
ちょっと熱を冷ましてる

理由なんかは
たいしたことじゃないんだがな
ほら、いつものヤツ

「普通科のくせに」ってさ
ほかの言い方でも
考えろってんだ

まあ、それを言ったところで
何も始まらないよな
めんどくせぇな、ああいうの

コンクールに出てないヤツに
限って、へんな因縁を
つけてきやがる

選択肢

なだめる

土浦　梁太郎

なんだ、お前、冷静だな
怒ってる俺が
バカみたいじゃないか

なんていうかさ、お前相手だと
つい気楽にこんなこと
話しちまうんだよな

やっぱ、同じ普通科からの
参加者だからかな
迷惑だなんて言うなよ？

「音楽の前にあって
　こうべを垂れぬ者はいない」

誰かそんなことを言った
音楽家がいたんだよ
作曲者だったか演奏家だったか…

いい演奏をすれば、
「普通科のくせに」って連中も、
ちょっとは変わるだろうさ

学科なんて関係ないってこと、
教えてやろうぜ

サンキュー
正直、ちょっと
楽になったぜ

お前とこういう話できて、
リラックスできた気がする
ちょっと気負ってたかもな、俺

音楽科の連中と
戦う気まんまんで、
肩に力が入ってた気がする

お前と話してると、
うまい具合に力が抜けるんだ
自然体になるっていうかさ

お前は俺にとって
なんか特別なのかもな

そうだ、お前もなんかあったら
俺に言えよ、
話聞くし、相談くらい乗るし

いや、なんか俺のグチ、
聞かせた感じになったからさ

土浦　梁太郎

お、なんだ、やる気だな
いいぜ、一緒に
あいつらの鼻を明かすか

お前となら話が合うって
思ってたぜ

いや、そうであってほしいって
思ってただけだけどさ
別にそう思っててもいいよな？

「音楽の前にあって
　こうべを垂れぬ者はいない」

誰かそんなことを言った
音楽家がいたんだよ
作曲者だったか演奏家だったか…

いい演奏をすれば、
「普通科のくせに」って連中も、
ちょっとは変わるだろうさ

学科なんて関係ないってこと、
教えてやろうぜ

サンキュー
正直、ちょっと
楽になったぜ

お前とこういう話できて、
リラックスできた気がする
ちょっと気負ってたかもな、俺

音楽科の連中と
戦う気まんまんで、
肩に力が入ってた気がする

お前と話してると、
うまい具合に力が抜けるんだ
自然体になるっていうかさ

お前は俺にとって
なんか特別なのかもな

そうだ、お前もなんかあったら
俺に言えよ、
話聞くし、相談くらい乗るし

いや、なんか俺のグチ、
聞かせた感じになったからさ

登場人物

セリフ内容

志水　桂一

おはようございます

よかった
この時間に来れば、
会えると思って

あの、先輩
えっと…

ええと…あれ？

選択肢

聞き返す

志水　桂一

忘れちゃうくらいだから
たいしたことじゃないと
思うんですけど…

すみません
思い出したら
改めて聞いてもいいですか？

夕べ、考え事してたら、
気になることが出てきて
先輩に聞きたかったんです

だから朝、先輩に会いたくて、
早起きしなきゃいけないって
思って一生懸命寝たら…

選択肢

質問が何か考える

志水　桂一

あ…すみません、
そんなに一生懸命
考えさせてしまって

でも、そんなふうに
気にかけてもらえるの、
僕、嬉しいです

だから僕、その質問を
先輩に聞きたかったんですね、
きっと

僕、先輩なら、きっと
わかるって思ったんです

なんでかな、先輩が
僕にいつも大切なことを
教えてくれるからかも

……うん、きっとそうだ

先輩、僕、もっと先輩のこと
たくさん知りたいです

約束してくれませんか？
僕ともっと話してくれるって

志水　桂一

そうですね
また、今度にします

あれ…おかしいな
なんだか僕、嬉しいです
どうしてだろう？

また先輩と話せるからかも
それが、すごく嬉しいんです

僕、先輩なら、きっと
わかるって思ったんです

なんでかな、先輩が
僕にいつも大切なことを
教えてくれるからかも

……うん、きっとそうだ

先輩、僕、もっと先輩のこと
たくさん知りたいです

約束してくれませんか？
僕ともっと話してくれるって

志水　桂一

おかしいな、昨日は
本当にすごく気になって、絶対に
聞こうって思ってたんですけど

先輩は、いったい
なんだと思います？

そうですよね、
わかりませんよね…
朝からこんなで、すみません

夕べ、考え事してたら、
気になることが出てきて
先輩に聞きたかったんです

だから朝、先輩に会いたくて、
早起きしなきゃいけないって
思って一生懸命寝たら…

選択肢

質問が何か考える

登場人物

セリフ内容

火原　和樹

あっ、ちょ、ちょっと待って

ちょっとそこにいて、
今、そっちに行くから

つかまえた
会えてよかった！
きみに会いたかったんだ

選択肢

好き

火原　和樹

そっか、よかった

やっぱり大切なのは、
好きっていう気持ちだよね

きみの好きなもので、
おれができそうなことって
音楽かな〜って思って

だから、聞いてみたんだ
突然でごめんね？

でもね、知りたかったんだ
すごく、すごく
知りたかったんだよ

あのね、きみは、
誰かのために演奏してみよう、
って考えたことない？

おれは、いつでも
きみのために
演奏してるよ

あれ、伝わってない？
おっかしいな、きみがいる時は
あんなに張り切ってるのに

だって、おれがきみに
できることって
そのくらいじゃない？

できればきみの好きな曲ばっかり
吹きたいくらいなんだよ
ほんとだよ？

だって、きみと一緒に
コンクール出られて、
おれ、すごく嬉しいから

普通科の人と一緒に
コンクールっていうだけで、
いつもと違うわくわくがある

きみが、それをくれたんだよ
でも、それだけじゃない
きみと一緒にいると…

うーん、うまく言えないけど、
なんだか、もっと
一緒に楽しくなりたくなるんだ

きみが頑張ってるからかな
おれも頑張りたくなる
だからね

おれのトランペット、
好きになってくれると
嬉しいな

火原　和樹

あれ、わからない？
クラシックじゃなくても
いいんだ　なんでも

それとも、急に聞いたから
びっくりしちゃった？

きみの好きなもので、
おれができそうなことって
音楽かな〜って思って

だから、聞いてみたんだ
突然でごめんね？

でもね、知りたかったんだ
すごく、すごく
知りたかったんだよ

あのね、きみは、
誰かのために演奏してみよう、
って考えたことない？

おれは、いつでも
きみのために
演奏してるよ

あれ、伝わってない？
おっかしいな、きみがいる時は
あんなに張り切ってるのに

だって、おれがきみに
できることって
そのくらいじゃない？

できればきみの好きな曲ばっかり
吹きたいくらいなんだよ
ほんとだよ？

だって、きみと一緒に
コンクール出られて、
おれ、すごく嬉しいから

普通科の人と一緒に
コンクールっていうだけで、
いつもと違うわくわくがある

きみが、それをくれたんだよ
でも、それだけじゃない
きみと一緒にいると…

うーん、うまく言えないけど、
なんだか、もっと
一緒に楽しくなりたくなるんだ

きみが頑張ってるからかな
おれも頑張りたくなる
だからね

おれのトランペット、
好きになってくれると
嬉しいな

登場人物

セリフ内容

柚木　梓馬

やあ、これから帰るところ？
一緒に、と言いたいけど…
残念だな、今日は無理なんだ

でも、僕の迎えが来るまで、
少し話し相手に
なってくれないかい？

ありがとう

今日、昼にね、
クラスの友人と話していたら、
君のことが話題になってね

みんな、君のことを
ずいぶんと認め始めていたよ
コンクール頑張ってるって

よかったね
そのくらいのやんちゃは
許してあげるよ

あんまり僕の邪魔に
ならないでね

選択肢

言い返す

柚木　梓馬

いい答えだ
そうこなくちゃね
期待通りの反応だ

そのくらい楽しませて
もらわなくちゃ
やってる意味がないからな

せっかく出会って
こんなに深く知り合ったんだ
もっと特別な関係になろうぜ

期待してるんだ
お前は、俺を
退屈させない女だってね

これでも俺は、お前を
気に入ってるんだからさ

信じてないの？　悲しいな
こんなに君のことを
思ってるのに

そのままの君が好きだよ
難しいお願いじゃないよね？

それとも、もっとちゃんと
お願いしてほしいの？

コンクール期間中、
僕のことを好きでいて、って

それ以上は、望まないさ
望めないだろう

人を長く拘束するのは、
好みじゃないんだ

ああ、ごめん
長く引きとめてしまったね

まだコンクールは続く
その間は、よろしくね

柚木　梓馬

…可愛いね
目は口ほどに物を言う、と
いうことなの？

本当に、可愛いな
いいの？
好きなように解釈してしまうよ？

せっかく出会って
こんなに深く知り合ったんだ
もっと特別な関係になろうぜ

期待してるんだ
お前は、俺を
退屈させない女だってね

これでも俺は、お前を
気に入ってるんだからさ

信じてないの？　悲しいな
こんなに君のことを
思ってるのに

そのままの君が好きだよ
難しいお願いじゃないよね？

それとも、もっとちゃんと
お願いしてほしいの？

コンクール期間中、
僕のことを好きでいて、って

それ以上は、望まないさ
望めないだろう

人を長く拘束するのは、
好みじゃないんだ

ああ、ごめん
長く引きとめてしまったね

まだコンクールは続く
その間は、よろしくね

登場人物

セリフ内容

冬海　笙子

あ、あの、先輩…
こちらにいらっしゃるって先輩の
クラスの方にうかがって…

えっと、あの、
私、クッキーを
焼いてきたんです

わりと上手にできたと
思うので
もし先輩がよければ…

お口にあうと
いいんですけど…

私、いつも先輩に
お世話になってるから、
だから何かお礼がしたくて…

でも、私ができることって
たくさんはなくて、
だからクッキーを焼いたんです

あの、
ご迷惑だったでしょうか…？

ご迷惑じゃなかったら
嬉しいです

私、いつも先輩に
本当に勇気を
もらってきたんです

コンクールを辞退したいって
思ってた時に、
先輩のヴァイオリンを聞いて…

それで、なんだか
胸があったかくなって、
私も頑張ろうって思えて…

不安だったんです
コンクールの参加者になって

選択肢

励ます

冬海　笙子

先輩…

あの…ありがとうございます
それに、ごめんなさい、
いつも頼ってばかりで…

私、先輩とお話すると、
なんだか落ち着くんです

大丈夫、頑張ろうっていう
気持ちが湧いてきて…
なんだろ、えっと…

そう、先輩の
ヴァイオリンの音と同じです
胸があたたかくなるんです

コンクールに出られて…
先輩とお話できて、
本当によかったです

先輩が、私の前に
新しい世界を
見せてくださってるみたい

そこに向かって行きたいって、
そう思うんです

冬海　笙子

あ、あの…
ごめんなさい、
私、また弱音をはいてしまって

ありがとうございます、先輩
いつも優しくしてくださって

私、先輩とお話すると、
なんだか落ち着くんです

大丈夫、頑張ろうっていう
気持ちが湧いてきて…
なんだろ、えっと…

そう、先輩の
ヴァイオリンの音と同じです
胸があたたかくなるんです

コンクールに出られて…
先輩とお話できて、
本当によかったです

先輩が、私の前に
新しい世界を
見せてくださってるみたい

そこに向かって行きたいって、
そう思うんです

登場人物

セリフ内容

天羽　菜美

あっ、やっほー
どうかした？

あれっ、その顔
ひょっとして
私に何か用があった？

じゃあ「会えて嬉しい！」とか？
なんて、ちょっと都合よすぎか
ごめんごめん

選択肢

調子を答える

天羽　菜美

ほうほう、なるほど

私に何かできることあったら
いつでも言ってよ
調子よくても、悪くてもさ

音楽のことは正直
よくわかんないけどさ、
手くらいいつでも貸すし

なんかさ、あんたって
つい話しかけたくなるんだよね
我ながら不思議だよ

あんたの調子がよければ
嬉しいし、困ってるなら
手助けしたくなるんだよね

そりゃ、報道部としては
魅力的な取材対象だし、
読者も期待してるしさ

でも、それだけじゃないんだ
やっぱり私があんたを
友達だと思ってるからかな

そりゃ最初は、あんたが
コンクールに出るからって
会いに来たわけだけどさ

今はもうそれだけじゃないね
あんたともっと
仲良くなりたいんだ

だってそのほうが
ずっと楽しいじゃない？

そうだ、コンクールが終わったら
どっかに遊びに行こうよ
ぱーっとさ

その時は、取材は抜きでね

でも、コンクール期間中は
また取材させてね
邪魔にならないようにするから

天羽　菜美

あれっ、取材モードっぽかった？
おかしいな、
そんなつもりじゃなかったんだ

ま、しょうがないか
私も、いつも取材取材って
言ってるからねぇ

なんかさ、あんたって
つい話しかけたくなるんだよね
我ながら不思議だよ

あんたの調子がよければ
嬉しいし、困ってるなら
手助けしたくなるんだよね

そりゃ、報道部としては
魅力的な取材対象だし、
読者も期待してるしさ

でも、それだけじゃないんだ
やっぱり私があんたを
友達だと思ってるからかな

そりゃ最初は、あんたが
コンクールに出るからって
会いに来たわけだけどさ

今はもうそれだけじゃないね
あんたともっと
仲良くなりたいんだ

だってそのほうが
ずっと楽しいじゃない？

そうだ、コンクールが終わったら
どっかに遊びに行こうよ
ぱーっとさ

その時は、取材は抜きでね

でも、コンクール期間中は
また取材させてね
邪魔にならないようにするから

登場人物

セリフ内容

金澤　紘人

猫

金澤　紘人

しかし、面と向かって
わざわざ聞くのも、
どうかと思うしな

選択肢

声をかける

金澤　紘人

猫

金澤　紘人

猫

金澤　紘人

おっ、もう行くのか
じゃあ、またな

というわけで、
次はお前さんの番だな
えーっと…

そうそう、お前さんには
口止めしておかないとな

別の先生に、
俺がここで猫といたとか
言われると、面倒だからな

口止め料は、と、
そうだな…

お前さんがコンクールが
終わったら
なんか考えるか

だからコンクールが終わるまでの
間は、俺が猫と遊んでても
気にするなよ

ストレスかかってんだよ、
くたびれてるの
俺だってな

ほら、いやしだよ、いやし
アニマルセラピーってやつ
それそれ

ちゃんと信じろよ
そしたら、口止め料を
ご褒美に格上げしてやる

だからせいぜい
コンクールを頑張れよ

俺がご褒美やっても
いいって思うくらいにはな

気が変わらなきゃそうしてやる
気が変わったら、おしまい

なに、お前さんなら
頑張れるだろ？

これでもけっこう
期待してるんだ

金澤　紘人

猫

金澤　紘人

ん？　なんだよ、
そのへんな声…

なんだ、お前さん、いたのか
驚かすなよｕ

俺に見とれて
声もかけられなかったか？

猫

金澤　紘人

おっ、もう行くのか
じゃあ、またな

というわけで、
次はお前さんの番だな
えーっと…

そうそう、お前さんには
口止めしておかないとな

別の先生に、
俺がここで猫といたとか
言われると、面倒だからな

口止め料は、と、
そうだな…

お前さんがコンクールが
終わったら
なんか考えるか

だからコンクールが終わるまでの
間は、俺が猫と遊んでても
気にするなよ

ストレスかかってんだよ、
くたびれてるの
俺だってな

ほら、いやしだよ、いやし
アニマルセラピーってやつ
それそれ

ちゃんと信じろよ
そしたら、口止め料を
ご褒美に格上げしてやる

だからせいぜい
コンクールを頑張れよ

俺がご褒美やっても
いいって思うくらいにはな

気が変わらなきゃそうしてやる
気が変わったら、おしまい

なに、お前さんなら
頑張れるだろ？

これでもけっこう
期待してるんだ

登場人物

セリフ内容

王崎　信武

あれ？　今から練習？

あ、違うね、
終わったところだ

だって、ほら
あごのところが
少し赤くなってる

ついさっきまで
練習してたからでしょう

選択肢

楽しんでいる

王崎　信武

そっか　よかった
きみが楽しく弾けてるなら
おれも嬉しくなってしまうな

おれは、毎日
会ってるわけじゃないし、
気にしていたんだ

おれがそばにいない時に
何かつらいことがあっても
手助けできないから

でも、きみの返事を聞いて
安心したよ

もっと好きになってほしいんだ
音楽を…ヴァイオリンを

だって、それがおれときみを
出会わせてくれたものだから

そうだ、今度おれに
きみの演奏を聞かせてね
できれば一緒に弾きたいな

でも練習ばかりじゃ
疲れてしまうかな
なら、どこかへ遊びに行く？

王崎　信武

それだけ、目の前のことに
一生懸命だってことなんだね
それは、とてもいいことだよ

だからね、安心して
きみはきっと大丈夫だから
それに――

ヴァイオリンが応えてくれる
きみのヴァイオリンは、
一番の味方だよ

おれは、今のところ
何番目の味方になれるかな
きみのお手伝いがしたいよ

もっと好きになってほしいんだ
音楽を…ヴァイオリンを

だって、それがおれときみを
出会わせてくれたものだから

そうだ、今度おれに
きみの演奏を聞かせてね
できれば一緒に弾きたいな

でも練習ばかりじゃ
疲れてしまうかな
なら、どこかへ遊びに行く？

月森

土浦

志水

火原

柚木

冬海

天羽

金澤

王崎

登場人物

セリフ内容

月森　蓮

ああ、おはよう
天気がよくてよかった

君と出かけるのだし、
今日は晴れてほしかったんだ

いや、それはこちらの都合だ
…行こうか

一緒に行きたいところが
あると言っただろう？
…ここに、君と来たくて

コンクールが終わったから
もう１度君と
出かけたかったんだ

あっという間だった気もするし、
すごく時間が経った気もする
いろんなことがあったからな

君とここに来て、
何を話したらいいのか
わからなかったり…

あの時はきっと、
つまらない思いを
させたんだろうな

以前、練習メモをつけてるという
話をしたことを覚えてるか？
夕べ、少し見返してみたんだ

コンクールが始まったばかりの頃
曲の練習よりも基礎練習に
時間をかけていて、驚いた

今思えば、あの頃、
君と初めて会って、
コンクール参加者だと知って…

意識していたんだろうな、
たぶん、君のことを
今考えると、ひどく恥ずかしい

だってそうだろう、
俺はよく君に不快な顔を
見せていたように思うし

選択肢

気にしないでいてもらう

月森　蓮

気にするなと言っても…

…いや、やめよう
君がそう言ってくれるのが
好意だと受け取ることにする

たぶん本当に、
君を意識していた

君は後ろから
追いかけてくるかと思うと
いつの間にか先のほうにいて…

かと思うと、
寄り道をしていたりする
それすらも楽しそうに

ずいぶん遠回りしたけれど、
やっと、一緒に歩けるところまで
たどり着けた

一緒にいる時も、
そばにはいない時も
…君のことを想う

じゃあ、行こうか

まさか君は、俺が
こんな話をするためだけに
ここに来たと思っているのか？

月森　蓮

ああ、本当に
いろいろあったな
あれは密度の高い時間で…

実りの多い時間だった
君と会えて、こうして
一緒に出かけるようになって…

たぶん本当に、
君を意識していた

君は後ろから
追いかけてくるかと思うと
いつの間にか先のほうにいて…

かと思うと、
寄り道をしていたりする
それすらも楽しそうに

ずいぶん遠回りしたけれど、
やっと、一緒に歩けるところまで
たどり着けた

一緒にいる時も、
そばにはいない時も
…君のことを想う

じゃあ、行こうか

まさか君は、俺が
こんな話をするためだけに
ここに来たと思っているのか？

登場人物

セリフ内容

土浦　梁太郎

土浦と申しますが…

ああ、お前か　よかった
急に電話なんて、悪いな

ちょっと用があって
近くに来てるんだ
よかったら、少し会えないか

少しでいいんだ
１０分くらいで着くから、
またあとで　それじゃ

悪かったな、急に
呼び出したりしてさ

あっと…その、なんだ、
ちょっと歩かないか
家の前じゃ落ち着かないし

遅くならないうちに
送ってくから、安心しろ
行こうぜ

前にお前とここ通った時
サッカーボールが
転がってきたことあったよな

今日はチビどもは
サッカーやってないみたいだ
それとも、帰ったかな

…チビどもがいないと、
この公園も静かだな

あの時俺はお前に、
「コンクールを楽しんでるか」
って聞いて…

俺自身、あの時には
コンクールも悪くないって
思ってたんだよな

音を取り戻して――
新しい音に出会って…

選択肢

照れる

土浦　梁太郎

なんだよ、たまには
正直に思ったことを
言ってるんだ、それだけだぜ

そんなに照れられると
こっちまで余計に
照れるだろうが

ただ、なんというか、
言っておきたかったんだ
それだけだよ

まだそれほど時間は経ってないが
いつかコンクールも、
単なる記憶になるんだろうな

そんなことに感傷を覚えるような
たちじゃないとは思うが、
なんだかまだぴんと来ないんだ

コンクールが終わって、
お前とこうして一緒にいて
…そういうことが

まだ、足りないのかもな

…すまん、口がすべった
なんでもない

家まで送る
つきあわせて、悪かったな

さっきの続きな、
言い逃げするから、
そのつもりで聞けよ

まだ足りないんだと思う
その…
お前と過ごす時間が

毎日会っても、
家に帰るとまた会いたくなる

なんでだろうな

土浦　梁太郎

うわ、なんだよ、
そんなに
動揺しなくてもいいだろ

それとも、巻き込んでくれて
ありがとうな、とでも
言ってほしかったのか？

ははは、冗談だ
あんまりびっくりしてるから
つい言いたくなっただけだ

そういうお前も、
可愛いよな

まだそれほど時間は経ってないが
いつかコンクールも、
単なる記憶になるんだろうな

そんなことに感傷を覚えるような
たちじゃないとは思うが、
なんだかまだぴんと来ないんだ

コンクールが終わって、
お前とこうして一緒にいて
…そういうことが

まだ、足りないのかもな

…すまん、口がすべった
なんでもない

家まで送る
つきあわせて、悪かったな

さっきの続きな、
言い逃げするから、
そのつもりで聞けよ

まだ足りないんだと思う
その…
お前と過ごす時間が

毎日会っても、
家に帰るとまた会いたくなる

なんでだろうな

登場人物

セリフ内容

志水　桂一

先輩、おはようございます
早いんですね
約束より早く会えて嬉しいです

僕は、なんだか今日は
早くに目が覚めたんです
それで支度して、家を出て…

選択肢

驚く

志水　桂一

だって先輩、僕、
すごく楽しみだったんです
だから早く起きられたんです

やっぱり学校で会うのと、
休みの日に朝から一緒に
出かけるのじゃ、違いますね

僕、先輩を待つのが
好きみたいです
すごく楽しかった

約束の時間が待ち遠しくて
…こういうのを
わくわくするっていうのかな

先輩のことを
たくさん考えていました
そうしたら、音が…

音が、みんな先輩の声みたいに
思えてきたんです
先輩のヴァイオリンみたいに

世界は音に満ちていて、
音楽があふれていて、それが
みんな先輩につながっていて…

僕は幸せになる
教えてくれたのが先輩だから、
幸せになるんだと思う

もし先輩が、
同じように思ってくれたなら、
僕は、嬉しいです

僕はコンクールに
最初あんまり興味がなくて、
言われたから出てただけだけど…

先輩がいてくれて、
僕に音楽を教えてくれた

先輩が音楽で、
音楽が世界なら――
先輩は、僕の世界です

だから僕、
先輩から生まれてくる音楽が
とても好きなんです

先輩が紡ぐ音楽は、
先輩が見せてくれる夢に似てる
あなたが、色濃く映るから

…あれ
そういう、話でしたっけ

すみません、先輩
いつも思ってることだから
口から出てしまったみたいです

行きましょう
街の真ん中に遊園地があるって
なんだか面白いですよね

今日はいっぱい
楽しみましょうね

…あ、ついでだから、
ひとつだけ、いいですか？

えっと…僕、その、
先輩、…の音が好きです

志水　桂一

どうしてでしょう
もう１度寝てしまうのは
よくないと思ったし…

それに先輩のこと、
待っていたかったんです

僕、先輩を待つのが
好きみたいです
すごく楽しかった

約束の時間が待ち遠しくて
…こういうのを
わくわくするっていうのかな

先輩のことを
たくさん考えていました
そうしたら、音が…

音が、みんな先輩の声みたいに
思えてきたんです
先輩のヴァイオリンみたいに

世界は音に満ちていて、
音楽があふれていて、それが
みんな先輩につながっていて…

僕は幸せになる
教えてくれたのが先輩だから、
幸せになるんだと思う

もし先輩が、
同じように思ってくれたなら、
僕は、嬉しいです

僕はコンクールに
最初あんまり興味がなくて、
言われたから出てただけだけど…

先輩がいてくれて、
僕に音楽を教えてくれた

先輩が音楽で、
音楽が世界なら――
先輩は、僕の世界です

だから僕、
先輩から生まれてくる音楽が
とても好きなんです

先輩が紡ぐ音楽は、
先輩が見せてくれる夢に似てる
あなたが、色濃く映るから

…あれ
そういう、話でしたっけ

すみません、先輩
いつも思ってることだから
口から出てしまったみたいです

行きましょう
街の真ん中に遊園地があるって
なんだか面白いですよね

今日はいっぱい
楽しみましょうね

…あ、ついでだから、
ひとつだけ、いいですか？

えっと…僕、その、
先輩、…の音が好きです

登場人物

セリフ内容

火原　和樹

おっはよー！

早いんだね！
今日こそはきみより早く
来たいと思ってたのにな

次は絶対に
きみより早く着くように
家を出なきゃな

今日だって本当はもう少し
早く着くはずだったんだけどさ
家を出るとき、兄貴がさ

「デートか？」って言うから、
「うらやましいだろ」って言って
そのまま出てきちゃった

今日帰ったら、
質問攻めだよ、きっと

でも、いいんだ
だってきみは
俺の自慢だもの

うん、おれの自慢の女の子
かわいくて、まっすぐで、
優しくて、賢い

選択肢

覚えてる

火原　和樹

あの時ね、おれ、
びっくりして、
楽譜落としたんだ

ヴァイオリンを弾いてるきみが
あんまり素敵だったから

…みとれちゃったんだ

だからね、こんなふうに
一緒に遊びに行けるのは、
本当に、すごく嬉しいんだ

コンクール期間中って
それが中心だったじゃない？
それも楽しかったけど…

でもこうやって一緒に
スポーツ観戦に行くとかって
違う楽しさだよね！

おれ、たぶんきみの前で
先輩だから、とか
かっこつけようとしてた

普通科から参加なんて
すごいなって思ったし、
先輩らしく助けたい、なんてさ

でも、きみのこと
意識したら、先輩だなんて
かっこつける余裕なかった

余裕ないどころか、
いろいろパニクっちゃって
迷惑かけたりしたよね

おれ、まだきみに
かっこ悪いところ
見せちゃうかもしれない

でもね、おれ、頑張るから

きみの自慢の男に
なれるようにさ
期待しててね！

じゃあ、そろそろ行こうか
今日は目一杯
楽しもうね

火原　和樹

あはは、覚えてないか
そのほうが嬉しいかも
だって、おれ、間抜けだったし

でもね、おれは
今でも覚えてる

きみはとても素敵で、
かわいかった
本当だよ

だからね、こんなふうに
一緒に遊びに行けるのは、
本当に、すごく嬉しいんだ

コンクール期間中って
それが中心だったじゃない？
それも楽しかったけど…

でもこうやって一緒に
スポーツ観戦に行くとかって
違う楽しさだよね！

おれ、たぶんきみの前で
先輩だから、とか
かっこつけようとしてた

普通科から参加なんて
すごいなって思ったし、
先輩らしく助けたい、なんてさ

でも、きみのこと
意識したら、先輩だなんて
かっこつける余裕なかった

余裕ないどころか、
いろいろパニクっちゃって
迷惑かけたりしたよね

おれ、まだきみに
かっこ悪いところ
見せちゃうかもしれない

でもね、おれ、頑張るから

きみの自慢の男に
なれるようにさ
期待しててね！

じゃあ、そろそろ行こうか
今日は目一杯
楽しもうね

登場人物

セリフ内容

柚木　梓馬

やあ、もう来ていたんだ
約束の時間よりも
１０分早い

前に言ったことを
覚えていてくれたの？

かわいいことだ
よくできました

それじゃあ、行こうか

きみは覚えていないのかな
今度はクルーザーって
言わなかったかな

なんてね　冗談だよ
さっき車も帰しただろう

駅前通りまで歩こう
さ、おいで

駅前通りはにぎやかで、
嫌いじゃないな

昼に来ることが多いが、
コンサートホールは
夜公演に来るのも悪くない

選択肢

昼

柚木　梓馬

そうだね、昼の駅前通りは
明るくて、開放的で
人がみな楽しそうだしね

いろいろな店があるから
買い物気分も楽しめるし、
お茶で一息、というのもいい

表の顔のほうが
いろんな意味で
安心できるからね

ふふ、俺はどちらも好きだよ
昼の中にあって美しく、
夜の中にあって華やかだ

だが、どちらも表の顔だ
人にはわざわざ
裏を見せないものだよ

舞台でもそうだろう
楽屋裏の雑然さは
裏方しか知らないものだ

内側にいる人間だけが
それを知ってる
…内側にいる人間だけがな

お前は俺の楽屋裏まで
見てるわけだから、
俺の裏方、というわけだな

裏方というのは
なかなかハードな仕事だよ
お前はちゃんとやれてるの？

…バカだな、
安心してほしいものだね

それとも言ってほしいの？

君と言う人がいなければ
今の僕は成り立たないよ、
君だけが特別だよ

信じないっていうなら
暗がりに連れ込んでしまうよ

信じても
連れ込むけどね
さあ、行こう

…何か期待させた？
映画に行こう、と
お誘いしようとしてるんだけど

お前と一緒に
普通のことをしてみたくなる
これまで興味なかったのに

お前といると、
変わっていく自分がいるのに
気づかされるよ

だが、それも悪くない
俺は、本当にそう思ってるぜ
感謝してる

柚木　梓馬

夜はライトアップが
美しくていいね
噴水もそうだし、通りもそうだ

その中でもコンサートホールは
昼間よりも夜のほうが
美しさが際立つ気がするよ

華やかな光で
いろんなものを
隠してるんだろうね

ふふ、俺はどちらも好きだよ
昼の中にあって美しく、
夜の中にあって華やかだ

だが、どちらも表の顔だ
人にはわざわざ
裏を見せないものだよ

舞台でもそうだろう
楽屋裏の雑然さは
裏方しか知らないものだ

内側にいる人間だけが
それを知ってる
…内側にいる人間だけがな

お前は俺の楽屋裏まで
見てるわけだから、
俺の裏方、というわけだな

裏方というのは
なかなかハードな仕事だよ
お前はちゃんとやれてるの？

…バカだな、
安心してほしいものだね

それとも言ってほしいの？

君と言う人がいなければ
今の僕は成り立たないよ、
君だけが特別だよ

信じないっていうなら
暗がりに連れ込んでしまうよ

信じても
連れ込むけどね
さあ、行こう

…何か期待させた？
映画に行こう、と
お誘いしようとしてるんだけど

お前と一緒に
普通のことをしてみたくなる
これまで興味なかったのに

お前といると、
変わっていく自分がいるのに
気づかされるよ

だが、それも悪くない
俺は、本当にそう思ってるぜ
感謝してる

登場人物

セリフ内容

冬海　笙子

あ、先輩、こんにちは
今日１日、
よろしくお願いします

あ、お友達になってもらったのに
よろしくお願いします、なんて
おかしいですよね

なんだかまだ少し
慣れなくて…

えっと、じゃあ、
行きましょう

駅前通りは、
素敵なお店がたくさんあって、
目移りしてしまうんです

学校帰りも、時々
寄ることがあったんですけど…

先輩と一緒に
歩けるなんて、嬉しいです

あ、えっと、あの、
行きたいところというか、
その…

選択肢

ゆっくり考えるようにうながす

冬海　笙子

ありがとうございます…

私、何度もこうやって
待ってもらったり
励ましてもらったりしてますね

私、話すのも得意じゃなくて、
考えるのもゆっくりで…
そんな自分が好きじゃなかった

でも、先輩がいてくれたから、
少しずつ、頑張ろうって
思って…だから…

私も、いつか
先輩のお役に立ちたいです

私がたくさん助けてもらった
お礼ができたらって
思って…

あ、あの、だいそれたことだって
わかってるんですけど、
でも、それでも…

ちょっとずつ頑張ります

あ…なんだか
こんなところで
決意表明なんて恥ずかしいです

えっと、じゃあ
少しお店を回ってみませんか？

可愛いものとか、綺麗なものとか
お洋服とか…
一緒に見たいなって…

冬海　笙子

そう…ですね
先輩、ありがとうございます

私は悪いほうに考えすぎて
身動きできなくなることが
よくあって…

でも、考えるより前に
動き出すこともできるって
先輩に教えてもらったんです

悪いことばかり
考えるんじゃなくて…

少しでも、前に
進んでいくことが
できるんだって…だから…

私も、いつか
先輩のお役に立ちたいです

私がたくさん助けてもらった
お礼ができたらって
思って…

あ、あの、だいそれたことだって
わかってるんですけど、
でも、それでも…

ちょっとずつ頑張ります

あ…なんだか
こんなところで
決意表明なんて恥ずかしいです

えっと、じゃあ
少しお店を回ってみませんか？

可愛いものとか、綺麗なものとか
お洋服とか…
一緒に見たいなって…

登場人物

セリフ内容

天羽　菜美

あっ、来た来た
こっちこっち

よっ！
今日も元気そうで何より
いい天気だしね！

で、どこ行く？
遊ぶって約束だけで
何するかは決めてなかったね

コンクール期間中は
どうしても取材が先に立ったけど
今日は純粋に遊びだもんね

買い物もいいし、
映画でもいいし、
お茶でもしに行く？

公園散歩は、前に
取材で来たことあったよね
写真を撮らせてもらってさ

選択肢

照れる

天羽　菜美

照れることないよ
私は、我ながらいい写真を
撮れたと思ってるよ

あんたはすごく頑張ってて、
その音を追いかけるのは
とても楽しかった

なんだろう、元気になるって
いうのかな
私も頑張るぞって思うんだ

たくさんの人が
あんたの音色に励まされた
それはいばっていいと思うよ

私はさ、あんたと友達になれて
よかったなって思ってるよ
本当に

あはは、こんなこと
真顔でいうのも
けっこう照れるね！

ま、これからも
よろしく頼むよ　ね！

あ、そうだ　もし
あんたがよければ、ちょっと
つきあってもらってもいいかな

実は行こうと思ってた
写真展があるんだ

そう、前に話したこと
あったよね
憧れのフォトジャーナリスト

なんとなくあんたと一緒に
行きたいなって思って
どういう感想持つか聞きたいよ

個展やってる近くに
よさげな喫茶店があったから
そこにも寄ってみようよ

天羽　菜美

本当に、いろいろあったよね
コンクールの参加者に
あんたの名前があって…

私、昼休みに
教室まで訪ねていったんだよね
どんな人か見てみたくてさ

だって興味あるじゃない？
普通科からの参加者なんて
それだけで珍しい感じだし

それから追っかけ取材を
させてもらって、
いろいろ話とかして…

私はさ、あんたと友達になれて
よかったなって思ってるよ
本当に

あはは、こんなこと
真顔でいうのも
けっこう照れるね！

ま、これからも
よろしく頼むよ　ね！

あ、そうだ　もし
あんたがよければ、ちょっと
つきあってもらってもいいかな

実は行こうと思ってた
写真展があるんだ

そう、前に話したこと
あったよね
憧れのフォトジャーナリスト

なんとなくあんたと一緒に
行きたいなって思って
どういう感想持つか聞きたいよ

個展やってる近くに
よさげな喫茶店があったから
そこにも寄ってみようよ

登場人物

セリフ内容

金澤　紘人

お、感心、感心
時間どおりに来てるとは
えらいもんだ

休日だってのに
学校に呼び出して
悪かったな

駅前通りで待ち合わせても
よかったんだがな
チケットを学校に忘れちまって

…あれ、そういえば、
お前さんを呼び出した理由を
説明してなかったな

いや、すまんすまん
ついうっかり忘れてた

駅前のコンサートホール
今日のチケットがある
２枚

お前さんが行くなら、
１枚はお前さんのもんだ

もう１枚は俺のだ
あたりまえだろ、
この話の流れならさ

ま、のんびり出かけるとしよう
たまには強引なのも
悪くないだろ

そういや、いつだかの金曜日、
ここで会ったことがあったな
俺は友人に会いに行くところで…

次の日、二日酔いで
たいへんだった

あの時は考えてもなかった
こんなふうにお前さんと
歩くことがあるなんてさ

ま、これもお前さんの
見聞を広めるためだ
しっかり勉強しろよ

言ったことがあったと思うが、
何事にも
ルールってもんがある

人にとやかく言われないように
するには、そのルールの中に
いるように見せるのが重要だ

選択肢

意味を聞く

大丈夫と請けあう

金澤　紘人

おいおい、頼むぜ
わかってないなんて
言わないでくれよ

俺は教師で、お前は生徒で…
わかって聞いてるなら、
俺はすねるぞ

俺は別にいいさ、男だし、
いまさら傷の１つや２つ、
勲章にもなりゃしない

――だが、お前さんは
違うだろう
そういうことだ

おっと、くだらん話を
しちまったな
行くか

まだ開演には時間がある
ホールの喫茶店で
少し時間をつぶそう

金澤　紘人

簡単に言うもんだな
お前さんを楽天家と呼ぶべきか、
無邪気だと評するべきか

そういや、お前さんの
ヴァイオリンを最初に聞いた時、
そんなふうに思ったな

コンクールに巻き込まれて、
乗り切って…
その上、音もよくなった

まあ、なんだ、
お前さんらしい
いい音になったよな

おっと、くだらん話を
しちまったな
行くか

まだ開演には時間がある
ホールの喫茶店で
少し時間をつぶそう

金澤　紘人

わかってるなら、いい
口にしてはいけないことが
あるように…

口にしなくても伝わるものは、
あるもんだ
心も、想いもな

――本当はいつも
そうあるべきなんだ

おっと、くだらん話を
しちまったな
行くか

まだ開演には時間がある
ホールの喫茶店で
少し時間をつぶそう

登場人物

セリフ内容

王崎　信武

やあ、こんにちは
時間には少し早かったかな

ごめん、気が急いたみたい
きみに早く
会いたかったのかな

それでね、今日は
きみに案内してほしいところが
あるんだけど…いいかな

案内してほしいっていうか、
一緒に行きたいっていうか…
でも、きみのほうが詳しいはず

一緒に来てくれて
ありがとう
ごめんね、わがまま言って

今日は休みでしょう、だから、
おれが入っても、そんなに
まずくないかな、と思って

おれは、音楽科だったから
あんまり普通科には
来なかったし…

卒業してからは、
なおさら来なかったから
来てみたかったんだ

…４年、か

選択肢

気にしない

王崎　信武

…ありがとう

そう言ってもらえると
すごく嬉しい
それに、なんだか安心するよ

時々、考えてしまうんだ
もしおれが高校生だったら
もっと一緒にいられるのにって

もっと長く一緒にいたいって
思ってしまうんだ

コンクールが始まる前はね、
オケ部に来るペースを
落とそうと思ってたんだ

もう卒業して３年になるし、
あんまりしょっちゅう来るのも
悪いかなって思って

でも、本当にそうしなくて
よかった
だって、きみに会えたから

３年前、
おれがコンクールに出て、
今年きみが出てくれて…

本当に、よかった
ありがとう

…本当に、ありがとう

それじゃ、そろそろ行こうか

どこへでも
きみが行きたいところがあれば

ここに連れてきて
もらったからね、
今度はおれがつきあうよ

でも、もし決まってないなら…
どこかでお茶でもしながら
一緒に考えようか

王崎　信武

そう言われるとは
思わなかったな
そういう考え方もあるのか…

なら、年上でよかったって
思うべきなのかな

もっと年上らしく
振る舞ったほうがいい？
…なんて、へんな質問だね

きみがそう言ってくれるだけで、
年上でよかったって思えるのは
ちょっと単純すぎるかな

コンクールが始まる前はね、
オケ部に来るペースを
落とそうと思ってたんだ

もう卒業して３年になるし、
あんまりしょっちゅう来るのも
悪いかなって思って

でも、本当にそうしなくて
よかった
だって、きみに会えたから

３年前、
おれがコンクールに出て、
今年きみが出てくれて…

本当に、よかった
ありがとう

…本当に、ありがとう

それじゃ、そろそろ行こうか

どこへでも
きみが行きたいところがあれば

ここに連れてきて
もらったからね、
今度はおれがつきあうよ

でも、もし決まってないなら…
どこかでお茶でもしながら
一緒に考えようか