遙かなる時空の中で２・おまけイベントセリフ
遙かなる時空の中で２・おまけイベントとは… ・PSPソフト、遙かなる時空の中で２の条件を達成すると出てくるおまけのイベントです。 ＜注意！＞ ・以下、ネタバレですのでご注意ください。 ・基本的にPSP版独自のイベント、および条件上、見るのが困難、と管理人が判断したもののみの掲載になります。 ・キャラ名は略称になります。 ・一部分岐のあるイベントにつきましては、共通ルート後、個別に掲載します。 ・メッセージコレクションなど、同内容の書籍が公式より発売された場合、予告なく削除させていただく可能性があります。 ・また、PSP版ゲームのおまけイベントに、ボイスはついてません。 ・全部まとめたので、重くなっております。元のページに戻りたい方はコチラからどうぞ。 |
イベント名
（※タイトル・キャラ名をクリックすると該当ページに飛びます）
イベント名 |
登場キャラ |
イベント条件 |
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イサト・泉水 |
封印札を全部集める |
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彰紋・幸鷹 |
五行の力の最大がすべて40以上 |
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頼忠・泰継 |
八葉の応援台詞すべて成功 |
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勝真・翡翠 |
八葉の術をすべて習得 |
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八葉・アクラム |
京の五行の力がすべて最大 |
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八葉 |
八葉の想い出が半分以上集まる |
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八葉・アクラム |
想い出・スチルが全部集まる |
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登場人物 |
セリフ内容 |
イサト |
…なんかおちつかねぇ |
泉水 |
どうされたのですか、イサト殿 |
イサト |
場違いすぎるぜ、オレ 本当はこんなとこ 入れる身分じゃねぇし |
泉水 |
ですが、あの… 同じ八葉ですし、 彰紋様のお許しも出て… |
イサト |
彰紋に特別な許可を もらったから、 耐えろってことか？ ここに来るまでに 何度問い詰められて、 どれだけじろじろ見られた？ これだから、貴族は… |
泉水 |
も、申し訳ありません 私がイサト殿を お誘いしたから… |
イサト |
…あっ…その… 悪かったよ あんたにあたるつもりじゃ なかったんだ ただ、こっちは怨霊が出ないか 様子見に来てるってのに、 じろじろ見られたから、つい |
泉水 |
お気になさらないでください 私も配慮に 欠けておりました それに、ここは宴の松原、 内裏の中でも 怪異の噂の絶えぬ場所です このようなところですから、 イサト殿が気を張られたのも 無理はありません |
イサト |
なんだよ、それ 怪異？ |
泉水 |
ええ、その… 鬼が出るのだという話などが 伝わっておりまして |
イサト |
内裏の中だってのに 鬼が出るってのは おだやかじゃないな |
泉水 |
私もここを通ると時折、 何か嘆きの声のようなものを 聞くことがありまして… その嘆きを晴らして さしあげられれば よいのですが… 私はせめて笛で 慰めるくらいなのです 力が及ばず… |
イサト |
嘆き、か 内裏は人がたくさんいるから、 念が集まりやすいのかもな でも、あんた、 いいヤツなんだな 慰めてやろう、なんてさ さすが、あいつが 信頼してるだけのことは あるじゃん |
泉水 |
え？あいつ、とは… あの、神子のことですか？ そんな、おそれおおい… |
イサト |
オレももっとあいつの 役に立ってやらなきゃな だいたい、ここにも そのために来たんだっけ ちいせぇことに 目くじら立ててる場合じゃ ないよな |
泉水 |
そうですね、 神子のお役に立つために… そのために、できる限りの ことをしたいと 願う気持ちは同じですね |
イサト |
ああ あんたがここの嘆きってヤツを 慰めるんなら… オレは気合でもいれてやっか うじうじしてねぇで しっかり京の役に立てってさ |
泉水 |
頑張りましょう、 イサト殿 |
イサト |
おう しっかりやろうぜ！ |
登場人物 |
セリフ内容 |
彰紋 |
すみません、幸鷹殿 こんなところまで、 ご一緒してもらって |
幸鷹 |
いいえ、私もこのあたりの 住民の様子を見ておきたいと 思っておりましたから ですから、お気になさらず |
彰紋 |
ありがとうございます あっ、向こうに人だかりが できてますよ あれは何でしょう？ |
幸鷹 |
ああ、収穫を終えた民が、 祭りを行っているのですよ 今年は遅くなったようですね |
彰紋 |
お祭り…ですが、 なんだか淋しい感じですね みなの顔色も冴えませんし… |
幸鷹 |
今年は実りが豊かでは ありませんでしたから 気候が不順だったのでしょう 少しつらい冬に なりそうですね |
彰紋 |
……………………… |
幸鷹 |
おつらいかもしれませんが、 これも現実です 私たちは受けとめなければ |
彰紋 |
…はい そうですね ちゃんと向き合って、 これからのことを 考えていかなくては それが京のために 必要なことだと思いますから |
幸鷹 |
そうですね、彰紋様 でも、きっと大丈夫ですよ |
彰紋 |
幸鷹殿…？ その言い方はまるで… そうですね、そうかもしれない 僕も、そう思います 彼女を信じてるから |
幸鷹 |
ええ、そうですよ 神子殿が京の地を よみがえらそうとしてくれる だから、私たちも 神子殿を助け、 京を豊かにしなければ |
彰紋 |
ええ それは京に生きるすべての人の 幸いにつながりますね そしたら来年のお祭りは、 もっとにぎやかになりますね きっと、そうしたい あの人が京を守ってくれる そして僕たちはあの人を守る… |
幸鷹 |
ええ、それが今、 我々にできる最大のことだと 思いますよ あなたは京を担う東宮であられ、 私は京のためにある 貴族の一人です その務めを果たしていくのは、 私たちの義務ですね |
彰紋 |
そして、僕たちは今、 同じ八葉として 龍神の神子をお守りする… 僕、頑張ります 少しでも、あの人の お役に立てるように 幸鷹殿、 共に京のため、 力を尽くしていきましょう そして、あの人のために 力を合わせていきましょう |
幸鷹 |
ええ、そうしましょう 神子殿のために、 私たちは集ったのですから |
登場人物 |
セリフ内容 |
頼忠 |
(…神子殿をお守りするため、 もっと強くあらねば… 今のままでは、足りぬ) (だからと言って やみくもに稽古をするだけでは おぼつかぬ…) |
泰継 |
…お前か |
頼忠 |
泰継殿、 なぜ、ここに… |
泰継 |
この神楽岡の様子を 見に来た |
頼忠 |
さようでございますか |
泰継 |
お前はこの地で 何をしていた？ |
頼忠 |
所用で近くに参りましたので、 神仏に祈願するため 寄らせていただきました |
泰継 |
神仏に祈願か だが、無駄だったようだな |
頼忠 |
おっしゃることが わかりかねますが |
泰継 |
祈願した、と言いながら、 今のお前の気は乱れている |
頼忠 |
…………!! 申し訳ありません 焦りが消えぬようです、 未熟なところをお見せしました |
泰継 |
いや それは私も変わらぬようだ お前に会って、気づいた おそらく私も同じだ 様子を見に来たのではない、 神仏に祈りに来たのだ 自分でそれがわからぬのでは 仕方のない… |
頼忠 |
……… |
泰継 |
なんだ、頼忠 |
頼忠 |
いえ、意外でしたので |
泰継 |
そうでもない 私は力不足を痛感している それが迷いとなり、 焦りとなっているのだ |
頼忠 |
神子殿は、 泰継殿をとても 信頼しておられます 陰陽の術に長け、 気を読み、理を解く… 泰継殿の力は強い |
泰継 |
私の力などたかが知れている お前のように 剣で神子を守れぬ 強いのはお前のほうだ お前には強い意志がある 神子を守りたいという意志だ 神子はそれを よく知っている 戦いの際、お前にかける言葉が 適切なことからも それがよくわかる |
頼忠 |
言葉、ですか …そうですね 神子殿はいつも 私の心を奮い立たせてくださる 時には強い言葉で、 そしていたわりの言葉で ですがそれは、 泰継殿に対しても 変わらぬことでしょう |
泰継 |
…そうかもしれぬな あれは、言霊ということを よく知る娘だ 神子の言葉を一つ聞くと、 役に立たねばと思い、もう 一つ聞くと役に立てると思える |
頼忠 |
不思議ですね 泰継殿と私は ふるう力が異なれど… 神子殿の言葉は 同じように 心に働いているようです |
泰継 |
それが神子の力の一つだ 適した言葉を使うのは 大切なことだ だから私たちも、 神子のもとで 力を尽くすことができる 時には普段を凌駕する力を ふるうことすらできる |
頼忠 |
泰継殿、 ありがとうございます |
泰継 |
なぜ礼を言われるのかわからぬ |
頼忠 |
神子殿のことを思い、 そのお言葉を胸に返しただけで 私の焦りが消えるからです 焦りも、迷いも、 あの方の前では無用のもの |
泰継 |
礼を言われることではない お前と神子の話をしたことで、 私も己の迷いと向き合えた 明日は、神子の供に つきたいと思う 共に戦いたいと願う |
頼忠 |
私もです 神子殿のために この力はある あの方をお守りし、 あの方の言葉を受けるために |
泰継 |
それが八葉というものだ 互いに、八葉であって よかったな、頼忠 |
頼忠 |
同感です |
登場人物 |
セリフ内容 |
勝真 |
お前、それ、 本気で言ってるのか？ |
陰陽師 |
当たり前だよ だって、そうだろ？ 怨霊にかないっこない |
勝真 |
なめたこと言ってんじゃねぇぞ お前はいま、 人を見捨てようとしたんだぞ！ 助けてやれよ！ 俺が来なかったら どうなってたと思ってるんだ？ |
陰陽師 |
無理無理 さっき見てたけど、 君、五行の力受けてるだろ こっちはそんなこと できないからね 他に戦える人がいるってのに 怨霊と戦うなんて 俺はごめんだね！ |
勝真 |
…………… |
翡翠 |
おやおや、 ずいぶん騒がしいと思えば、 君だったのか、勝真 しかもずいぶん ご立腹のようだが、 何があったんだい？ |
勝真 |
別に ただ、怨霊が出たから 追い払っただけさ |
翡翠 |
なるほど それで、そばにいながら 何もしない、先ほどの陰陽師を 叱りつけていた、ということか |
勝真 |
まあな そりゃ、俺は八葉になってから、 五行の力をあいつから受けたさ だが、これは俺の力じゃない あいつは、陰陽師として 訓練を受けてるんだろうに、 怨霊と戦いたくないなんて… |
翡翠 |
なるほど、 確かに、その心がけは 感心できないね だが、こう考えることは できないかな？ 君は、先ほどの陰陽師をも 救ったのだ、と |
勝真 |
…なんだって？ |
翡翠 |
なに、陰陽師だからといって、 みながみな、 怨霊に勝てるとは限らない 戦いたくないと言ってはいたが、 実際には「戦えない」が 正解なのではないかな？ だから、今回のことは 素直に喜んでいいと思うがね |
勝真 |
俺の力じゃない あいつが、俺に五行の力を 使わせてくれてるだけだ 第一、あいつがいなけりゃ 術は打てないんだぜ ちょっと攻撃ができるくらいだ |
翡翠 |
だが、それで救えるものもある 神子殿なら、 そう言って喜ぶんじゃないかな 誇りに思えばいい 可愛い姫君が貸してくれた力で、 たくさんの人を救えた、とね |
勝真 |
…勝手なことを言いやがる あんたに励まされるなんて 気味が悪いぜ |
翡翠 |
うらやんでいるのだよ 残念なことに私は、神子殿に 報告できることがないからね |
勝真 |
報告なんてしたら、 あいつ、すぐにでも 飛び出しそうだな 怨霊に苦しむ人がいるなら、 助けになりたい、とか 言いながらさ |
翡翠 |
そうだろうねぇ 私たち八葉の術はすべてそろい、 いつでも使えるわけだし |
勝真 |
あいつがいなければ 使えない術、か …悪くないぜ、俺はそう思う あいつが使うからこそ、 俺たち八葉の術は生きる |
翡翠 |
私たちが一人で使えるなら、 君などとっくに 暴走していそうだね |
勝真 |
悪かったな、短気で おっさんとは違うんでね じゃあな |
翡翠 |
おやおや、抜け駆けかい？ 気づかない、とは 思わないでほしいものだ |
勝真 |
しょうがないな、 じゃあ、つきあわせてやる 行こうぜ、翡翠 まずはあいつに会いに行こう すべてはそこからだ |
翡翠 |
彼女が望むなら、 力を貸すのは 私だって同じだよ、勝真 私はあの可愛い人を けっこう気に入って いるのだからね |
勝真 |
ああ、そうかよ 俺は、かなり 気に入ってるぜ |
翡翠 |
…宣戦布告、かな？ 仕方がない、 受けて立つことにするか |
登場人物 |
セリフ内容 |
紫姫 |
あら、神子様 今日はとてもよいお天気ですわ 空があんなに高くて… |
主人公 |
わあ、本当だ なんだか嬉しくなるね |
紫姫 |
お天気はよくて、 京の人々もみな 喜んでおりましょうね 神子様が土地の力を 高めてくださってから、 過ごしやすくなったはずですし |
主人公 |
そうなの？ |
紫姫 |
もちろんですわ 神子様は意識なさって おられないかもしれませんが… そうですわ、もしよろしければ 本日は京をゆっくり 散策なさったらいかがでしょう？ ご自分がどのくらい ご立派なことをなされたか ご覧になってくださいませ |
主人公 |
立派って、そんな… でも実際に 土地の力っていうのを 感じてみるのはいいかも |
紫姫 |
ええ、そうなさいませ こんなお天気の いい日なのですもの 思わぬものや 思わぬ方との出会いが あるかもしれませんわ |
主人公 |
京の力を 確かめに行くとして… どこに行ってみようかな？ |
選択肢 |
景色が遠くまで にぎやかな場所に 静かなところで せっかくだし 逢坂山に行こう(彰紋) |
登場人物 |
セリフ内容 |
主人公 |
あ、いい香り… 木の匂いだ 風に乗って流れてくる |
頼忠 |
神子殿！ |
主人公 |
あ、頼忠さん！？ どうしたんですか？ |
頼忠 |
神子殿がお一人で お出かけになったと うかがいましたので |
主人公 |
探させてしまいましたか？ ごめんなさい 静かな場所に行こうと思って |
頼忠 |
さようでございましたか この地は 穏やかでございますから |
主人公 |
そうなんです ねぇ、頼忠さん、 木の香りがしませんか？ |
頼忠 |
木の香り…ですか？ 確かに、そのようですね 心地よく風が吹いておりますし、 そのせいでしょう それに、この地は霊地と 言われておりますから、 京の気を感じやすいのでしょう |
主人公 |
京の気？ |
頼忠 |
はい うまくお伝えできるか わからないのですが… 以前から、この地は 清浄な霊地で、 神聖な心持ちになりました 背筋の伸びるような… そのような思いです 気が強まったからでしょう |
主人公 |
背筋が伸びるような… わかるような気もします 頼忠さんほどじゃないけど |
頼忠 |
ええ、よいのです おそらく神子殿には おわかりにならないでしょう あなたから出づる気を ご自身が感じ取れないのは 当たり前のことです |
主人公 |
私から？ |
頼忠 |
はい、あなたから この地から生まれる神聖な気は 風に乗り、京に広がって いくのではないでしょうか これまでの京は、土地の力が 弱まっていて、その気を 受け入れられなかった 今は、違います あなたが土地を清め、 清浄な気を広げた 京の調和は、 あなたがもたらしたものです |
主人公 |
い、いえ、そんな… |
頼忠 |
風はただ吹くばかりです あなたから生まれたものを 伝えようとするだけです そんなあなたにお仕えできること それは、私にとって 至上の喜びなのです |
主人公 |
頼忠さん… |
頼忠 |
…ですが、この季節、 風は少し冷たいようですね 少し頬が赤うございます 寒いですか？ |
主人公 |
え、えっと、あの… 大丈夫です |
頼忠 |
さようでございますか では、ゆるりと参りませんか あなたから生まれるものを すべて見て回るのは 難しいですが… 神子殿さえよろしければ、 私はもう少し、ご一緒させて いただきたいのです 神子殿、今日は本当に ありがとうございました ご一緒することを お許しいただけたこと、 忘れることはありません あなたのもたらす 京の美しい息吹が、 変わることのないように… どうぞお風邪を召しませんよう 暖かくして お休みくださいませ |
登場人物 |
セリフ内容 |
主人公 |
けっこう人手があるな 今日は何かあるのかな？ (あっ！ 勝真さんだ) |
男の子 |
じゃあ、これ、 買ってくれるんだな |
勝真 |
ああ 悪くない彫りだと思うぜ |
男の子 |
へへ、ありがとな 作ったヤツに伝えとく！ |
主人公 |
勝真さん！ |
勝真 |
あ…なんだ、お前、 どうしたんだよ、 八葉は誰かいないのか？ |
主人公 |
今日は、ただの散策なんです 勝真さんは ここで買い物ですか？ |
勝真 |
まあな たまに市で会う子どもが 売り物を見せてくれたからな ちょっとした市みたいなのが できてるんだよ |
主人公 |
へぇ、どんなものが 売ってるんだろ ちょっと見ていこうかな |
勝真 |
ああ、お前って 買い物好きそうだもんな |
主人公 |
そんなふうに 見えますか？ |
勝真 |
まあな、しかも優柔不断で いつまでもどっちにするのか 悩んでる感じがするぜ |
主人公 |
そういうこと言います？ |
勝真 |
はは、言い過ぎたか 悪い悪い 詫びのかわりに、 つきあってやるさ |
主人公 |
えっ、いいんですか？ |
勝真 |
なんだ、遠慮してんのか？ …当たり前だろ？ 本当は、ここに市がたつのは いいことじゃないんだ |
主人公 |
どうしてですか？ |
勝真 |
決まった市以外で 物を売ってはならぬってことに なってるからな だが、取り締まれないよな 京が元気になって、 活気が出た結果なんだ |
主人公 |
京が、元気に… |
勝真 |
そうだ 五行の力が高まって、 気が安定したってことさ 土地の力が弱かったころは、 そこにいる人間も 影響受けてどこか暗かったが… 今じゃ未来が信じられる 生きていくハリが 出たって感じかな |
主人公 |
ああ、わかります 元気のない場所に行くと こっちも元気なくなるもの 土地の力が高まるって、 そういうことも 関係していくのか… |
勝真 |
ありがとな これも全部、お前が京の土地の 力を高めてくれたおかげだ 俺は、そんなお前に感謝してる だから、今日お前に つきあうくらい、わけないんだ 俺には、そんなことしか してやれないけど―― それでも… できることは、精一杯 してやりたいのさ 俺に遠慮するのは 損だって覚えとけよ |
主人公 |
今日はありがとうございました すごく楽しかったです |
勝真 |
何も買わなくてよかったのか？ いろいろ悩んでただろ |
主人公 |
悩むのが楽しいんですよ どれも欲しくなっちゃうのが 難点ですけど でも、いろいろ見られて、 楽しかったから、 それでいいんです |
勝真 |
そうか …じゃあ、これ |
主人公 |
これ、なんですか？ 木箱…？ きれいな模様が 彫ってありますね |
勝真 |
今日の記念に、 お前にやるよ |
主人公 |
えっ、いいんですか？ さっき白河で 買ったものでしょう？ |
勝真 |
もともと、お前に やろうと思って買ったんだ 掘りがよかったからさ その上、お前と一緒に 過ごせて、 俺のほうこそ楽しかった 俺と出かけるのも きらいじゃないだろ？ またいつか、買い物にでも 出かけような |
登場人物 |
セリフ内容 |
主人公 |
わぁ…前に比べて 行き交う人が増えてるみたい |
イサト |
なんだ、 ずいぶん元気そうじゃん |
主人公 |
あれ、今のは… |
イサト |
あんなに 具合悪そうだったのによ ほんと、よかったな！ |
翁 |
おお、今じゃこうやって、 散歩ができるまでに なっての おや、こりゃいかん わしゃお邪魔かの |
イサト |
はあ？ 何言ってんだよ |
翁 |
ほれ、そこで 娘さんが お前のことを見とるよ |
イサト |
え？ なっ…！ お前、いつからいたんだよ？ |
主人公 |
え、えっと、 今来たとこ |
翁 |
これ以上邪魔するわけには いかんかの わしはこれで失礼しよう |
イサト |
…ったく、あのじいさん、 好き勝手なこと 言いやがって でも、まさかこんな場所で お前に会うなんて 思わなかったぜ |
主人公 |
あのおじいさんは イサトくんの知り合いなの？ |
イサト |
ああ、そうさ あのじいさん、 もう長いこと寝込んでたんだぜ それがあんなに 元気になってさ 思わず立ち話しちまった |
主人公 |
とっても元気そうだったね |
イサト |
ああ 旅人と話をするのが 好きなじいさんでさ 最近、この街道も 旅人が増えたもんだから、 元気が戻った、なんて言ってた |
主人公 |
たくさんの人から 話が聞けるものね 元気になってよかった |
イサト |
みんな喜んでるんだぜ ここいらがすごく 歩きやすくなったって ちょっと前までは 怨霊が出たり盗賊が出たり、 けっこう危なかったんだ |
主人公 |
え、そうなの？ 知らなかったよ |
イサト |
知らなかったのか？ こういう時、 改めて、思うよな やっぱ、お前はすげーなって |
主人公 |
えっ？ なんで？ |
イサト |
ここが通りやすくなったのは お前が頑張ったからに 決まってるじゃん 土地の力を高めたから、 盗賊も出にくくなってさ 怨霊だって出ない その上、雰囲気とか空気とかも よくなって、 みんな元気になってさ いいことづくしだ な？ お前のおかげだろ？ |
主人公 |
そうなのかな？ |
イサト |
当たり前だろ、 自信持てよ ま、あんまり自覚しないで、 気負わないお前が、 オレには可愛く見えるけどな そういう普通のお前が、 一番いいんだよ オレももっとお前のために 何かしてやりたくなるんだ お前は気づいてないけど、 本当にすごいことを したんだぜ 自分でわかんないんなら、 あちこち見て回れよ そしたら少しはわかるって オレもつきあってやる また一緒に出かけようぜ 誘いに来るからな！ |
登場人物 |
セリフ内容 |
主人公 |
ここから向こうは もう京とは呼ばないんだよね、 確か あっ、誰か来る 邪魔にならないように、 よけていよう |
武士Ａ |
おお、ようやく 山を抜けられそうだ ここから先は京だな |
武士Ｂ |
これが都の空気というものか わしゃ初めてだが、 何やらすがすがしいの |
武士Ａ |
半年ほど前に来た時は もっとどんよりした 感じだったがなあ |
武士Ｂ |
ほう、そうなのか だが今は身のひきしまるような よい空気だ |
武士Ａ |
そのようだ よいことだな、ゆっくり この空気を楽しみながら行こう |
武士Ｂ |
おう、そうしよう |
主人公 |
前とは違って すがすがしい、か |
彰紋 |
………… |
主人公 |
あれ、彰紋くん？ 何してるの？ |
彰紋 |
……あっ！ ああ、見つかってしまいました 僕がここにいたことは 秘密にしておいてくださいね |
主人公 |
うん、わかった でも、木のかげに隠れて 何をしているの？ |
彰紋 |
京に来る人や 京から旅立つ人の 様子を見にきたんです 以前に比べて人の行き来が増え、 京にも人が入って くるようになりましたから でも僕、なんだか嬉しくて さっきの武士たちの話 あなたも聞いたでしょう？ |
主人公 |
うん、この京の空気が すがすがしいって 言ってたね |
彰紋 |
嬉しいです |
主人公 |
うん、嬉しいね よかったね、彰紋くん |
彰紋 |
はい、よかったですね やはりあなたは 素晴らしいです |
主人公 |
…あれ？ |
彰紋 |
どうしました？ |
主人公 |
なんかへんじゃない？ |
彰紋 |
へんじゃありませんよ 僕、あなたが誉められて 嬉しくて、「よかった」って |
主人公 |
え？ なんで？ 私？ |
彰紋 |
はい、あなたです だって、今の京が 誉められるのは、あなたが 誉められるのと同じですよ あなたが京を清めて、 土地の力を取り戻してくれて、 だから京は元気になった ここだけじゃないんですよ 今日のいたる場所の空気が 心地いいんです なんだか、どこに行っても あなたと一緒にいるみたいに 暖かくて |
主人公 |
えっ？ そ、そうなの？ |
彰紋 |
はい あなたの心の暖かさが、 京のどこにいても感じられる 僕は、それが とても嬉しいです いつもあなたを思います あなたを天女と呼ぶのは 絶対に正しいことだと、 僕はそう思います あなたという天女が舞い降りて、 京は心地よさを得られた 僕、力に満ちあふれた今の京が 大好きなんです あなたのことを 感じられる、この京が… |
主人公 |
彰紋くん…… |
彰紋 |
そうだ、京に戻りながら 何か話をしていきませんか？ 僕に教えてほしいんです あなたの目から見た 京を知りたい でも、ゆっくり行きましょう だって、あなたと歩く この夢のような時間を、 まだ、終わらせたくないんです 今日はあなたに会えて、 本当によかった あなたといると、 心の深いところが 幸せでいっぱいになるんです 僕は、あなたが京に してくださったことに対して とても感謝しているし… あなたという方の 八葉でいられることが とても嬉しい だって、また一緒に 出かけましょう、と お誘いすることができますから 本当に、そう思います また、ご一緒させてくださいね |
登場人物 |
セリフ内容 |
主人公 |
京の町がよく見える… それに、空が広くて、 すごく気持ちいい やっぱり、来てよかった 誰かと一緒に 来ればよかったかな？ |
幸鷹 |
神子殿？ ああ、やはりそうでしたか ここで会うとは 思いませんでした どうしたのですか、 今日はなぜこちらに？ |
主人公 |
京の土地の力が高まってるって 紫姫が言ってくれて それで、様子を見に来たんです 幸鷹さんはお仕事ですか？ |
幸鷹 |
いいえ、今日は私用です 息抜き、というほうが 正しいかもしれません 青空が、 見たかったものですから この場所は、京の町が見えて 空が望めるでしょう？ だから、来てみたのです |
主人公 |
今日はいいお天気だし、 町もよく見えますものね |
幸鷹 |
近くにいては 逆に見えないものもあるし、 一望してわかることもあります こうして京を視界におさめると いろいろなことが 胸に浮かんでくるのです |
主人公 |
たとえば、どんな？ |
幸鷹 |
己が無力だったということ、 などでしょうか |
主人公 |
そんなことないです！ 幸鷹さんは京のために いろいろやってますよ！ |
幸鷹 |
ありがとうございます ですが、その評価は 私ではなく… あなたにこそ 帰せられるものだと 思いますよ あなたが来る前の京は 力を失い、弱っていました 人も、土地も ですが、今は違います 土地の力はよみがえり、 人は活気を取り戻した これをあなたの力と言わず なんと言いましょうか |
主人公 |
私だけじゃなくて、 みんなで頑張ってきた ことじゃないですか |
幸鷹 |
いいえ、やはりあなたが いたからこそですよ、 神子殿 今日、私たちがこうして 青空を満喫できるのは、 あなたのおかげです 力を取り戻していく京は 青空の下で のびのびとして見えますよ 京に代わってお礼を 申し上げます 本当にありがとうございます |
主人公 |
そ、そんな… じゃあ、私もお礼を 言わせてください いつも 一緒に頑張ってくれて ありがとうございます |
幸鷹 |
神子殿… きっとあなただったから、 京も応えたのでしょうね |
主人公 |
え？ どういうことですか？ |
幸鷹 |
あなたは京のために力を尽くし、 その思いに、京が応えた 私は、そんなふうに思うのです 私も同じですよ、神子殿 京と同じように、 いつもあなたに応えていたい お急ぎではないのでしょう？ もう少し、私と共に 過ごしてくださいませんか 空は高く美しく、 この土地は穏やかです 少しの間、この風景を、 そしてこの空を、私たちだけの ものにしていたいのです 私と、あなただけのものに… 神子殿の時間を 独り占めさせてくださって ありがとうございました もしあなたがよければ、 京の他の土地にも 出向いてみてください 美しく力を取り戻した京を、 もっと 堪能していただきたいのです その時も私がご一緒できれば 嬉しいのですが… |
登場人物 |
セリフ内容 |
主人公 |
静かだな、 人の姿もなくて… ちょっと淋しいかな？ |
翡翠 |
神子殿 |
主人公 |
ひゃっ！ |
翡翠 |
驚かせてしまったようだね |
主人公 |
翡翠さん！ びっくりしましたよ |
翡翠 |
どうしたんだい、 この祠に願掛けでも？ 私とのことを祈願しにきた、と 言ってくれるのなら 嬉しいのだけれどね …とは、うぬぼれすぎかな むしろ粋な出会いを 用意してくれたこの橋に 感謝を捧げなくてはいけないね |
主人公 |
そうですね ここで翡翠さんに会うとは 思ってませんでしたから どうしたんですか？ ここに何か用事が？ |
翡翠 |
用というほどではないよ なんとなく近くに来たら、 ひどく美しく感じてね |
主人公 |
美しい？ 何がですか？ |
翡翠 |
川のせせらぎだよ たおやかで、心地よい 美しい調べだ |
主人公 |
あっ、そうですね 気づかなかったな なんだか優しい音ですね |
翡翠 |
もっとも、君の唇からこぼれる うるわしいせせらぎには 到底かなわぬがね |
主人公 |
翡翠さん！ いつもそういうこと ばっかり言うんだから |
翡翠 |
ははは いやだったかい？ でも、君が美しいせせらぎを 生み出すというのは 本当のことなのだよ この川がこんなにも 穏やかになったのは ここ最近のことなのだから |
主人公 |
そうなんですか？ |
翡翠 |
ふふ、ご自分では おわかりでないようだね、 可愛い人 もっとも自身の魅力は なかなか自分では わからないものなのだろう 私は、この都の出身ではないが それでも、この京が 以前と違うことはよくわかる 初めて訪れた京は 力なくうなだれているようで いかにも末法の世だったからね だが、今は違う 君という神子を得て、 生き返ったのだと思うよ いや、生まれ変わろうと しているのかもしれない 京の万物はみな、君がもたらす 風に惹かれ、君の気を惹こうと 競って美しくなろうとしている このせせらぎもその一つだ 私は、そう思うのだよ |
主人公 |
い、いえ、 それは言いすぎ… |
翡翠 |
まだまだ言い足りないよ 君は謙虚すぎるようだね もっと賞賛を受けるべきだ 私は言葉を尽くして たっぷりと君を 誉め称えさせていただきたいね |
主人公 |
か、勘弁してください… |
翡翠 |
ははは、残念だよ、神子殿 だが、それも 君らしくあるよ 京のすべては 君を賞賛しているというのに、 君ときたら、欲がないのだ もっとも、何がどれだけ 君の気を惹こうとしても、 君は心奪われてはいけないよ |
主人公 |
はあ あの…それは、どうしてですか？ |
翡翠 |
心を奪われるなら、 私に奪われてほしいからさ 君という珠玉を 手中にするためなら、 私は何も惜しまないのだが 覚えておいで、可愛い人 もっとも今は私が 君のものだけれどね あの場所で待っていたら、また 君はそのせせらぎのような声を 聞かせてくれるのかな？ ぜひ、また あのような心躍る出会いを したいものだ 私はいつも、君を 待っているよ、私の姫君 ずっと――ずっとね |
登場人物 |
セリフ内容 |
主人公 |
笛の音だ――優しくて、 どこか暖かい感じがする ひょっとしたら… (やっぱり 泉水さんだ) |
泉水 |
あ…神子… ここでお会いするとは 思っておりませんでした ごきげんよう、神子 こちらに何かご用ですか？ |
主人公 |
用と言うほどじゃないんですけど 静かな場所で ゆっくりしようかと思って |
泉水 |
そうでしたか あ…あの、もしかしたら 私の笛が邪魔で ゆっくりなされませんでしたか？ |
主人公 |
そんなことありませんよ 優しくて、暖かくて… とってもきれいな笛でした |
泉水 |
ありがとうございます もし私の笛の音が そのように聞こえたなら… それは、きっと 神子のおかげなのです |
主人公 |
え？ でも私、 何もしていませんよ |
泉水 |
このところ京の気は安定し、 それが私の笛に 宿るように感じるのです この気の清らかさは、 心をあたためるよう でもあります そして私の笛の音は、 雪の景色にとけていくように 空に広がっていくのです 以前より心地よく、 遠くまで響くような… |
主人公 |
前と、響きが違うんですか？ |
泉水 |
ええ、以前の京の気は、 不穏なざわめきで 今にも崩れそうでしたから… ですがあなたがいらして、 京を清めてくださって、少しずつ 落ち着きを取り戻したのです それにつれて、楽の音の響きも 広く、深くなっていったように 思います 神子、本当に ありがとうございます あなたの力は、本当に 素晴らしく、そして 神々しいものです |
主人公 |
違いますよ、泉水さん みんなで頑張ったんだし… それに、泉水さんの笛は 前からずっと きれいでしたもの！ |
泉水 |
神子… あの…もし、ご迷惑でなければ ここで、私の笛を 聞いてはいただけないでしょうか |
主人公 |
ええ、もちろんです |
泉水 |
あなたへのこの感謝の気持ちを 私はきっと、うまく言葉に できないでしょう ですから、この笛の音に 感謝と喜びを 乗せることができたら… お会いできてよかった 私はあの時、あなたのことを 思っていたのです 望外の喜びを あなたにお伝えすることが できればいいのに そして願わずにはいられません またあなたとご一緒できる日が あればいいのに、と… |
登場人物 |
セリフ内容 |
主人公 |
階段がちょっと凍ってる 気をつけないと すべりそうだなあ |
泰継 |
神子、何をしている？ |
主人公 |
えっ！？ うわっ、わわわっ！ |
泰継 |
大丈夫か |
主人公 |
あーびっくりした 転ぶかと思いました ありがとうございます |
泰継 |
いや だが、いつも私が後ろに いるとは限らない 足元には 注意して歩くといい ここには何をしに来た 誰か八葉は つれていないのか |
主人公 |
今日は誰にも 一緒に来てもらうお願いを しなかったんです 京の土地の力が 高まったっていうのを 確かめたいと思って |
泰継 |
そうか |
主人公 |
泰継さんは どうしてここに？ |
泰継 |
この山に用があって来たのだが、 こちらに回ってきたのは、 その者を追ってきたからだ |
主人公 |
その者？ |
泰継 |
足元を見ろ |
主人公 |
足元…？ あっ！ 白い塊…うさぎ！ うわ、ふかふか！ 可愛いですね、 寒いのに、元気そう |
泰継 |
この者は、寒くないのだ |
主人公 |
そうなんですか うさぎは寒さに 強いんですね？ |
泰継 |
違う そういうことではない |
主人公 |
………？ |
泰継 |
お前には、わからぬのか |
主人公 |
ごめんなさい、 よくわからないです |
泰継 |
…なぜ謝る？ 謝る必要など どこにもない この者は、五行の気の流れを 感じて――お前の気を感じて ここに来たのだ 以前に比べ、京を流れる 五行の気の量は 格段に増えている お前が来て、その気は より活発になった それを暖かいと感じている これは、お前が、京の持つ 五行の力を強めた結果だ |
主人公 |
私ですか？ |
泰継 |
お前の他に誰がいる このうさぎは、お前に 礼を言いに来たのだろう 京に五行の気が満ちたのは お前の尽力だと この者にはわかっている |
主人公 |
なんだか嬉しいです |
泰継 |
この者だけではない 万象が、お前を歓迎し、 感謝している もちろん、この私も また同じだ お前がここにいることを、 私は嬉しいと思っている ここでお前に会えたことを それはただの偶然かもしれない だが、必然であればいいと 私は願っているのだ 今日、私がここに来たのは、 高きところから京の気の 流れを確認するため お前も同じ目的で来たのなら 私たちの考えは 寄り添っている、と言える 胸が熱くなるこの感じを、 「嬉しい」というのだろう それはお前が教えてくれた 万象が五行の力の恩恵を受けて お前に感謝するように… 私もまた、この不思議な感情を 与えてくれた、お前に 感謝している |
主人公 |
泰継さん… |
泰継 |
これから先も、お前は たくさんのことを、私に 教えてくれるのだろう だからこそ、共にいたい、 そう、願うのだ… あのうさぎには、 感謝しなければならない あの地でお前に会わせてくれた 次に会った時は 礼を言っておく お前と過ごす時間が どれだけ私にとって 幸いなことか… お前には伝えきれないし、 私も本当に理解してるとは いえない だから、またあのような時間を 作ってもらいたい …次の機会を待っている |
登場人物 |
セリフ内容 |
主人公 |
やっぱり 北山って静かだなぁ ここならゆっくり 京の土地の力を 探れそうだよね あんまり 奥まで行かないほうが いいかな 今、何か音が… まさか… |
アクラム |
京の気を探りに来たか、 神子 |
主人公 |
アクラム… |
アクラム |
力をつけたな、神子 今や、京は お前の力に満ちている 五行の力にあふれ、 強い気がめぐっている |
主人公 |
あなたは、 京の土地の力が増すのが わかるんだね |
アクラム |
お前はわからぬだろう 理解せずとも、 お前は龍神の力をふるう 探せば、どこかで 花が咲いているかも しれぬな 長い秋に咲きそびれた 季節外れの花が… お前の気に誘われてな |
主人公 |
そうなの？ |
アクラム |
見るがいい、 その木に宿る小さな芽を お前の気を受けて 目覚めたのだろう 季節など、お前の前では なんの意味も持たぬな なんと力の強大なことよ お前は闇を知らぬ これからも、 知らぬままであろう |
主人公 |
…………？ |
アクラム |
神子、 お前はどの芽を息吹かせ、 どの花を咲かせるのか 私はそれを見てみたいと 思っているのだ 京を本当に安寧に導くのは お前にしかできぬよ、神子 さあ、もう戻れ そしていつものように 八葉を連れて出かけよ 京を救うためにな |
主人公 |
…そうする まだ、京は完全に 平和になったんじゃないものね ありがとう、アクラム！ |
アクラム |
…素直といえば あれほど素直な気性の 娘もおらぬな この指で、小さな木の芽を 摘み取ることは わけない だが、黙って見守れば その芽はやがて青葉となる 今のお前は、みずみずしい 青葉のようだよ、神子 とても美しく、強い いつか、秋が来て、 葉が朽ち果てるその日まで、 私はお前を見守っていよう いつか来る、その日まで… |
登場人物 |
セリフ内容 |
主人公 |
(この前の怨霊との戦いは 本当に ぎりぎりだったな) (もっと強い敵が 出てきたら、私は 戦えるんだろうか…) (そうだ、もっと 強くなるための方法を 誰かに教えてもらおう) (戦いに詳しそうな人って いったら、やっぱり 頼忠さんかな…) (紫姫の話だと、頼忠さんは この白河に 来ているはずなんだけど…) (あっ、あそこだ！) |
頼忠 |
神子殿…？ なぜこちらに？ |
主人公 |
頼忠さんを探しに 来たんです |
頼忠 |
お呼びくだされば 私のほうから 参りましたのに… |
主人公 |
いえいえ、私が勝手に 来ただけですから 今日は、頼忠さんに 教えてほしいことが あるんです |
頼忠 |
さようでしたか 私がお答えできることであれば なんでもお答えしましょう |
主人公 |
ありがとうございます あの、私、もっと 強くなりたいんです 怨霊と戦ったり、 封印したりする時に みんなに苦労をかけないように |
頼忠 |
神子殿は今のままでも 立派に戦っておいでです |
主人公 |
でも… 私、戦い方すら わかってないと思うんです みんなの足 引っ張ってる気がして… みんなに守られてばかりで… |
頼忠 |
あなたがそのように 思われることは ありません 私ども八葉は あなたをお守りするために あるのです |
主人公 |
あの、でも、やっぱり 私もみんなのために 何かしたいです だから、怨霊との戦い方を、 ――もっと強くなる方法を 教えてほしいんです |
頼忠 |
それはできません |
主人公 |
どうしてですか？ |
頼忠 |
申し訳ありません、神子殿 しかし、あなたには 穢れを負ってほしく ないのです |
主人公 |
…穢れ？ |
頼忠 |
ええ 戦いに練達するということは 人を傷つけることに 長けるということです 誰かを傷つけた末に 身につけた技は… 穢れです そのような技を あなたのような方が 身につけてはなりません …私だけで十分です |
主人公 |
でも、私は頼忠さんが 穢れたことをしてるとは 思わないですよ |
頼忠 |
いいえ、あなたは ご存じないだけなのです 私はこれまでも、この剣で 多くの人を傷つけ、 苦しみを――穢れを生みました |
主人公 |
そんな… |
頼忠 |
さあ、もう行きましょう もうすぐ、日も 傾き始めるでしょうから… |
主人公 |
待って！ 頼忠さんの剣は 穢れてなんてないです 頼忠さんの剣は… |
選択肢 |
人を守っている 優しい剣です |
主人公 |
私と一緒に 京を守ってくれる剣です …私だけじゃない 京のみんなを守る剣だって 私は思っています |
頼忠 |
神子殿… そのような もったいないお言葉… ありがとうございます 神子殿 あなたの力強いお言葉に 私は何度、 救われたことか… あなたはいつも、そのようにして 八葉を救い、守り、そして 勇気づけているのです 戦いの技を磨かなくても、 その優しさで、私どもを 守ってくださっているのですよ |
主人公 |
頼忠さん… |
頼忠 |
神子殿、これからも あなたをお守りすることを どうぞ、お許しください あなたを守ることこそが、 私の生きがいなのですから―― |
主人公 |
人を守っている 優しい剣です 私だって守られてる だから、私も、 頼忠さんを守りたくて… |
頼忠 |
神子殿… そのような もったいないお言葉… ありがとうございます 神子殿 あなたの力強いお言葉に 私は何度、 救われたことか… あなたはいつも、そのようにして 八葉を救い、守り、そして 勇気づけているのです 戦いの技を磨かなくても、 その優しさで、私どもを 守ってくださっているのですよ |
主人公 |
頼忠さん… |
頼忠 |
神子殿、これからも あなたをお守りすることを どうぞ、お許しください あなたを守ることこそが、 私の生きがいなのですから―― |
登場人物 |
セリフ内容 |
勝真 |
よう、具合はどうだ？ |
主人公 |
あっ、勝真さん、こんにちは |
勝真 |
…なんだ やけに元気だな 寝こんでるって聞いたんだが |
主人公 |
違いますよ 熱があるんじゃないかって、 朝、紫姫が心配してくれて… でも、本当になんでもないんです むしろ元気すぎて、 退屈してたところです |
勝真 |
なんだ、そんなことだろうと 思ったぜ そんなに退屈なら、今日は お前の暇つぶしに つきあってやろうか？ 庭にでも出ようぜ |
主人公 |
今日はこの館には どんな用事で来たんですか？ |
勝真 |
ああ、特に用事はなかったんだが ついでに寄ってみたのさ 張り直しを頼んでた弓を 取りに行ってたんでな |
主人公 |
へぇ、武器の手入れって 大変そうですね でも、自分の武器があるって いいですよね 弓ってやっぱり 難しいんですか？ |
勝真 |
なんだ、お前、興味あるのか？ だが、お前に弓なんて 危なっかしくて 持たせられないぜ |
主人公 |
そんなぁ |
勝真 |
まあ、遊びに使うような弓なら 話は別だけどな 小弓って遊び、やってみるか？ この屋敷ほどの広さがあれば 小弓くらいできるだろ |
主人公 |
コユミって…？ |
勝真 |
部屋の中でやる遊びさ まず、的は壁に用意するんだ わりと近いところにな それで、そいつを 座ったままの体勢で、狙う |
主人公 |
ええっ、家の中で弓を射るなんて 危なくないですか？ |
勝真 |
ああ、弓は短いのを使うし、 座ったまま射るから 力も要らない よっぽど下手な奴が 思いもよらない方向に 射たりしなきゃ大丈夫さ まあ、ものは試しだ 部屋に戻って やってみようぜ 俺が、危なくないように 見ててやるよ |
主人公 |
楽しかった〜！ でも、やっぱり弓って 難しいですねぇ なかなかまっすぐ飛ばないし |
勝真 |
的から外れて 壁に刺さりそうなのも あったよな |
主人公 |
ううっ、これでも 頑張ったんですよ〜 |
勝真 |
ははは、からかいすぎたな 悪かった 本当のところ、けっこう いい線いってたぜ 筋はいいのかもな |
主人公 |
本当ですか？ ありがとうございます でも、勝真さんはさすがですね ほとんどが、的の真ん中に 当たってましたよね |
勝真 |
そりゃあ、何年もやってんだ このくらいの距離 正確に射ぬけなきゃな お前が危なっかしいのを見て 逆に調子が出たってのも あるんだろうけど |
主人公 |
どうしてですか？ |
勝真 |
当てられたら教えてやる |
主人公 |
う〜ん、そう言われると 当てたくなりますね、 勝真さんの調子が出た理由 |
選択肢 |
お手本になってくれようと した、とか？ |
主人公 |
弓を張りなおして 気分がよかったから？ |
勝真 |
そりゃ、弓を張りなおせば 気分はいいが、 それだけじゃないさ …お前を見てたら、 弓を始めたころのこと 思い出してさ お前があんまり一生懸命だから、 初心に帰ったんだろうな お前の、そうやって なんにでも 一生懸命になれるとこ―― 俺は、いいと思うぜ …というわけで、 お前の答えは、はずれだな |
主人公 |
えっ、けっこう 近くなかったですか？ |
勝真 |
ま、そういうことに しておいてやってもいいぜ ほら、今日はもうおしまいだ 退屈はまぎれただろ？ |
主人公 |
はい、ありがとうございました！ また、弓を 教えてくれますか？ |
勝真 |
機会があったらな お前はきっと、 弓が似合うと思うぜ …お前みたいに まっすぐ前を見る奴は うまくなるんだ |
主人公 |
勝真さん… |
勝真 |
じゃ、またな 今日は楽しかったぜ |
主人公 |
お手本になってくれようと した、とか？ |
勝真 |
ああ、お前とじゃ 勝負にならないだろ？ |
主人公 |
う〜ん、まあ そうですけど… ひょっとしてまぐれで 勝っちゃってたかも しれないですよ！ |
勝真 |
おいおい、そんなの 一度もなかっただろ まあ、手本ってほどのものを 見せられたかは わからないけどな でも、今日はちょっと 嬉しかったんだぜ お前が、弓に興味を 持ってくれるなんてさ だから、ちょっとばかり 張り切ったかもしれないな …というわけで、 お前の答えは、はずれだな |
主人公 |
えっ、けっこう 近くなかったですか？ |
勝真 |
ま、そういうことに しておいてやってもいいぜ ほら、今日はもうおしまいだ 退屈はまぎれただろ？ |
主人公 |
はい、ありがとうございました！ また、弓を 教えてくれますか？ |
勝真 |
機会があったらな お前はきっと、 弓が似合うと思うぜ …お前みたいに まっすぐ前を見る奴は うまくなるんだ |
主人公 |
勝真さん… |
勝真 |
じゃ、またな 今日は楽しかったぜ |
登場人物 |
セリフ内容 |
主人公 |
うわぁ、 一面真っ白だね 雪が積もっただけなのに、 なんだか違う場所みたい |
イサト |
こういう日は外に出て、 よく雪遊びしたもんだぜ なあ、お前の世界でも 雪で遊んだりするんだろ？ どんな遊びがあるんだ？ |
主人公 |
う〜ん、雪だるまを作ったり 雪うさぎを作ったりとか… あっ、それから 雪合戦っていうのもあるよ |
イサト |
雪合戦？ |
主人公 |
敵と味方に分かれて、 雪で作った玉を 当てあう遊びだよ |
イサト |
ああ、それなら知ってるぜ オレもガキのころは よくやったんだ なんか懐かしいな 今からやってみるか？ |
主人公 |
わっ、待ってよ、イサトくん！ |
イサト |
へへっ、不意打ちで ぶつけたりはしねぇよ お前も一応女の子だしな でも、面白いよな お前の世界にも、京と同じような 遊びがあるなんてさ オレとお前が同じ世界に 生まれてたら、 一緒に雪遊びしてたかもな |
主人公 |
イサトくんと遊ぶとしたら やっぱ雪合戦かな？ |
イサト |
ああ、言っとくけど、オレは 相当強いからな ガキのころだって、 オレに対抗できる奴なんて ほとんどいなかったんだぜ |
主人公 |
確かに、イサトくんって 相当強そう 逃げ足も速そうだし あっ、でも 私だって負けないよ！ |
イサト |
へへっ、お前は 意外にあなどれないからな とんでもないところに隠れてて 雪ぶつけてきたりとか しそうだよな |
主人公 |
ふふ、今度本当に雪合戦したら 楽しいかもね！ |
イサト |
ああ、本当に 楽しいんだろうな …オレさ、お前といると いつも楽しくて 時間を忘れちまうんだ 何かを楽しいって思う気持ち、 お前に出会って ようやく思い出したんだ |
主人公 |
私も、イサトくんといると とっても楽しいよ |
イサト |
そっか お前も、そう思って くれてるんだな …でも、オレ、思うんだ 楽しい時間は永遠じゃない いつか、終わるんだって |
主人公 |
イサトくん…？ |
イサト |
楽しい時間なんて、 きっと、この雪みたいな ものなんだろうな 突然降ってきて、 何もかもを染めつくして、 いつの間にか消えちまう |
主人公 |
そうだね、確かに、時間も雪も とどまるものではないものね だけど… |
選択肢 |
雪がとける前に またここに来ようよ |
主人公 |
どっちも形を変えて 私たちの中に残るよね |
イサト |
形を、変えて？ |
主人公 |
うん、雪は、とけると 水に変わって、 そのうち雲になるよね それで、雲が雨を降らせたら 草や木が育つでしょ？ 同じように、時間が過ぎたら、 たくさんの想い出が できるんじゃないかな |
イサト |
そうか… …そうだよな なくなっちまうわけでは ないのかもしれねぇな 今までお前と過ごした 楽しい時間だって、オレ、 ちゃんと覚えてるもんな へへっ、本当にお前って 面白いヤツだよな |
主人公 |
えっ、なんで？ |
イサト |
だってさ、お前って たいして考えてる様子もないのに 妙に納得できることを言うじゃん …そういうとこ、すごいって、 ちょっと思ってるんだぜ だからさ、オレ、 もっともっと、たくさん、 お前との想い出、作りたい …今日だけじゃなくてさ、 もっと、…できればずっと、 想い出、作っていこうな |
主人公 |
雪がとける前に またここに来ようよ |
イサト |
…とける前に？ |
主人公 |
うん、それで、今日のことを 話したりとか、イサトくんが昔 雪で遊んだ話を聞いたりとか―― そうやって、 いろんな話をしたら きっと楽しいよ |
イサト |
ああ、そうだよな、また来ようぜ ここだけじゃなくて、もっと いろんなところにさ また、楽しい時間 過ごそうぜ！ へへっ、本当にお前って 面白いヤツだよな |
主人公 |
えっ、なんで？ |
イサト |
だってさ、お前って たいして考えてる様子もないのに 妙に納得できることを言うじゃん …そういうとこ、すごいって、 ちょっと思ってるんだぜ だからさ、オレ、 もっともっと、たくさん、 お前との想い出、作りたい …今日だけじゃなくてさ、 もっと、…できればずっと、 想い出、作っていこうな |
登場人物 |
セリフ内容 |
主人公 |
(みんなに一日休んだらって 勧められたけど… 休んでていいのかな？) |
紫姫 |
神子様、 お休みのところ、失礼いたします 彰紋様がいらっしゃいましたわ |
彰紋 |
こんにちは もしお一人なら、このお休みを 僕と一緒に 過ごしてくださいませんか？ |
紫姫 |
ええ、 それがよろしいですわ、神子様 では、彰紋様、 私は少し席をはずしますので、 神子様をよろしくお願いしますね |
主人公 |
紫姫はそう言うけど… 私だけ休んでいていいのかな？ みんな頑張ってるのに… |
彰紋 |
いいんですよ、 そういう日があっても 僕たちはみんな、 あなたに一日、ゆっくりして もらいたかったんです そうだ、今日は あなたにお見せしたいものが あるんですよ |
主人公 |
えっ、どんなもの？ |
彰紋 |
この絵巻なんです 僕が子供のころに 贈られたものなんですけど… とってもきれいなので あなたにお見せできたらと思って |
主人公 |
わぁ…すごい！ こんなに鮮やかな巻物 私、見たことないよ こんなきれいな巻物、 一生の宝物だね |
彰紋 |
ふふっ、よかった あなたが喜んでくれて でも、あなたは、この絵巻よりも もっと美しいものを 僕に教えてくれましたよね |
主人公 |
私が？ |
彰紋 |
ええ、あなたは、この京が どれだけ美しいかを 僕に教えてくれました 今まであまり 内裏を出る機会のなかった僕を 外に連れ出してくれて |
主人公 |
…確かに、一緒に いろんな場所に行ったよね |
彰紋 |
ええ、さまざまな場所に行って たくさんの美しいものに 出会いました 紅葉が山を染める景色、 静かな川のせせらぎ、 森の中の木漏れ日 そして何より、この京を包み、 守る、あなたという 美しい姫君の笑顔―― この京には、日々移ろう 無限の美しさがあることを あなたは教えてくれたんです だから、そんなあなたが 気を張っているのを見ると 心が痛んで… この絵巻が、少しでも あなたの心のなぐさめになればと 思ったんです |
主人公 |
(えっ…彰紋くん、 私のこと、そんな風に 心配してくれてたんだ…) |
選択肢 |
(胸がつまって 何も言えないよ…) |
主人公 |
彰紋くん、来てくれて 本当にありがとう 絵巻物を見せてもらって 励ましてまでもらっちゃって、 本当に嬉しかったよ |
彰紋 |
そんな、僕のほうこそ、 今日は一緒に過ごしていただけて 僕、とても嬉しかったんですよ |
主人公 |
あの、今日は本当に 心配かけてごめんね なんだか私、彰紋くんに お世話になってばっかりだなぁ… |
彰紋 |
いいえ、 そんなことありませんよ 今日だって、僕、あなたを 元気づけるためだけに 来たのではないんです |
主人公 |
えっ？ |
彰紋 |
――僕自身が、 あなたの笑顔を 見たかったんですよ その笑顔が、いつだって 僕の心に 明るい光を灯すのですから |
主人公 |
(胸がつまって 何も言えないよ…) |
彰紋 |
どうしましたか？ |
主人公 |
う、ううん、なんでもないよ なんだか、私、嬉しくて… |
彰紋 |
どうか、苦しいときや つらいときがあったら、 僕にそう言ってくださいね いつでも、あなたの 力になりますから |
主人公 |
…ありがとう 彰紋くん あの、今日は本当に 心配かけてごめんね なんだか私、彰紋くんに お世話になってばっかりだなぁ… |
彰紋 |
いいえ、 そんなことありませんよ 今日だって、僕、あなたを 元気づけるためだけに 来たのではないんです |
主人公 |
えっ？ |
彰紋 |
――僕自身が、 あなたの笑顔を 見たかったんですよ その笑顔が、いつだって 僕の心に 明るい光を灯すのですから |
登場人物 |
セリフ内容 |
幸鷹 |
今日は一日、 よく頑張りましたね もうすっかり 日も暮れてしまいましたが お疲れではありませんか？ |
主人公 |
いえ、帰り道の星空が、 とってもきれいだったから むしろ得した気分です |
幸鷹 |
ええ、明るい星の多い 冬の空は 特ににぎやかですからね 神子殿、もう少しだけ お時間いただくことは できますか？ 夜空の星について、あなたと お話がしたいのです |
主人公 |
はい、いいですよ |
幸鷹 |
では、すのこのほうに 移動しましょう あそこからなら よく、星が 見えるでしょうから |
主人公 |
わぁ…やっぱり 星がたくさんあるなぁ もっと星の名前とか 覚えていれば よかったんだけど |
幸鷹 |
もし、覚えている 星の名前があれば 教えてくださいませんか？ |
主人公 |
ええと、星の名前じゃないけど… 天の川、とか？ |
幸鷹 |
美しい星の群れですね 晴れた日には、ことさら よく見えます あの光をさえぎるものが ないからでしょうね |
主人公 |
はい、京は星がきれいだから、 夜空を見上げるだけで 私、嬉しくなるんです |
幸鷹 |
ええ、ですが、その分、 夜は闇に包まれています 闇は、人に 恐れの感情を抱かせる それに、 治安上の問題も あるのですよ |
主人公 |
そうか…そうですよね 確かに、街灯がある道なら 夜道を歩くのも そんなにこわくはないです あの、私…考えなしに 星がきれいだなんて 喜んじゃって… |
幸鷹 |
いいえ、きらめく星を 美しいと思うのもまた、 大切なことですよ 美しいものを、美しいままに とどめるというのは 案外難しいものなのですから |
主人公 |
…あっ、じゃあ、どっちにも いいところがあるんですね 京にも、私の世界にも |
幸鷹 |
…それは、 どういうことですか？ |
主人公 |
ええと、京の星がきれいなのは それだけで嬉しくなりますよね 逆に、私の世界では、 夜道を歩くのは 京よりはこわくないです |
幸鷹 |
なるほど… |
主人公 |
だから、どっちが良くて どっちが悪いというものじゃ ないってことですよね |
幸鷹 |
ええ、 そのとおりなのでしょう ……………… |
主人公 |
幸鷹さん？ |
幸鷹 |
…すみません あなたのお言葉に、 気づかされたことがあったのです |
主人公 |
あの、私、何か へんなこと 言いましたか？ |
幸鷹 |
いいえ、 そうではないのですよ ………… |
主人公 |
あの…もし幸鷹さんがよければ 何に悩んでいるのか、 聞いてもいいですか？ |
幸鷹 |
あなたは、本当に 優しい方なのですね でも、私にもうまく 言葉にすることが できないのです 己の不確かさを これほど強く感じたことは ありません 何が正しくて、 何が間違っているのか 私は、この問いの答えを 出せずにいるのです |
主人公 |
ごめんなさい、幸鷹さん 役に立つこと言えないです でも… |
選択肢 |
考えすぎないほうが いいですよ |
主人公 |
何が正しいかは 見方次第じゃないですか？ |
幸鷹 |
見方…次第？ |
主人公 |
同じことでも、見る人や 立場によって 見え方は変わるでしょう？ |
幸鷹 |
ええ、そうですね あなたのおっしゃる とおりかもしれない… 一元的な見方ではなく、 多角的に物事を判断するのは 必要なことです そのような大切なことを 忘れていてはいけませんね ありがとうございます、神子殿 あなたの言葉は、本当に まっすぐで、澄みきっている そして、いつだって 私の心の迷いを整理する 手助けをしてくれます |
主人公 |
そんな… |
幸鷹 |
だから私は あなたと共にありたいと 切に願うのですよ あなたがいれば、私は、 この問いの答えもきっと出せる… そう、思うのです |
主人公 |
考えすぎないほうが いいですよ 今、答えが見つからないなら またあとで考えれば いいと思います |
幸鷹 |
…………！ ええ、そうですね きっと、考えているばかりでは 答えは出ないのでしょう 難しい問いの答えは 案外、ふとした瞬間に 出てくるものかもしれません |
主人公 |
はい、私もそう思います |
幸鷹 |
あなたは、困難な問題に とらわれてしまうことが ないのですね 私もあなたのように 問題から一歩離れることを 心がけていきたいものです ありがとうございます、神子殿 あなたの言葉は、本当に まっすぐで、澄みきっている そして、いつだって 私の心の迷いを整理する 手助けをしてくれます |
主人公 |
そんな… |
幸鷹 |
だから私は あなたと共にありたいと 切に願うのですよ あなたがいれば、私は、 この問いの答えもきっと出せる… そう、思うのです |
登場人物 |
セリフ内容 |
主人公 |
出かけようって、 いったいどこまで 行くんですか、翡翠さん！ |
翡翠 |
いいじゃないか、神子殿 いつもは君が 行き先を決めてるんだ たまには私が どこに行くか決めたって |
主人公 |
いや、あの、だから どこに行くんですかー！？ 嵐山だ！ 山がきれいですね ここに来たかったんですか？ |
翡翠 |
まあね 錦に映える君の顔が どうしても見たくなってね |
主人公 |
えっ！？ |
翡翠 |
ふふ ほら、川を見てごらん 美しい錦だろう？ |
主人公 |
あっ、本当だ！ 紅葉が川にたくさん… きれいですね |
翡翠 |
寄り添うように、いつまでも 並んで流れる紅葉もある 私たちもあのくらい 寄り添ってみるかい？ …いや、やめておこう 川が嫉妬して、私たちを 裂いてしまうから |
主人公 |
ひ、翡翠さん！ |
翡翠 |
ははは しかし、本当に美しい 天の河 紅葉を橋に わたせばや 七夕つめの 秋をしも待つ… といったところかな |
主人公 |
紅葉と…七夕？ |
翡翠 |
織姫が秋を心待ちにするのは 天の川に紅葉の橋を かけるからなのだろうか ――おおかた そのような意味かな |
主人公 |
天の川に紅葉の橋… すごく豪華ですね 見てみたいな |
翡翠 |
ふふ…紅葉の橋を渡った先に もしも君のような 美しい姫君がおわすとしたら―― 私は間違いなく、 景色の美しさも忘れ、 君に釘付けになってしまうだろう |
主人公 |
もう、翡翠さん！ |
翡翠 |
ははは、照れた顔も可愛らしい その顔が見たくて、私は君を ここに連れてきたのだろうね おや、向こうに船が見える 水の上から 紅葉を眺めているようだね さて、もし私が、近いうちに この川に船を浮かべると言ったら 君は乗りたいかな、可愛い人？ |
主人公 |
乗せてくれるんですか？ |
翡翠 |
おや、 海賊船とわかっていても 乗りたいかい？ 私にかどわかされ、 とらわれの姫君と なってしまうかもしれないよ |
主人公 |
そうでしょうか？ |
選択肢 |
一緒に海賊になっちゃう かもしれませんよ |
主人公 |
翡翠さんは、そんなこと しないでしょう？ |
翡翠 |
海賊を信じると？ |
主人公 |
翡翠さんを信じてるんです それだけです |
翡翠 |
なるほど どこでそんな殺し文句を 覚えてきたんだい？ 君は本当に、私を 楽しませてくれる 時折、思うのだよ 君の言葉はまるで、 心の帆に吹きつける 風のようだ…と その心地よい風に どこまでも流されていくのも 悪くないかもしれないね |
主人公 |
えっ…？ |
翡翠 |
ふふ…では、 近いうちに、私の船に 乗せてあげなくてはね その時は、くれぐれも、そのまま さらわれてしまわぬように するのだよ |
主人公 |
一緒に海賊になっちゃう かもしれませんよ |
翡翠 |
ははは、随分 可愛らしい海賊だ 出会った船はみんな、 君にすべてを 差し出すかもしれないね 君は本当に、私を 楽しませてくれる 時折、思うのだよ 君の言葉はまるで、 心の帆に吹きつける 風のようだ…と その心地よい風に どこまでも流されていくのも 悪くないかもしれないね |
主人公 |
えっ…？ |
翡翠 |
ふふ…では、 近いうちに、私の船に 乗せてあげなくてはね その時は、くれぐれも、そのまま さらわれてしまわぬように するのだよ |
登場人物 |
セリフ内容 |
泉水 |
この山の発する、清浄で 涼やかな気は、いつでも訪う者を 心地よく迎えてくれますね |
主人公 |
そうですねえ 今日は特にお天気もいいし、 遊びに来てみて正解でした |
泉水 |
ええ、天から降り注ぐ陽光… まるで、笙の音が 聞こえてくるようです |
主人公 |
ショウ？ |
泉水 |
はい、そういう名前の楽器が あるのです その形は、鳳凰を模し… その音は、天から差す光を 表すと、言われています 音色は、それは気高く、繊細で… 平らかな水面にただひとつ 生まれた波紋… そのような風情さえ あるのですよ かつて、名手と呼ばれるに ふさわしい方の演奏を、偶然にも 耳にしたことがあるのですが… まさに、至福のひとときでした 身も心も清められ、光り輝く 天への道が開かれたような… |
主人公 |
泉水さん… |
泉水 |
あっ、も… 申し訳ありません このようなお話… 退屈でいらしたでしょう |
主人公 |
いえ、泉水さんが あんまり生き生きと お話してるから 本当に音楽が 好きなんだなあって もっと聞かせてください |
泉水 |
…ありがとうございます… 笙が天の光を表すのに対し、 大地に暮らす人の声を表すという 楽器があります |
主人公 |
今度は、人の声ですか |
泉水 |
はい、その楽器は ひちりきといいます 雄大ですが、どこか哀しい… まさに地にこだまする人々の声、 そういった音色がいたしますよ 決して大きくない笛なのですが、 不思議なほどに力強い音を 響かせるのです |
主人公 |
へえ… |
泉水 |
…すみません 実際に音をお聞かせできれば よいのですが… やはり私などの言葉では、 音色の素晴らしさをいくら説いた ところで、お伝えすることなど… |
主人公 |
も、泉水さん、 そんなことないですよ、 ちゃんと伝えてくれてますよ！ それに、実際の音は、また今度 聞かせてくれれば いいじゃないですか 泉水さん、 演奏してくれるでしょう？ |
泉水 |
神子… ええ、もちろんです あなたのために、 奏でさせていただきましょう 今日は、私のやくたいもない話を 聞いてくださって、 ありがとうございました |
主人公 |
ううん、私こそ 泉水さんのおかげで、 すごく楽しい休日になりました |
泉水 |
そんな… このようなささやかなことでしか お慰めできない私ですのに… |
主人公 |
ささやかなんかじゃないですよ あれだけの楽器を知っていて、 そのどれをも演奏できるなんて |
泉水 |
いえ…このようなことは 私でなくともできるのです |
主人公 |
そんな… |
選択肢 |
こんなに音楽に詳しい人、 ほかにいないと思う |
主人公 |
でも、私を楽しませて くれたのは泉水さんだよ |
泉水 |
神子… |
主人公 |
泉水さんの笛の音って、 とても暖かいんですよね なんていうのかな… 聞いてる人のために 吹いてる、っていう感じ 泉水さんの優しい気持ちが 聞いている人にも 伝わってくるんだと思う |
泉水 |
神子… 優しいのは、あなたです そうして、私の心を 軽くしてくださる 今日は、日々の戦いで疲れた あなたの心を、いやす助けに なればと参りましたのに… 神子の暖かなお心に、 私のほうが、 慰められてしまいました |
主人公 |
泉水さん… |
泉水 |
神子、 約束を… いただけませんか |
主人公 |
約束？ |
泉水 |
はい あなたは、 いつも微笑んでいてくださる でもつらい時には、 呼んでくださいませんか？ 私はあなたをお慰めしたい… |
主人公 |
も、泉水さん… |
泉水 |
あなたは私の心を 満たしてくださる 少しでもお返しがしたい いいえ、あなたのお役に 立ちたいのです いつでも、おそばで… …もう、おいとましなければ おやすみなさい、神子 今宵、あなたの夢を訪うことを お許しいただけると よいのですが… |
主人公 |
こんなに音楽に詳しい人、 ほかにいないと思う それに、 うまく言えないんですけど、 詳しいってだけじゃなくて… ううん… 音を好き、なのかな？ 泉水さんが それが音にも伝わるっていうか、 私にも伝わるし…ええと… 心地いいんですよね |
泉水 |
神子…！ |
泉水 |
ありがとうございます 私は…幼少のころから、楽にしか とりえがありませんでしたので… そういっていただけると… 本当に嬉しいです 神子はきっと、 お気づきでないのでしょうね あなたの言葉の ひとひら、ひとひらが どれだけ私を勇気づけるのか… |
主人公 |
泉水さん… |
泉水 |
神子、 約束を… いただけませんか |
主人公 |
約束？ |
泉水 |
はい あなたは、 いつも微笑んでいてくださる でもつらい時には、 呼んでくださいませんか？ 私はあなたをお慰めしたい… |
主人公 |
も、泉水さん… |
泉水 |
あなたは私の心を 満たしてくださる 少しでもお返しがしたい いいえ、あなたのお役に 立ちたいのです いつでも、おそばで… …もう、おいとましなければ おやすみなさい、神子 今宵、あなたの夢を訪うことを お許しいただけると よいのですが… |
登場人物 |
セリフ内容 |
泰継 |
失礼する 神子、今日はどこに行くか、 もう決めているのか |
主人公 |
えっ、いえ、 まだです… |
泰継 |
では、行きたいところがある 行くぞ |
主人公 |
えっ？ あ、や、泰継さん、 待ってくださいよう！ |
泰継 |
………… |
主人公 |
あの、ここに何か あるんですか？ |
泰継 |
何もない 行くぞ |
主人公 |
あのう… ここには |
泰継 |
何もない 行くぞ |
主人公 |
(きかないほうが いいかな…) |
泰継 |
きかないのか |
主人公 |
えっ き、きいても よければ… |
泰継 |
森が… 騒ぐのだ、 お前が来ると |
主人公 |
森が、騒ぐ…？ |
泰継 |
そうだ 喜ぶ、と言ったほうが 正しいか わからないか そうかもしれぬ 嵐の中心にいる者は、 その風雨を感じはせぬだろう 森だけではないのだ お前の気を近くに感じると、 万象がざわめく 私はいつも、 お前のそばで それを感じていた おそらく…私も同じだから、 わかるのだろう |
主人公 |
泰継さんも 同じ…って？ |
泰継 |
お前の気を感じると、 私の気が騒ぐ 私の中の水がゆらめき、 私は時折、それが起こす波を、 波紋のようなものを、持て余す それが何なのか、 なぜそのようなことが起こるのか 私にはわからないのだ 木々と同様に… 私の中に、生命の輪が あるというのなら、まだしも 私は理からはずれたもの… 命の輪廻に組み込まれずにいた もののはずなのに |
主人公 |
泰継さん… |
泰継 |
わからないのだ 私に起こる、それが 何であるのか 考えたが、わからない 考えてもわからないことなど、 なかったのだ、 これまでは お前に…会うまでは |
主人公 |
私に会うまでは、 ですか… |
選択肢 |
でも、 どうしてだろう？ |
主人公 |
私のせいなのかな、 ごめんなさい… |
泰継 |
神子、 そうは言っていない わからぬことがあるのは 悪いことではない 考えることができるから |
主人公 |
でも… |
泰継 |
だから謝る必要はない お前が謝ることで、 理を得る者は誰もいない お前も、含めて |
主人公 |
そ、そうですけど… |
泰継 |
それに、そのように お前に謝られると、私は… 困る おそらく、これを 困る、というのだろう 私はお前のものだ だからお前は、私などに 申し訳なく感じる必要はない だが私は、お前が 不要な行動をとっているから 困るのではない 私は、お前が私に謝る姿を 見たくないようなのだ うまく、伝えられないが |
主人公 |
泰継さん… ありがとうございます |
泰継 |
なぜ礼を言う？ |
主人公 |
だって、その困る気持ちって 泰継さんが、泰継さんとして 私に感じてることなんでしょう 八葉としてじゃなく、 泰継さんとして、私のこと 考えてくれてるってことでしょ それって私、嬉しいです |
泰継 |
神子… お前は本当に、 理解できないことを時折言う なぜそのようなことを 喜ぶ？ |
主人公 |
うーん… わからないですか？ たとえば、私が 泰継さんのことで困ったり 怒ったりしていたら… それは、泰継さんのことを 本気で考えているからだって 思いませんか？ |
泰継 |
…どうだろう |
主人公 |
だ、だめですか じゃあ、えっと… えっと、たとえば… |
泰継 |
神子…もういい わからなくてもかまわない |
主人公 |
え…？ |
泰継 |
お前を見ていると 何か暖かいものを感じる 深くて柔らかな、陽の気だ これなのだろう、 万物を騒がせるものは それを知っただけでも、十分だ |
主人公 |
泰継さん… |
泰継 |
お前の言ったことは いずれ、わかる時が来るだろう それでいい お前が、わからせてくれる時が 来るのだろう …それを待つことにする |
主人公 |
や、泰継さん… |
泰継 |
帰ろう |
主人公 |
はっ、はい |
泰継 |
あわてなくとも大丈夫だ 私は、お前のそばから 離れることはない お前といることで得られる答えが あるのならば、それを待つ すぐ、近くで 許してもらえるのであれば、 だが |
主人公 |
でも、 どうしてだろう？ 気が騒ぐって… |
泰継 |
それが、 わからないのだ お前の中にある、 龍神の力が関係していると思う だが、 それだけではないようにも思う なぜなら、 お前と共にいることで騒ぐのは、 私ではない…ように思うからだ |
主人公 |
泰継さんじゃない…？ |
泰継 |
そうだ 私ではない、しかし私の中の 何かだ 龍神の力の及ばぬところ… 八葉にあらざる部分、だろうか 八葉にあらざる私… そのようなものが、 存在するというのか？ 八葉の葉の一片として、 お前の盾になることを望む私とは 違う私… |
主人公 |
八葉じゃない、 泰継さん… ん…？ |
泰継 |
なんだ？ |
主人公 |
それってつまり、 泰継さん、って ことなんじゃないかなって… |
泰継 |
…………？ |
主人公 |
八葉じゃない泰継さん っていうことは、ただの 泰継さんなんじゃないですか？ 私、嬉しいです |
泰継 |
嬉しい？ |
| 主人公 | そうです だって、泰継さんが 泰継さんとして、私のこと 考えてくれてるってわかったから 八葉としてじゃなく、 泰継さんとして、いろいろ 感じてくれてるって |
泰継 |
神子… お前は本当に、 理解できないことを時折言う なぜそのようなことを 喜ぶ？ |
主人公 |
うーん… わからないですか？ たとえば、私が 泰継さんのことで困ったり 怒ったりしていたら… それは、泰継さんのことを 本気で考えているからだって 思いませんか？ |
泰継 |
…どうだろう |
主人公 |
だ、だめですか じゃあ、えっと… えっと、たとえば… |
泰継 |
神子…もういい わからなくてもかまわない |
主人公 |
え…？ |
泰継 |
お前を見ていると 何か暖かいものを感じる 深くて柔らかな、陽の気だ これなのだろう、 万物を騒がせるものは それを知っただけでも、十分だ |
主人公 |
泰継さん… |
泰継 |
お前の言ったことは いずれ、わかる時が来るだろう それでいい お前が、わからせてくれる時が 来るのだろう …それを待つことにする |
主人公 |
や、泰継さん… |
泰継 |
帰ろう |
主人公 |
はっ、はい |
泰継 |
あわてなくとも大丈夫だ 私は、お前のそばから 離れることはない お前といることで得られる答えが あるのならば、それを待つ すぐ、近くで 許してもらえるのであれば、 だが |
| アクラム | 千歳 | 紫姫 | 深苑 |
表示スチル |
台詞 |
出会い |
初めてお会いした時、 あなたはどこか不安げで… そのことはよく覚えております なぜもっと、いたわって さしあげられなかったのか 今では、そう思います |
大切な恋 |
あなたの望むことを、 なんでも叶えたいと 思っていました あなたを裏切りたくない、 傷つけたくない――そのためには 距離をとるしかないのだと… |
大切な恋 |
誰よりも守りたい、 穢したくないと思ったあなたが、 私の傷をいやしてくれた 決して忘れません あなたが私にくれた 「生きる」ということを |
最終 |
だからこそ、私の前から 消えてほしくなかった あなたを失いたくなかった あなたを守るものでありたい それはいつも私の役目であり、 願いなのです |
障害の恋 |
どんなに想いを封じようしても あなたの笑顔、そして優しさは、 そうさせてはくれない それは私の願望でもあります あなたのそばで、あなたの たった一人になりたいと… |
龍神からの |
そうしてあなたは京を救い、 私の腕の中に 戻ってきてくださいました もう、望むものはありません あなたさえいれば あなただけがいれば |
現代ＥＤ |
あなたの手をとって、 その微笑みを受ける それだけで、心が満たされる 今までの自分などいりません あなたと共にいることが 私のすべてなのです |
京ＥＤ |
そう、生きることは、 あなたのそばにいることです きっとこの手を離さない 私はあなたを愛しています これからも、いつまでも… |
表示スチル |
台詞 |
出会い |
ぼやっとしてるから 踏みつぶしそうになったぜ あれは俺が悪かった 思えばあの時には、どこかで わかってたのかもしれない お前が俺を変えてくれることを |
大切な恋 |
雨の音が優しくて、 お前の心みたいだと思った 俺の胸に染みるお前の言葉… お前は、俺が世界に 立ち向かうための勇気をくれる 本当に、感謝してる |
最終 |
だから一人で行かないでくれ 離れたくない 離したくない …きっと離さない お前をどこにも 行かせはしない |
大切な恋 |
拒まないでほしいと あんなに願ったことはない ずっとお前に触れたかった …お前を愛しいと思う どこまでも一緒に 歩いていきたいと願った |
障害の恋 |
そばにいたいと願う ――そばにいてほしいと祈る 俺が祈るのは、お前にだけだ もう俺は恐れない お前と共に 生きていくことを誓うよ |
龍神からの |
喜び、安堵、お前への想い… 次々と気持ちがあふれ出るのに、 うまく言葉にできない 二度とお前を離さない いつだってお前の隣にいる お前だってもうわかってるだろ？ |
現代ＥＤ |
お前の鮮やかな輝きは いつも俺の たった一つの道しるべだ これからも、 お前の笑顔に照らされた道を ゆっくりと歩んでいきたい いつまでも、どこまでも 一緒に、歩いていこう |
京ＥＤ |
さあ、俺をよく見ろよ そして俺に微笑んでくれ 俺も、目をそらさない 俺たちが歩いていく未来は、 互いの中にある 俺の幸福はお前の中にある 暖かくて、優しくて、 愛しくて、胸が熱くなる 俺はお前が、本当に好きだぜ |
表示スチル |
台詞 |
出会い |
あんまりお前が頼りないから、 ついひっぱってきちまった オレが面倒見なきゃってさ まさかお前が 龍神の神子だなんて 考えもしなかったんだ |
大切な恋 |
オレのつまらねぇ話、 お前はすごく 真剣に聞いてくれてた オレは戸惑ったけど… あれからかな、いろいろと よく、考えるようになった お前の言葉が重く響いた オレの心の空洞の中に お前をすごいヤツだと思った |
最終 |
でも、あの物忌みの時、 お前も不安を持ってるかもって 思ったんだ 自分が自分でなくなるような、 自分じゃどうにもならない 腹の底からの不安 オレがお前にできることは 何もないのか？ お前を 誰にも渡したくない… |
大切な恋 |
もう、わかってる オレはお前をあきらめるなんて できっこない お前と別れるのはこわいって そればっか思ってたけど、 そんなこと、もう考えない オレのそばにいろよ お前を離さない 離したくない |
障害の恋 |
お前を悲しませたくない いつも、笑っててほしい お前の笑顔を守りたいんだ オレのこの手でずっと …いいよな？ |
龍神からの |
瑞雲を抜けて、 お前が空から降りてくる 本当に、きれいだ お前はオレの一番だ この腕に抱きしめて、 離してなんかやらないぜ |
現代ＥＤ |
お前のいる世界は、 まぶしくて、明るくて、 とても気持ちがいい 毎日が楽しい お前がいるからだ お前もそうなんだろ？ |
京ＥＤ |
お前がそばにいる―― ただそれだけで、オレは 前を向いていられる もっとそばに来いよ ずっと一緒にいよう そして何度でも言わせてくれ お前が好きだ お前も、オレが好きだろ？ 聞かせてくれよ、お前の心を |
表示スチル |
台詞 |
出会い |
突然、警備の武士に囲まれて さぞ驚いたでしょうに、 あなたは前を見据えてらした その凛とした姿に、僕は あの時から、知らず 心惹かれていたのでしょう |
大切な恋 |
あなたに危険が迫ったら、 僕は、いつでも あなたを助けたい あの時はわからなかったけど、 今はもう、わかってるんです 大好きなあなたを守ることは、 僕自身の幸せに つながってるということ |
最終 |
だから、僕はいつも 恐れていたんです あなたが天に帰る日を その日が一日でも先に のびてほしい…いいえ、 そんな日が来てほしくない… |
大切な恋 |
だから、言わずにいられない あふれそうな想いを こらえるのは、本当につらい あなたは僕の天女だ そして僕はあなたに恋をする 今も、ずっと恋してる |
障害の恋 |
いつまでも隣にいたい 美しい光景を 一緒にながめていたい あなたと見るものはすべて 何よりも鮮やかで、美しい どれも大切な宝物です |
龍神からの |
でも、何より美しいのは、 やっぱりあなただ 空から降りてくる、僕の天女 僕だけの、愛しい人 |
現代ＥＤ |
僕が持っているのは あなたへの想い、 ただそれだけです そして、不安はないんです だって、いつだって隣に あなたがいてくれるんですから これからも、たくさんの想い出を 一緒に作っていきましょう 楽しい日々を |
京ＥＤ |
僕の幸せは、 あなたという形をしています あなたが教えてくれるんです 腕の中のこのぬくもりが 消えることがないように、 抱きしめていましょう 僕の想いは、あなたのものだ あなただけのものだ この尽きせぬ恋心は… |
表示スチル |
台詞 |
出会い |
初めて会った時、 あなたは頼りなげで、 はかなげで… お守りしようと思ったのは、 その時からだったのでしょう できる限り力になりたいと… |
大切な恋 |
あなたの言葉はいつも意外で、 私は深く考えさせられます あなたは聡明な方だ あなたがいたから、 私は自分を見失わず、 最良の選択を探せたのです |
最終 |
思えば私はいつも 力を求めていたのです 京を守る力、そして… あなたを守る力を、 何よりも欲した あなたを失わないために |
大切な恋 |
そして私の記憶のすべては、 あなたにつながっている 本当にそう思います あなたに会うために、 京に来ました あなたに恋をするために |
障害の恋 |
そしてあなたという人を得て、 もう迷うことはありません あなたは私を変えていく光 そして、優しく透きとおる 月光のような導… |
龍神からの |
その光を受けるために、 私はいつも両手を広げ、 あなたを待っています あなたのいる場所が私の世界 迷いはありません あなた以上に大切なものはない 何度でも選びましょう あなたと共に 生きる道を |
現代ＥＤ |
どこにいても、 あなたが私のそばにいる それが私の故郷です あなたというぬくもりが、 私の心のつぼみを 花開かせるのです |
京ＥＤ |
そして、 あなたのぬくもりの中で 幾度も告げましょう 愛している、愛している、 あなただけをとこしえに… |
表示スチル |
台詞 |
出会い |
この花のつぼみが、 あんまり可憐なものだから、 ついさらってしまった あの時は龍神の神子だとは まったく思っても みなかったのだけれどね |
大切な恋 |
君と会えたことを 喜びだと感じ始めたのは いつからだっただろう 君を気に入ったのだ、可愛い人 二人の時間を 邪魔されたくないほどにね |
最終 |
何かに心奪われ、 自分を失うのは嫌だった 何にも執着せずに生きてきた しかし、もうそんなことは できないようだ 私は君を失いたくない |
障害の恋 |
君のような美しい花を いつまでも 散らさずにいたい―― 君のために自分のすべてを 投げ打ってしまいたいと 思うようになっていた 私の今までのありようを、 君が一息に 塗りかえていったのだ |
大切な恋 |
そして執着することは 自分を失うことには つながらないのだ、と… 私はそのことを、 君から教わったのだ この小さく可愛い花の姫から 失うことを恐れ、独りを選ぶより 君と共にいる喜びを 得たいのだよ |
龍神からの |
だからね、愛しい人 私は君を抱きとめよう 君を天には帰さない 私のそばにおいで この腕の中に ここが君の在るべき場所だ |
現代ＥＤ |
強く、甘く、かぐわしきこの風は どこへと向かってゆくのだろう 君の向かう先ならば どこへ向かうのだとしても、 私は共に行くよ そして、旅を、続けよう いつまでも、どこまでも、 二人で―― |
京ＥＤ |
君が私にすべてを ゆだねているのか、 それともその逆なのか… きっとどちらでもあるのだろう 君の声を聞くために耳があり、 君の名を呼ぶために唇がある そして愛しい君を 抱き寄せるために 私の腕はあるのだ この夢のような時は、 決して失われることはない 私が君を愛しているのだから |
表示スチル |
台詞 |
出会い |
神々しいまでの気… あなたは、まさに清水の霊と いうにふさわしかった 今でも、信じられないのです あなたが、私の隣に いてくださることが… |
大切な恋 |
思わずとってしまった あなたの手は暖かく、 優しい強さに満ちていました 私は勇気がなくて、最初の一歩を 踏み出せなかったけれど… あなたがいてくれたから だから、心の中で 誓いを立てていました あなたのために強くなろうと |
最終 |
あなたは純粋で無垢で清らかで、 だからこそすべてを 受け入れてしまわれる そうしてあなたのすべてを 分け与えてしまう なのに私は無力で… いやです、神子 どうかどこへも行かないで 私を置いていかないでください |
大切な恋 |
何かを望むことは、今までは たまらなく恐ろしかった 叶わないと、知っていたから それでも私が望んだ、 望みたいと思った、 ただ一つのもの… それが、あなたなのです あなたをお慕いする気持ちが 私の中からあふれてくるのです |
障害の恋 |
私の奏でる笛の音は、 私と共に 生まれ変わったと思います 天空を翔け、私の想いを あなたへと届ける、 軽やかな羽にも似た、音色へ |
龍神からの |
すべてが終わり、あなたは 天から帰ってきてくださった 私へと手をのばして… あなたの手をとる喜びを 言葉にはいたしますまい 幸せで言葉が出ないのです |
現代ＥＤ |
この幸福が、伝わるでしょうか あなたがそこにいる、 それだけで高鳴るこの鼓動が 伝わるでしょうか ずっと共に生きましょう 微笑みと一緒に 互いを互いの幸せにして |
京ＥＤ |
この絡む指は、 喜びという名の約束です ずっとあなたのそばにおります あなただけを見つめて 生きていきます あなただけを愛し、 私は…生きていきます |
表示スチル |
台詞 |
出会い |
お前は、私にその名を与えた 恐れも知らず、 名とは何かも知らずに それがすべての始まりだ お前が何者か問うた私は、 おそらくひどく愚かだったのだ |
大切な恋 |
私は人にあらざるモノだ だが、お前は それでもいいと言った その言葉が、胸に響く そしてひどく痛い 「苦しい」…そう思った |
大切な恋 |
「淋しい」…それは、 愛しさにつながる感情だ だから私は淋しさを忘れない お前を想うたび、 淋しさが私を襲うのなら それは大切なものなのだから |
最終 |
そしてお前のそばにいたい お前が消えるくらいなら、 私が消えたほうがいい お前がいなければ 私には意味などない 私はいつもお前のものだ |
障害の恋 |
お前が私の目覚めの鳥だ その声がいつも新しい何かを もたらしてくれる 何を忘れても、これだけは 忘れない お前が私にくれたすべてを… |
龍神からの |
言いたいことがあった―― 言うべきことではなく、 言いたいことが これが、想いというものか？ お前が教えてくれた、 心というものか？ 胸に去来するさまざまなものは すべてお前を指し示している お前といるのがよい、と… |
現代ＥＤ |
想いは尽きることなく、 私の内から、泉のように 湧き出づる 神子よ、 どうかお前の瞳に、 私を映し続けていてくれ 私は、その瞳で確認するから お前の中に私の存在があることを 幾度も確かめたい |
京ＥＤ |
たまらなく、お前が愛しい なくしたくない、 失いたくない この想いを、どうやって 伝えればいい？ どうすれば、お前に伝わるのだ？ そばにいて、名を呼んでくれ もっと近くで、 私を呼んでくれ そうして、私に言ってほしい 恐れるものなどないと 私たちは、永遠に一つなのだと… |
表示スチル |
台詞 |
思いやる恋 |
望みはいつも 絶たれるためにある お前はきっと そのようなことを 考えたこともなかろうな 望みはいつも叶うと、 盲目な純真さで信じるのだろう その愚かさを …私はいつから、 信じたのだろうな |
思いやる恋 |
宵の刻に目の前に立つ者に 誰ぞと問えば、それは お前を食らう魔かもしれぬ …だが、滅びと言う名の魔が お前のみに巣食うことなど ありはしないのだろうな 滅びに敢然と立ち向かう、 それこそがお前の もっとも美しい顔だ |
龍神からの |
祝福などされずともよいと お前は私にそう言った だが、お前を祝福せぬものなど この世界にあるだろうか すべての存在は 身のうちに滅びを持つ 唯一、お前だけが違う お前こそが祝福だ すべての祈り、 願い、私のすべて―― |
ＥＤ |
絶たれた望みを お前の吐息がつなぐ お前の微笑みはやわらかく、 そして強く、美しい 私を満たすすべてだ だから私も お前のすべてであろう お前のために生きよう 私たちの進む道は、 荒野へと続くのかもしれぬ だから―― この手に、種を握っていこう そこから生まれる祝福を、 お前への愛と呼ぼう |
表示スチル |
台詞 |
友情 |
あなたに何がわかる、と ずっと、思っていたの あなたには何もわからない、と 私たちは信じるものが違い、 求めているものも ぜんぜん違うと思っていた でも、わかっていないのは 私のほうだったわ 私はかたくなで… あなたには見えていることが 私には見えていなかった |
友情 |
本当は、いつも 迷っていたのかもしれない 心の奥の深いところで あなたは、とてもまぶしかった まばゆくて…うらやましかった その明るさが、暖かさが―― 私が失ったものすべてが あなたの元にある 相反するもの、 相容れないもの、 重ならないもの… どうして龍神が二柱あるのか、 なぜ神子が二人いるのか… 考えたことなんてなかった |
龍神からの |
本当のことなんてわからない 龍神の神子は二人いて あなたは白龍、私は黒龍を呼ぶ そうして初めて私たちは 同じ目的を持っていたことを わかり合えたのね だから、帰ってきてくれて 本当にとても嬉しいわ 対なす存在の私たち―― 決して交わることのない私たちが 初めて重なった気がしたの 終わりでもあり、 始まりでもある あの瞬間を、私は忘れない 忘れないわ、永遠に―― |
ＥＤ |
世界はとても美しいと、 あなたは教えてくれた 未来を夢見る力をくれた ねえ…あなたは今、 どうしているのかしら あなたのいるところも、 同じように美しい？ ――きっとそうね 私たちは同じ夢を見る そうして世界は光と闇をまとい、 輝くんだわ いつか見ることができるかしら 光の中で微笑む、 美しいあなたのいる景色を… |
表示スチル |
台詞 |
友情 |
私は子どもで、 何もわかっていませんでした 神子様を京にお呼びできるのは 京が危機に瀕している時だと いうことを… 自分の身勝手さが恐ろしくて 私は気が遠くなりそうでした でも… そんな私を、 神子様は優しく 見守っていてくださいました その暖かくて広いお心に、 どれだけ紫は、勇気を いただいたかわかりません |
友情 |
光のような方―― 私は神子様のことを思うと いつもそう感じます 神子様はいつだって 私たちを 導いてくださるのですから 信じるということ 思いあうということ とても大切なこと… 私、忘れません 大好きな神子様の くださったことすべてを |
龍神からの |
龍神様が神子様を 天にお連れしたら…と思うと とてもこわかったんです ですから、空を見上げたのです 神子様の笑顔を 胸に描いて… 降りていらした神子様を お迎えする私は、まるで 子どもみたいでしたわ でもとても嬉しくて 走り出すのを とめられなかったのです 兄様もきっとそうですわ 私たち、本当に神子様のこと、 大好きなのですもの |
ＥＤ |
神子様にお仕えした日々 それは夢のような 日々でした 神子様に出会えたこと、 神子様をお助けできたことは、 私の誇りです あなた様は、私の神子様 それはいつまでも 変わることはありません 紫はずっと祈っております 遙か時空を越えて、 神子様の幸せを―― |
表示スチル |
台詞 |
友情 |
自由がほしかった 私がそう願ったのは いつからだったか 一族であることが紫を 不幸にするのだと思った 役目にしばられ、 姫としての幸せも得られない なぜ私たちが？ そう思った 星の一族の責務がなければ 紫は幸せになれると 信じていた だが、それは私の押しつけだ そのことに気づかせてくれたのは お主だ、神子 |
友情 |
それまで私はお主のことを ちゃんと見ていなかった 龍神の神子は星の一族を しばるものだと信じ、 お主をよく思っていなかった だが、お主は紫の心を 守ってくれた とても、感謝している そして私もまたお主に導かれた お主は我らの前に輝く光、 真実を与える清らかな光… |
龍神からの |
我らは星の一族として生まれ、 龍神の神子に仕える者だ 今は、それを誇りに思う この誇りを胸に、 我らはこの京を守ると誓う お主が守った世界を守るのは 当然のことだ 恩返しにもならぬ …いや、すまない ちゃんと言葉にせねばならぬと お主は教えてくれたのだった 神子 本当に感謝している 私を導いてくれてありがとう 心からの敬意を捧げる |
ＥＤ |
お主が守ってくれた京で 私は大人になる 今度は私の番だ 先ほども言っただろう 今度は私がこの京を守るのだ なぜなら… この空はお主の世界へと つながるような気がしてならぬ この京を守るのは、 我らが神子をお守りすること 私は、そう信じておるのだ |