※あくまで個人的評価です。 ※あらすじは大体で書いてます。微妙に違っても知りません。 ※このゲームのハードはプレイステーション２です。 |
彼岸花評価…Ｄ あらすじ 電車の中で出会った３人の女主人公は、行き先が同じということで意気投合。一緒に京都を周ることになったのだが、そこで待っていたのは……。 長所
短所
コメント 弟切草の脚本家、および187のＥＤということで購入。 システムはサウンドノベル。最初に３人の主人公から１人を選んで、時々出る選択肢を選ぶことで話が分岐します。確かにこれ、雰囲気は弟切草に似てるし、京都の実在の地名なんかも出てきて、そこそこ怖いかな？と思える部分もあるんですが……全体にシステムというか、バランスというか……とにかくそういう基本的、根本的な部分がなんともかんとも。 まずバッドＥＤが理不尽。特に前触れや意味もなく、たまたま３つ目の選択肢を選んだら、なんか出た。悲鳴。バッドＥＤ。……おい。クリアやセーブをしてなければ、スキップ不可のオープニングからやり直し。それに後々購入した攻略本を読んだら、後半、条件がよくわからなかった部分のルート分岐が「選択肢で決定するわけでなくランダム」と……それはないだろう、とさすがにげんなり。また、３人の主人公のＣＧグラフィックも性格もきつめ、および（内容上しかたないとも言えますが）名前変換ができるわけでもないので、感情移入するまでにずいぶん時間がかかりました。 それに何より、売り文句になっている187のＥＤが、187種類……ではなく、「みんなで無事脱出−ED1」「リプレイしたらED1の脱出後、最初に死んだはずの人物が出てきてハッピーエンド−ED２」「ED２で出てきた人物は、実は幽霊だった−ED３」などと、一つの長い話をコマ切れにしてＥＤと名づけているだけの感じが強く。それも最初はそれなりに話としてまとまったＥＤなのに、それが繰り返しプレイすると少しずつ新展開が現れていく……内に最終的にギャグになってしまうので、ただでさえ４〜６種類？下手したら３種類……？と数少なく、そこで終わっておけばいい話だったのに、なメインストーリーも台無しになってしまっていたり。 それでも「そこに穴があるから埋めるんだ！」と187のＥＤを見たその先にあったものは……えーと、ぶっちゃけ、もういいです。わかんないです……としか思えませんでした。 メインストーリーやギャグの話なんかは結構笑えたり、楽しめたりもしたんですけど。なんというか、作った会社はサウンドノベルに慣れてないの？と思うような出来でした。 一周が長いので、根気があって、弟切草のストーリーが好きで、なおかつ一周二周で気が済んで終わりにできるプレイヤーなら、まあいいのかもと思いますが……。 |