銀さんと一緒！
ボクのかぶき町日記
評価…Ｄ
あらすじ
天人、と呼ばれる宇宙人が支配し、侍の心が失われた時代・江戸。そんな時代に生きる、頼まれれば何でもこなす、万事屋・銀さんとその一味。そこに記憶喪失の上、妙な天人に狙われる主人公の少年・空があらわれる。いきかがり上、空を万事屋でめんどうを見ることにしたのだが……。
長所
- 立ち絵がアニメーションする。
- システムが快適。
- フルボイス。
短所
- 主人公の性格が微妙。
- 名前・性別固定。
- 難易度が変なところで難しい。
コメント
原作ファンのため購入。
システムはアドベンチャー。主人公の空を操り、基本的にお目当ての相手をストーキングしたり、ミニゲームをクリアしたり、時には連打で選択肢に気合をこめることでストーリーが進みます。
また、動く立ち絵やミニゲーム、既読テキスト・演出スキップ、さらにはスチルを見直すことで一言ボイスがついてきたり、ボイス付のバックログ機能など、システムが快適＆声優ファンには嬉しい仕様になってます。
ただ、肝心のテキストと主人公が微妙。
一つのテキストに「まずいって(汗)(汗)(汗)(汗)(汗)」のように５つも６つも絵文字が入っていたり、主人公が男の子で変更不可にもかかわらず「はぅ〜」「あわわ……」など女子でも微妙に思える言動があったり、他のキャラが見捨てようとしてるところを助け、その後も優しくしてくれた……など、比較的主人公に親切にしてくれてる既存キャラ相手なのに、つっこみを通り越してバカにする発言があったりと、え、助けてもらっといておまえ何様？むしろ今のところ、ゲームの主人公だからっていい印象何もないんだけど？と主人公にイライラすることがしばしば。
既存キャラについても（もちろんギャグ部分など、原作のどこを参考にするかで違うとは思いますが）、あまりに冷たい発言や、男キャラなのに主人公に頬を染めてたりなど、変な改変がなされていて、個人的には許容範囲を超えているな、と思う場面もありました。
また、シナリオも一人を一途に追わないと、たとえば初対面イベントを見てないのに知り合いになった状態で話が進んでる……など、途中が抜けてても何のフォローもないまま勝手に話が進んでいて、こっちにはまったく意味がわからなかったり、さらにクリアフラグが変なところで難しく、12日目まで進んだのに５日目・７日目からやり直すハメになることもあり……。
動く立ち絵には感動したし、ミニゲームやストーリー自体も（伏線無視・投げっぱなしの真選組ルートは除いて）割といいと思えたのに、そもそも絵文字が個人的に苦手なこともあり、全体にイライラし通しでした。
絵文字に抵抗がなく、既存キャラに夢を持っていない・声優さんのためなら大体のことは許容できる！と言う方のみおすすめです。
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