夜想曲２

評価…Ｃ

あらすじ

　主人公は大学４年生。ある日、大学教授に呼び出され、卒業に必要な単位はあげられない、と通告される。教授に夏休みの間、図書館で働いてくれるなら単位を上げてもいいともちかけられ、夏を図書館ですごすことになったのだが……。

長所

短所

コメント

　なんだかんだで前作が気に入ったので購入。

　システムは前述の通りサウンドノベル。主人公の性別と名前、パートナーになる異性の名前を入力。画面に出る文字を読み、時々出る選択肢を選ぶことでストーリーが分岐。

　それに加えて、特定の場所で△ボタンを押すと通常とは違う分岐をしたりするミステリーチップシステム、もなかなか楽しいです。オートセーブで失敗すると何度もやり直すはめになるのは前作同様ですが。

　グラフィックは……よくも悪くも相変わらず１っぽく、キャラは基本シルエット、たまに絵という感じ。ただたまにキャラがアニメーションするなど、１より全般に進化しています。

　ストーリーは、主人公が図書館で働く夏休みの間に、周りで起こる３つの事件＋ａを解決するのが目的。ただし一部、前作と時系列が前後するので（前作第一話→今回の第一話など）、むしろ前作をプレイした人のほうが時々混乱するかもしれません。

　ただ難易度が相変わらず微妙。オートセーブ＆謎の解決や真相云々とあまり関係のない選択肢で正規ＥＤにたどりつけなくなることもあって、結構ストレスがたまります。特に難しいのが第二話で、いくつもの選択肢を一つでも間違えると……正規ＥＤにたどりつけず。

　……ただしこの二話、その分構成に凝っていて、一度正規ＥＤを見た後、再プレイすると、ずいぶん展開が変わります。個人的にはこれに結構感動したので、難易度も許してしまう気分になりました。

　前作同様、登場人物リストやＥＤリストになる本棚システムなどやちょっとしたおまけもあり、全体にスタッフの遊び心がいい感じですので、サウンドノベル系が好きでちょっとぐらいの難易度なら許せる人なら割とおすすめです。