キャプテン・ラヴ～Girl's Side～01

キャプテン・ラヴ～Girl's Side～01

・これはＰＳソフト「キャプテン・ラヴ」をときめきファクトリーで女性主人公にパロディ化したものです。

・ノリとギャグで作ってますので、苦手な方はご遠慮ください。

・音楽・背景は大体で書いてます。

・表情は以下の通り

ときめき	笑顔	普通	怒り	悲しみ	照れ	すね
(^-^)	(^-^)	('_')	(｀´)	(-_-)	(-_-)	(｀´)

・あくまでシナリオなので、ときめきファクトリーで再生した時とは若干印象が違う場合があります。

・表情欄に特記がない場合は、主人公のセリフです。

シーン１

背景	雨の日の公園
音楽	入学式
キャラクター	春の服・白シャツの葉月珪

表情	セリフ
	(キャプテンラヴ～Girl's Side～　注！これはさかえともたかがノリでＰＳゲーム「キャプテンラヴ」をパロディ化したものです。　関連会社等とは全く関係ありません。　また、実際のゲームは男性主人公が　女性と展開するお話です。　乙女ゲーではないのでご注意ください。） ―それは、私の大学の入学式の日。その日、私は…あの人と出会った。（あーあ、ひどい雨。　朝、オリエンテーションが終わったらすぐに　部屋に行くって党首と約束したのに…。　これじゃここから出られないよ。　…どうしよう？）
('_')	おい。
	はい？
('_')	なんでこんな所にいるんだ？
	（は、はぁ？な、何この人。　普通そういうこと、初対面で言う？） …見てわかりませんか？雨宿りしてるんです。
('_')	そうなのか？
	（そうなのか…って…。この人、何が言いたいの？）　…そうです。突然雨が降ってきたから、　ここで雨宿りしてるんです。それが何か？
('_')	…。
	（…で、無言…。何なのこの人…。）
('_')	おい。
	はい？
('_')	これ……おまえにやる。
	え…！？傘…？
('_')	どうした？
	ど、どうしたって言うか… 何で、私に？
('_')	慌ててるみたいだな。だから……。
	（よ、よくわからない人だな…。　でも、確かに助かることは助かるんだよね…。　党首、時間にうるさいし…。　…でも、男の人に借りをつくるのは、ちょっと…）
('_')	どうした？早くしろよ。
	（う、ううーん…。気は進まないけど… 　確かにもう時間、かなりまずいし…。） …そ、それじゃ、お借りします。 …いつ返せばいいですか？
('_')	別に構わない。
	い、いえ、そういうわけには…。
('_')	もう行った方がいいんじゃないか？
	(…わからない人だなぁ…。　ああ、もう時間だし…仕方ない！） …それじゃ、お借りします。 …でも返さないわけにはいかないから、名前だけでも教えてもらっていいですか？
('_')	葉月珪。
	葉月さん、ですね。わかりました。それじゃ、この傘、お借りします。 …必ず、返しますから。どうもありがとうございます。それじゃあ。
('_')	そうか……じゃあ。
('_')	……
	（何はともあれ、助かった…。　党首、３０分以上の遅刻は厳罰だから…。　…それにしても…あの人、　どうしてあんなところで立ってたんだろう？　傘があるなら、　わざわざあんなところにいる必要ないのに…。）

シーン２

背景	守村の部屋・夕方
音楽	氷室先生のテーマ
キャラクター	氷室先生

表情	セリフ
(｀´)	遅刻だ。
	も、申し訳ありません、党首！突然の雨で足止めされてしまいまして…！
('_')	まあ、いい。だが…。親しき仲にも礼儀あり。気をつけなさい。
	あ…！そうですね。すみません。党内会議以外では、氷室教授、とお呼びする決まりでしたね。失礼しました。
(^-^)	わかったようだな。よろしい。では……。
	はい。
(^-^)	合格だ。おめでとう。よく私についてきたな。
	ありがとうございます。この大学に来ることができたのも、とう…いえ、氷室教授のおかげです。このご恩に報いることができるよう、これからも、ラブラブ党の繁栄のために努力します！
(^-^)	大変結構。私は君を誇りに思う。ところで…。
	はい、なんでしょう。
('_')	なんだそれは？
	あ…こ、この傘ですか。すみません。ついそのまま持ってきてしまって…。外に立てかけてきた方がいいですか？
('_')	そういうことではない…。見せなさい。
	は、はい。 …あの、どうかしましたか？
(-_-)	……。これをやったのは君か？
	これって…柄についているクローバーの飾りですか？いえ、違います。 …そもそも、その傘自体、たまたま通りがかった男の人が貸してくれたものなので…。その人の趣味だと思いますけど。
('_')	そうか……。間違いないか？
	え、ええ…。そう、だと思います。その…背が高くて、髪の端がハネてて …シルバーアクセをした、男の人でした。 …名前は、葉月…珪さんって。
(-_-)	そうか……。
	あの、どうかしましたか？その葉月さんって人が、何か？
('_')	そ、それは…ヒミツだ。
	ヒミツって…！そんな言い方されたら気になるじゃないですか。教えてくださいよ。
(｀´)	ダメだ。
	えー、教えてくださいよ、お願いします。
(｀´)	絶対にダメだ。
	なんでそんなに頑なに断るんですか。 …ハッ、まさか…！そ、そうなんですか！？そ、そんな…氷室教授がそんな人だったなんて！
(｀´)	き、君は何を言っているんだ？
	私は氷室教授を尊敬してたのに… ひどい、ひどいわ！
(｀´)	なぜそうなる！ ……仕方がない。言うことを聞きなさい。
	（…党首ってなんだかんだ言って、この手に弱いのよね…。） ……………………………………………………。 …つまり、あの葉月さんが… 教授の弟さんなんですか？
(-_-)	…まあ、そうだ。
	………。
(-_-)	あまりジロジロ見ないように。
	す、すみません。つい…。（だってあまりに似てないんだもの…。　…まあ、言われてみれば確かに無愛想な物言いは　似てるかもしれないけど…。　でも…年はともかく、苗字も違うし…）
(-_-)	君の言いたいことはよくわかる。だが…。 ……。
	（…あ、黙っちゃった。　…気にはなるけど…これ以上　党首を困らせるのはかわいそうよね。）と、ところで氷室教授。私を呼び出した理由はなんですか？
('_')	それは…。

シーン３

背景	カンタループ前
音楽	葉月珪のテーマ・クールアレンジ
キャラクター	春の服・白シャツの葉月珪

表情	セリフ
	（…はぁ、もうこんな時間。　教授とラブラブ党の今後の方針について語ってたら、　やたらと白熱しちゃったなあ。　…あれ？あの人…もしや。）
('_')	……。
	（やっぱりそうだ！　ど、どうしよう。あんな話を聞いた後だから　どんな顔していいのか…！　そうだ、とにかく傘は返さないと！）あ、あの、葉月…さん？
('_')	……ん？誰だ？
	（…自分で傘貸した人、もう忘れてる！？　…ま、まあ、ある意味下心で　貸したわけじゃないってことの証明にはなったけど…）あの、この傘、ありがとうございます。おかげで、助かりました。
('_')	ああ、そういうことか。
	（…しかし、当人二人と会っても、　未だに信じられないなぁ。　…二人が兄弟だ、なんて。）
('_')	ん？どうした？
	い、いえなんでも。（…とは言ったものの、気になるな…。　…遠まわしな質問で、聞いてみよう。　…どの質問がいいかなぁ、えーと…。）あの…ラブラブ党って…知ってます？
(-_-)	…ラブラブ…。 …なんだそれ？
	（し、しまった！いきなり地雷踏んじゃった！）
('_')	それ、どういう意味なんだ？
	（ま、まずいわ！　ラブラブ党はあくまで影で暗躍するべき組織！　一般人を含めた場所で語るのはご法度… 　…って今日も氷室教授と話したばかりだし！　…な、なんとかごまかさなきゃ！） …そ、その…ら…ら… ラブ納豆って納豆を探してるんですけど！
('_')	……
	（…う、ちょっと苦しかったかな！？　で、でも、ここで後には引けない！）小さい頃に一度、食べたことがあるんですけど、その味が忘れられなくて… それで、もし知ってたらって思って… し、知らないですよね、ごめんなさい！それじゃ、失礼します！
('_')	……。おい。
	は、はい？（や、やっぱり変だった？）
('_')	それって……。
	（あ…！）ご、ごめんなさい！傘、また持っていく所でした！
(^-^)	……
	（わ、笑われた…。ああ…私のバカ…。）
(^-^)	…… おまえって、楽しいヤツだな。
	（…う、嬉しくない…。）
(^-^)	早く行った方がいい。もう遅い。
	そ、そうですね。それじゃ、今日はありがとうございました！
(^-^)	ああ。
	（…う、うーん。やっぱりよくわからない人だ…。 …でも…傘も貸してくれたし、　…悪い人では、なさそうだよね。）
('_')	……。

シーン４

背景	無人の教室・昼間
音楽	姫条まどかのテーマ・悲しみアレンジ
キャラクター	春の服・ベージュのジャケットの姫条まどか

表情	セリフ
	(…ちょっと早く来すぎたかな？教室、まだ誰もいないや。 …まあいいか。今のうちに、いい席確保しておこう。）
('_')	おはよう！
	（…え？何この人。突然人の隣に座って…）
(-_-)	なんちゅう顔してんのや。聞いてや、オレの話。
	（なんちゅう顔って　…普通断りもなく知らない人に横に座られたら、　こんな顔になると思うけど…。　…この人、一体何のつもりかしら？　うーん、でもこの誰もいない教室で　無言って言うのも気まずいし…。） …話って、何です？
(^-^)	よっしゃ。自分、素直なええ子やな。
('_')	自分……。誰か好きな人おんのか？
	は、はあ！？初対面の相手に聞くことですか、それ！？
(^-^)	そら、そうやな。
	（…こ、この人…何が言いたいの？）
(-_-)	いやー、そのー、あのー、やな……。なんや、うまいこと言われへんねんけどな…。
	（…？）（…あれ？向こうのドアから誰か入って来た…。）
(^-^)	おっ！来た、来た！待ってたで！こっち来てみー！
(^-^)	んじゃ、オレはこれで。
	ええ？…一体あの人、何しに……。）（…あ。）

シーン５

背景	無人の教室・昼間
音楽	葉月珪のテーマ
キャラクター	春の服・青いセーターの葉月珪

表情	セリフ
('_')	あ。
	…あ…。
(^-^)	おはよう……。
	お、おはよう…。
('_')	……。
	……。

シーン６

背景	校門内側・昼間
音楽	姫条まどかのテーマ
キャラクター	夏の服・青い服の姫条まどか

表情	セリフ
	(一年後)
(^-^)	なんや、ここにおったんか。よう！
	あ、おはよう、姫条君。今日も元気だね。
(^-^)	おう。そらもう。
('_')	……
	ん？どうかした？
(^-^)	自分…。ええ顔してんな。
	え？そ、そう？（そんなに顔、変わったかな？ …まあ、確かに葉月君や姫条君と仲良くなってから、男の人に対する態度は柔らかくなったと思うけど…。）あ、ご、ごめん電話。ちょっと待ってね。
(^-^)	ええで。
	あ、もしもし？葉月くん？…うん、うん。 …わかった、2限終わったら食堂に行くね。それじゃ。
(^-^)	ヒュー、ヒュー！ラブラブやな。
	も、もう。からかわないでよ。（まあ確かに、葉月君と仲良くなれたのは、　自分の身を盾にして仲をとりもってくれた姫条君のおかげなんだけど…。　…初対面の時は、本当に何事かと思ったよ。　突然私の隣に座ったかと思うと、後から来た葉月君に席を譲って　自分はどこか行っちゃうなんて…。　せめて葉月君の友人だ、って言ってくれればよかったのに…。）
('_')	はい、はい。
	（今では姫条君とも、すっかり仲良くなれたし、すごくいい人だと思うけど… 　…なのに何故か、姫条君に彼女って…いないんだよね。　…男女共に友人も多いし、かっこいいのに…なんでだろう？）
('_')	ん？どないしたん？
	う、ううん。なんでもないよ。それよりも、2限の授業、一緒だよね。そろそろ行かない？
(^-^)	せやな。爽快に行きましょか！
	そんなこと言って、授業始まったらすぐ寝るじゃない。たまには私にノート見せるくらいに授業受けてよー。
('_')	うわ、厳しいな。ほな、ぼちぼち行こか。
	ふふっうん、急ごう！

シーン７

背景	葉月の部屋
音楽	葉月珪のテーマ・明るめ
キャラクター	秋の服・ベージュのハイネックの葉月珪

表情	セリフ
	ちょっと待っててね。今、ご飯作るから。
(^-^)	ああ。
	（珪くんとつきあうようになって、もう２年くらいたったなぁ… 　今の自分、男性不信になって、ラブラブ党で愛の共産化に　励んでいた頃からは考えられないや…。）
(^-^)	おまえ、料理うまいな。
	そう？そういってもらえると、つくりがいがあるよ。
('_')	…… あのさ。
	どうしたの、急に改まって。
(^-^)	おまえのこと、ずっと見ていたい。だから……。俺のそばにいてくれるか？
	…そばにって…今もいるじゃない。
(｀´)	…… そうじゃない。
	え…。 …………。え、ええ！？ (今の…プロポーズ！？)
(-_-)	ダメなのか？
	…だ、ダメじゃない、全然ダメじゃない……けど…。
('_')	けど……。なんだ？
	…その…珪くんの気持ち、すごく嬉しいけど…。今は答え、出せないって言うか…。…少し、時間が欲しいの。私、どうしても…やらなきゃいけないことがあるから。
('_')	そうなのか？
	うん…どうしても…。やらなきゃいけないことがあるの。
('_')	………。

シーン８

背景	守村の部屋・夕方
音楽	氷室先生のテーマ
キャラクター	氷室先生

表情	セリフ
	（高校の頃…初恋の人に裏切られて、男性不信になっていた私は… 　愛の共産化を掲げた地下組織団体、「ラブラブ党」に入党した。　　　人々（主に恋人同士）が愛を独占するからこんな悲劇が起こるんだ。　全ての人々に平等に愛を与えれば、愛の共産化社会を実現できれば　こんな悲劇は起こらない… 　その時は本気で、その言葉を信じて日々、ラブラブ党として　町の恋人同士をやっつけるため頑張ってきた。　だけど…私はただ逃げてただけ。　それがわかったから… 　…私はもう、逃げない。　このラブラブ党から、抜け出さなくっちゃ！）
(｀´)	どういうつもりだ？冗談のつもりか？
	（…こ、怖い…。でも、ここで怖気づいたら、珪くんとは…。　…そんなのイヤ！　こんな私を好きになってくれて、心を癒してくれた人…。　失いたくない。絶対に…！） …冗談じゃないです。お願いします！ラブラブ党を、脱退させてください！
(｀´)	君は本気で言っているのか？私を落胆させないでもらいたい。
	本気です！ …確かに、ラブラブ党には、本当にお世話になりました。辛い時に話を聞いてくれて、自分のことのように悲しんでくれた。 …あのときの私には、本当に嬉しかった。特に氷室教授には、感謝しても感謝したりないぐらいです。
(-_-)	では……。…何故そうなる？
	…その恩に報いるため、私、必死で頑張りました。だけど…。…もう、無理なんです。私にはもう…できないんです。だから…！
(｀´)	…… …今日のところは行ってよろしい。
	そ、それはどういう意味で…。
(｀´)	私は今、動揺している。君に何を言ってしまうかわからない。早くしなさい。
	は、はい。失礼します！
(-_-)	……。
	（…結局…どうなるんだろう？まあ、やることはやったけど… 理由もいわず脱退したい！なんて　氷室教授には悪いことしちゃったな…。 …でも、さすがに本当のこと言うわけにはいかないもんね…。　…弟さんと結婚したいからラブラブ党やめます！なんて…）
(-_-)	……。

シーン９

背景	秋の並木道
音楽	氷室先生のテーマ　火山性微動アレンジ
キャラクター	氷室先生

表情	セリフ
	もしもし？あ、珪くん？うん、用事は終わったよ。 …うん、いいよ。今日もご飯作ってあげる。今日は何が食べた…？！？ …ち、ちょっと誰？人の携帯とるなんて信じられな…！
(｀´)	……。
	ひ、氷室教授！？ど、どうしてここに…！
(｀´)	人のことはどうでもよろしい。君には失望させられた。
	え、えと…教授、これにはちゃんと理由がありまして…！
(｀´)	言語道断だ！！見損なった。
	（う、うあ…全部聞かれてた、よねこれは… 　さ、最悪…！）あ、あの、脱退の件ですけど…。
(｀´)	却下だ。来なさい。
	（ま、まずい！本気で怒っている…！　…噂では、党首が本気で怒ったら、　言葉にできない拷問をされるって…！　…わ、私、どうなるの～！？）
(^-^)	フッフッフッ……。

シーン10

背景	主人公の部屋・勉強タイプ
音楽	文化祭演劇・守村ver
キャラクター	夏服・半袖の守村桜弥

表情	セリフ
	次回予告！教授の手により、ラブラブ党に軟禁されてしまった主人公！日々の生活に監視がつけられ、会うこともままならなくなってしまった主人公と葉月。更に二人の愛を引き裂くべく、ラブラブ党から刺客が送り込まれる！果たして君は刺客の仕掛ける愛の罠を看破し、葉月への愛を貫くことができるか！？一話にこりすぎて容量が足りないので全部ダイジェストでお送りする、キャプテンラヴ～Girl's　Side～02！期待しないでファイルを開け！
(-_-)	ナ、ナンデヤネンッ！！

＜ＴＯ　ＢＥ　ＣＯＮＴＩＮＵＥＤ＞

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