ハッピーバースディ03

・音楽・背景は大体で書いてます。

・表情は以下の通り

ときめき

笑顔

普通

怒り

悲しみ

照れ

すね

(*^-^*)

(^-^)

('_')

(`´)

(-_-)

(*-_-*)

(*`´*)

・あくまでシナリオなので、ときめきファクトリーで再生した時とは若干印象が違う場合があります。

・表情欄に特記がない場合は、主人公のセリフです。

・また、お約束ですが二次配布・無断転載は禁止です。


シーン1

背景 夕方のショッピングモール
音楽 平日コマンド・夏
キャラクター 赤ネクタイの氷室先生

表情

セリフ

……ふふ。
うふふふ。

(*-_-*)

落ち着きなさい。

すみません、でも、嬉しくって……。

……おそろいの指輪だなって思うと。

なんだかもう、今すぐ
左手を上げて走り出したいくらいです。

(*`´*)

……やめなさい。

もう、やりませんよ。
でも、本当、それぐらい嬉しくって。

なんだか、今日からずっと
左手ばかり見てしまいそうです。

(*-_-*)

まったく君は……。

……先生。

('_')

なんだ?

ありがとうございます。
文化祭も近くて忙しいのに、
私のために時間とってくれて。

それも二日も。
先生といられて、私すごく嬉しいです。

(*^-^*)

……

……先生?

(*-_-*)

……
君はそれでいいのか?
え?
何がですか?

(*-_-*)

……
君は私に素晴らしい思い出をくれた。
だが……。
君の事が心配だ。
……私が、先生の誕生日を祝うために、
予定を二日間あけてることが……ですか?

(*-_-*)

……まあ、そうだ。

大丈夫ですよ。
そもそも私が言い出したことですし、
毎年それで予定組んでるんですから。

……確かに忙しいときだってありますけど、
その分こうして先生と
一緒にいられるんですもの。

嬉しいって気持ちの方が大きいですよ。

(*-_-*)

しかし……。
……それに、理由もあるんです。

('_')

ん?
私が、先生の誕生日を
絶対祝いたいって、そう決めた、
……そういう、理由が。

(*`´*)

……


シーン2

背景 夕方の校門
音楽 教会
キャラクター 赤ネクタイの氷室先生

表情

セリフ

(……うーん……今日も、
終わっちゃう、か……。)

(……今日は私の誕生日
……だったけど、
誰からも、プレゼントもらえなかったな……。)

(……うん、わかってる。)

(誕生日を祝うのも、プレゼントするのも、
私がその人に喜んで欲しいからであって、
お祝いを強制するのは、おかしいって。)

(……でも、今日ってよりによって
両親も予定があって……、

せめて学校でだけでも
誕生日の気分になれたら……って
思ってたのに……な……。)

('_')

……ん?君……。

(え?わっ!氷室先生!)

は、はい!なんでしょう!

('_')

これから下校か?

は、はい。そうです。

('_')

そうか……。
気を付けて帰りなさい。

あ、はい。ありがとうございます。

(……びっくりした。
ここで会うとは思わなかったな。

……でも、今日の最後に
氷室先生に会えただけでも……
ラッキーかも。)

(……そうだ。
せっかくだから……)

あ、あの、氷室先生?

('_')

どうした?

よかったら、一緒に帰りませんか?

('_')

……
(あ、あれ?)

('_')

……
無理だ。

そ、そうですか……。
それじゃ、失礼します。

(……残念。)

(帰りだけでも先生と一緒にいられたら、
それだけでもいい誕生日かなって
思ったんだけど……)

(……それにしても、
なんだったんだろう。)

(先生らしからぬ、
さっきの沈黙って……。)

('_')

……


シーン3

背景 自宅の玄関・夕方
音楽 氷室零一のテーマ・告白ver
キャラクター 赤ネクタイの氷室先生

表情

セリフ

はーい……。
どなたですかー……

って、氷室先生!?

あ、あのあいにく母は外出していて……!

(`´)

落ち着きなさい。家庭訪問ではない。

……え?
それじゃいったい……。

(^-^)

今日はどういう日だ?

どうって……あの……。

(……まさか……)

(-_-)

今日は君の誕生日だ。そうだな?

は……はい。

(*`´*)

……コホン……君にプレゼントを持ってきた。

……私に?
本当に?

(……ウソ……)

で、でも、どうして……?

(*-_-*)

……一人の人間がこの世に生を受け、
無事に育つという事は、それくらい尊い。

……え、それじゃ先生は、
生徒全員にプレゼントを……?

(*^-^*)

……いや、ただ、
そう言われているという事実を伝えたまでだ。
……
早くしなさい。

は、はい。
す、すみません、もたもたして。

(嬉しい……
どうしよう、本当に嬉しい!)

(*-_-*)

私の用件は以上だ。……失敬する。
あ、あの!

(*`´*)

どうした?
その……ありがとうございます!
本当に、うれしいです!

(*^-^*)

……
……先生?

(*^-^*)

コホン……ハッピーバースデイ。


シーン4

背景 夕方のショッピングモール
音楽 卒業式
キャラクター 赤ネクタイの氷室先生

表情

セリフ

(*^-^*)

……

……先生に初めて
誕生日プレゼントをもらった日、
実は私、ちょっとすねてたんです。

家族も留守で、学校でも、
誰にもプレゼントもらえなくて。

もちろん、そんなの私のわがままだって、
みんながみんな、そんなに
誕生日を気にしてないとはわかってたけど……、

それでもなんだか、さびしくて。

だから、先生にお祝いしてもらった時、
本当に……すごく、嬉しくて。

それで、決めたんです。
私、絶対、
先生の誕生日だけは忘れない、

先生が私にくれた幸せ、
絶対先生に返すんだって。

……だから、私……。

(*^-^*)

……

だから、気にしなくていいんです。
私が勝手に、先生のこと
お祝いしたいって思ってるだけだし、

それで先生に時間とってもらってるんですから。
これで文句なんて言ったら
バチが当たっちゃいますよ。

(*-_-*)

まったく君は……。

だから……先生、
ありがとうございます。

私に誕生日、祝わせてくれて。
こうして、一緒にいてくれて。
……本当に、ありがとうございます。

(*-_-*)

……礼を言うのは私のほうだ。
え?

(^-^)

君と出会って、いろいろな思い出が出来た。
君は私に素晴らしい思い出をくれた。
君のおかげだ。

君に出会えて、よかった。
ありがとう。

……。

(*^-^*)

どうした?

……いえ、ちょっと困ったなって。

(*`´*)

何?

そんなこと言われたら嬉しくって、
幸せすぎて、
私、どう返していいのかなって。

……一生そばでお祝いしても、
返せないかもしれません。
……いいですか?それでも。

(*-_-*)

……
まったく君は……。
だが……。
……だが?

(*^-^*)

そうだな。
それしか方法はない。
……先生……。

(*^-^*)

コホン。
手を貸しなさい。

……はい!

……先生。

(*`´*)

なんだ?

……誕生日、おめでとうございます。
それと……

ありがとうございます、生まれてきてくれて。
そして出会って、こうしていっしょにいてくれて。

……ありがとう。大好きです。

<FIN>

<HappyBirthDay to Reiichi Himuro!2007/11/6>


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